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秋の草原を飾るナガボノアカワレモコウ(箱根シリーズ12)

2019年11月10日 07時25分05秒 | 

ナガボノアカワレモコウは、ナガボノシロワレモコウの花が赤いものだ。ワレモコウの紅色とははっきりと違う。花のないとこも葉で見分けられる。白花吾亦紅と吾亦紅のあいだでできた自然雑種らしい。秋の草原にいろとりどりのワレモコウたちが花を開いているのは壮観である。

(2019-09 神奈川県 箱根町) 

 

ナガボノアカワレモコウ  長穂の赤吾木香

[学名] Sanguisorba tenuifolia Fisch. ex Link var. purpurea Trautv. et Mey.
Sanguisorba tenuifolia Fisch. ex Link var. tenuifolia
Sanguisorba tenuifolia Fisch. ex Link 広義
バラ科 Rosaceae  ワレモコウ属

 ナガボノアカワレモコウとナガボノシロワレモコウを区別せず、広義にナガボノワレモコウ Sanguisorba tenuifolia Fisch. ex Linkとする説もある。ナガボノアカワレモコウを区別する場合は基準変種 var. tenuifolia 又はvar. purpurea とする。
 葉は多数の小葉からなる奇数羽状複葉、小葉は長さ3~8㎝の披針形、縁に鋭い鋸歯がある。穂状花序は長さ2~7㎝の円柱形。花は萼が紅紫色。萼片は4個。雄しべは4個、萼片より長く突き出、花糸の白色が目立つ。花は花序の先から順次咲く。
 関東以北で見られる白花をナガボノシロワレモコウ、関東以西で見られる白花をコバナワレモコウと分けることもある。
 ワレモコウは穂状花序が短く、雄しべが萼片より短い。
[花期] 8~10月
[草丈] 80~130㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿った草地
[分布] 在来種  北海道、本州、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア



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