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Fly to the BLUE

2006.7.13 更新終了

マロンとの散歩、そして朝日

2005-11-04 | 
日の出の時刻は前もって調べていた。
6:04が日の出である。
僕はケータイの目覚しを5:30にセットしておき、その時刻に起きた。
荷物を整理してすぐ出られる準備をする。
そしてデジカメをもって外に出る。
さすがに朝は少し肌寒い。

昨日は暗くてよくわからなかった浜辺の景色、本当にすばらしい。
早くも釣りをしている人がちらほら。
海をぼ~っと見ていると、いつのまにかマロンがそばにいた。
マロンは鎖に繋がれてないから、浜辺は全てマロンの庭ということになる。
僕は浜辺に沿って歩き出すとマロンもついてくる。
「かわいい奴め」と思っている矢先にマロンは僕を通りすぎて草むらへ。
用を足し始めた。
ああ、僕についてきたんじゃないのね。
マロンと僕はもとの宿の裏に戻って、浜辺を散歩して来る他の犬と戯れた。

日の出の時刻だ。
もはや説明は要らないだろう。

マロンとテリー

2005-11-03 | 
午後5:30、走行距離208km。
本日の宿、「御宿ビーチサイド」に着きました。
到着した僕を一番最初に迎えてくれたのがマロンであった。
とてもおとなしく、おりこうさんな犬である。
鎖に繋がれていないので、庭に出たり、室内に入ったりと自由気ままな奴だ。

受付で対応してくれたおねーちゃんはいかにもサーファーという雰囲気。
よく日焼けしていて、明るく活発な感じだ。
部屋の鍵を渡されて、2階に上がり自分の部屋に入る。
少し蒸し暑い。
窓を開ける。
もう外は真っ暗なのだが、窓からの景色は大変なものだった。
窓の外は目の前がもう砂浜、そして大きく広がる海。
「…ザー……スザー……サー…」
一定の周期で聞こえる落ち着く音が耳に心地よい。
地元の人はこの海でサーフィンを楽しむのだろう。

宿から御宿駅まで散歩がてら探検。
だーれもいね。
せいぜいコンビニと飲食店がちらほらあるくらいだから、
誰も出歩く理由がないのかね。
浜辺近くの公園には、らくだに乗った人の石像が闇の中に浮かんでいて怖かった。
見つけた寿司屋は2件くらいかな。
ちょっと雨が降っていた。

いったん宿に戻り、お勧めの寿司屋を聞いた。
「鶴乃寿司」を紹介される。
鶴乃寿司では僕しか客がいなかったので、大将からいろいろと話を聞けた。

せっかくだから御宿をPRしよう。
なんと言っても砂浜が美しい。
その美しさを愛した加藤まさをが童謡「月の沙漠」の舞台にした。
さっき見た、らくだの石像は王子と姫の月の沙漠記念像だったらしい。
また、御宿は古くから漁業の町として栄えていて、
伊勢海老やさざえ、あわびなどが特産品である。

僕は、このあたりでイノシシが出るかどうか聞いた。
山の方にはやはり出るらしい。
畑や水田をあらされてしまうという。
他にもタヌキやハクビシンなどが出るそうだ。
大将からキョンという言葉は出てこなかった。

部屋に戻って日本酒を飲みながら「至福の寿司」を読んでいた。
「お~い、ロビンそっちじゃないよ」
顔を上げると目の前に犬!
ミニチュアダックスフントだ。
他の宿泊者の犬が紛れ込んできたのだ。
そういえば部屋のドア開けっ放しだったよ。

すぐに寝るのもつまらんので、酔い覚ましに散歩する。
海岸沿いに30分くらい歩くと漁港にたどりついた。
誰もいない漁港はなんだかワクワクするね。
テンションが上がってきたのでそこから走って帰りましたさ。
雨はとっくに止んでいて、星が見える。
宿の裏にある浜辺のベンチで横になって星を眺めた。
すごい、こんなに星ってあったけか。

麻雀博物館

2005-11-03 | 
あと30kmも走れば今日の最後の目的地「御宿」である。
まもなく日が暮れてしまう。
日が暮れれば観光スポットはたいてい閉まってしまうからね。
せっかくだからどこか見るものはないかと地図をしばらく眺める。

地図の上に「麻雀博物館」なる文字を見つけた。
行ってみよう!

ところがなかなかその場所が見つからない。
地図に書いてあるあたりの場所に来たが、水田と民家しかない。
細道やら農道やらをぐるぐる回る。
看板もない。
何か間違っているのかと思って来た道を5kmほど戻って、やっと看板を見つけた。
やっぱり地図の場所とは全然違うところにあった。
思いがけないタイムロスであった。

この「麻雀博物館」は世界で唯一らしい。
入館料200円。
中に入ると、大学生らしい人が雀卓を囲んでいる。
タダで遊べるのだろうか。
中国や日本の麻雀牌、雀卓の名品、
麻雀の前身の紙でできた牌など歴史的な資料などが並べられていた。
特に興味を引いたのは麻雀牌の材料である。
昔は象牙や牛骨、現在はプラスチック製が主流というのはご存知の通りだろう。
それ以外にも、木、竹、紙、金、銀、銅、黒檀、墨、鹿角などなど何でもありだ。
翡翠の麻雀牌は透明で「アカギ」の鷲頭麻雀をほうふつとさせた。
背面が金の装飾を施された麻雀牌は一見の価値あり。マジきれい。
特殊なメガネをかけると裏から牌が透けて見える麻雀牌もおもしろい。
いやあ勉強になりましたわ。

