野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

ユリズイセンと梅雨空の雲

2020年06月21日 08時59分28秒 | 

今日は夏至。しかも部分日食だそうです。午後4時から午後6時くらいまで観測できるようです。ただし関東地方は梅雨前線の影響でどっしりした雲が空を覆っています。あと10年はお目にかかれないという日食ですが、観測は少し無理かもしれません。

 

近くの道端でみつけたユリズイセン。園芸種が野生化しているのが多いとか。百合にも水仙にも似ているというので、少し安直な名前ですが。

 

ユリズイセン

 ユリ科からユリズイセン科に分離された。
 ブラジル北部原産。観賞用に世界で広く栽培され、ニュージーランドではNew Zealand Christmas bellとして親しまれている。南アメリカなどで野生化しており、日本でも野生化したものが各地で見られ、三河地域の山道の道端などでもときどき見られる。
 多年草、根は塊根をもち、塊根は広がり、直径約5㎜。茎は多数出て、分枝せず、弱く、直立、高さ50~100㎝。葉は緩く束生し、長さ(3)6~11㎝×幅10~35㎜、葉身は稔性のシュートでは狭披針形~楕円状へら形、不稔のシュートでは幅が広くなり、無毛、基部は楔形、先は鋭形~円形、平ら。葉柄は捻じれ、長さ2~4㎝。花序は散形花序、花が3~8個つき、苞がある。花は漏斗形、花被片は赤色~ワイン色、紫褐色の斑点があり、先は帯緑色、狭いへら形、長さ3.5~4.5(~7)㎝、先と基部の縁にわずかに微軟毛がある。花弁は咢片と同長で幅が狭い。花柄は長さ1.5~3㎝。雄しべと3裂する花柱は花被片より短い。蒴果は球形、約長さ1.3×幅1㎝、先端部分は鈍く、数個の刺のある尖りがあり、各バルブは内側に翼がある。種子は多数。花期は春~初夏。2n=16。
品種) 'Royal Star' (v) , 'Mona Lisa' , 'Variegata'
 Alstroemeria aurea(アルストロメリア)はチリ原産。観賞用の切花として世界で広く栽培され、ピンク系のハイブリッド園芸品種が雑草化している。Alstroemeria aureaもユリズイセンと呼ばれるため、Alstroemeria psittacina をニュージーランドクリスマスベルといった方がよいのかもしれない。
[花期] 5~7月
[高さ] 50~100㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 草地、道端、林縁
[分布] 帰化種   ブラジル北部原産



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。