野の花 庭の花

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白の花弁に紫の斑点が映える「ヤマホトトギス」(箱根シリーズ 044)

2020年09月17日 10時37分39秒 | 

白の花弁に紫の斑点が映える「ヤマホトトギス」。よく似た品種に「ヤマジノホトトギス」があるが、個体的な差異もあり、識別は困難なのでこだわらないことにする。歩いている、あ、ここにいた、という感じてみつかる花だ。

(2020-08 神奈川県 箱根) 

 

「ヤマホトトギス」

ユリ科 ホトトギス属

Tricyrtis macropoda var. macropoda

〔基本情報〕山中の林内のやや湿った場所にはえる多年草。
茎はジグザグ状になります。
葉は互生する単葉で、長さ8~15cmの長楕円形です。
茎先や茎の上部の葉腋に出る集散花序に上向きに花をつけます。
花は杯状の6弁花で、花被片は強く反り返り、白色で内側には全体に赤紫色の斑点があり、基部には黄色い斑点があります。
雌しべの花柱は3つに分かれて、それぞれがさらに2裂して平らに開きます。
雄しべは6個あり、花糸は花柱に沿って立ち上がって上部で反り返り、外向きに葯をつけます。
花糸と花柱には赤紫色の斑点があります。
花に斑点がほとんどないものもあります。
果実は長さ3cmの蒴果です。



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