九十九里浜

2005-11-03 | 
四街道から南下した後、126号線で九十九里浜を目指す。
このあたりから車や信号が少なくなり、快適ドライブ。
そして東金九十九里道路を走りきると、ついに九十九里浜が見えた。

「いえ~い。すげ~ぜ!九十九里浜!」
見渡す限りの浜辺に興奮です。
天気が曇りなのがもったいない!
それはさておき、やっと旅らしくなってきた。

九十九里有料道路を走って南下する。
いつまで続くのだ、この浜辺は。
計算してみよう。
えーと、1里は約3.9kmだから、
九十九かける3.9はと…。
3.9を100倍して390ひくことの3.9だから
約386.1kmってところか。
すげーぜ九十九里浜!
っておいおいそれって東京ー名古屋間ぐらいの距離だよ。
(実際の距離は約66kmらしい。)

ずっとまっすぐ続く道、両脇にはススキ、秋の夕暮れ、赤とんぼ。

横綱との再会

2005-11-03 | 
袖ヶ浦から北上し千葉方面へ向かう。
千葉から10キロほど北に行ったところに四街道がある。
最初の目的地はそこなのである。
(だから、アクアラインを使ってもメリットはほとんどないのだ)

四街道のイトーヨーカドーにはあるラーメン屋が入っている。
「ラーメン横綱」というラーメン屋である。
今年の夏、大阪・名古屋の旅で食べ、そして感動したラーメン屋なのだ。
関西にはチェーン店が多いのだが、関東には一軒だけ、四街道にだけあるという。
ただ1杯のラーメンのために大きな寄り道をする。
でも僕はそれだけの価値をそのラーメンに認めている。

12時55分、イトーヨーカドー四街道店へ到着。
思惑よりも1時間ほど遅くなってしまった。
さっそく横綱のラーメンと再会する。
確かにうまいのだが、初めて食べたときほどの感動は無かった。
少し関西とは味が違うのかなと。
しかし、麺を食べ終わり、スープだけを飲んだ時に味の記憶が一致した。
正統派とんこつしょうゆ系のスープをがぶがぶ飲めるのは横綱だけ。
不思議なのである。
味が薄いというわけではなく、あっさりしているわけでもないのだが。
うまく説明できないけど、後味がすっきりしているというか。
(味を説明する形容詞が僕には足りないようだ)
目的のラーメンを食べることができて満足したが、
また無理して来る必要はないかな。

いっしょにシソギョーザとチャシュー丼で贅沢気分。
合計1200円となった。
シソギョーザはうまい。
チャーシュー丼はもう注文しないと思う。
普通のごはんでいいや。

食後、本屋で寿司職人の職人芸に関する新書を買い、
楽器屋でまたブルースハープ(F)を買った。

間違えて海ほたる

2005-11-03 | 
出発日当日の朝に泊まる宿を探すことになってしまった。

もともと宿泊しようと思っていた大原のユースホステルにその朝電話したところ、
「その電話番号は現在使われておりません」
ネットで調べると今年の5月に閉館されていたということが判明した。
こういうわけで、急遽その日に素泊まりできる宿を探すことになった。
すぐに、「御宿ビーチサイド」という宿が見つかった。
素泊まり3150円。門限なし!
いいじゃん。

本日の予定は、千葉県に入ったら、四街道、九十九里浜、御宿というルート。
その途中に面白そうなものがあったらよってみようと思う。

出発は午前9時になった。
まずは横浜へ出て、湾岸線の下道を走って東京湾沿いに走る。
そういうつもりだったのですが…道を間違えました!

アクアラインに入ってしまいました。
品川ー木更津を結ぶ通行料3000円のあのアクアラインです。
間違いに気づいていても引き返せません。
仕方が無いので、長い海底トンネルを抜けて海ほたる!
間違えて海ほたる。
男一人、海ほたる。
う~ん、贅沢というか、いたたまれないというか…。
海ほたるって、もう木更津よりなのね…。

ここまできたら渡りきってしまおう。
ガソリンも残り少ないし。
朝飯食ってないので、海ほたる君の人形焼を頂きました。

そういうわけで、初っ端から計画が少しずれちゃってます。
3000円さよ~なら~。
この出費で、この旅に対する金銭感覚までずれるだろうよ。
倹約する方針は立ち消えとなった!

キョンをめぐる冒険

2005-11-02 | 
キョンという動物をご存知だろうか。
成体になっても体重が10kg程度の小型の鹿である。
原産地は台湾、中国南東部。
日本にはもともと飼育用として輸入されたキョンであるが
飼育施設から逃げ出したものが野生化し
現在は千葉県房総半島や伊豆大島などで生息している。
その野生のキョンが農作物や、民家の庭木、
花壇などを食い荒らす被害が千葉県で問題になっているという。
千葉県にて2000年に「イノシシ・キョン管理対策基本方針」を策定し、
野生のキョンの根絶を目指しているそうである。


今回の旅は千葉県房総半島。
天気もよさそうなので、車で1周してこようと思う。
旅のテーマは3つ。
1.サンマ、戻りガツオなど旬の魚を寿司で味わう。
2.海から昇る太陽、海に沈む夕日を見る。
3.キョンに会いに行く。
1泊2日で行ってまいります。
イノシシ対策を考えておかんとな…。