整った純白のバラ「ビルゴ」。「アイスバーグ」の交配親だという。半剣弁高芯咲きのクラシックな花型で、しっとりとした雰囲気のあるクラシックな名花。1947年にフランスで作出された。カタカナで「ビルゴ」と書かれると意味不明だが、原語では「ヴィルゴ(Virgo)」で、ラテン語で処女を意味する。英語の「ヴァージン」だ。英語では現在は「乙女座」の名前として使われている。清楚な白さにふさわしい名前だ。
(2021年春 平塚市)
■2021年春薔薇シリーズ
001~100まではこちらをごらんください。
101~200まではこちらをごらんください。
「ローズ・ド・メイ」(春薔薇シリーズ 21-201)
「ロサ・ダマスケナ・トリギンティペタラ」(春薔薇シリーズ 21-202)
「キャトルセゾン」(春薔薇シリーズ 21-203)
「マダム・ジョセフ・シュワルツ」(春薔薇シリーズ 21-204)
「ジャン・デュシェ」(春薔薇シリーズ 21-205)
「アルシデュック・ジョセフ」(春薔薇シリーズ 21-206)
「スーヴェニール・ド・マダム・レオニー・ヴィエンノ」(春薔薇シリーズ 21-207)
「ル・ヴェジューヴ」(春薔薇シリーズ 21-208)
「クレメンティナ・カルボニエリ」(春薔薇シリーズ 21-209)
「ザ・ブライド」(春薔薇シリーズ 21-210)
「ソフィーズ・パーペチュアル」(春薔薇シリーズ 21-211)
「マダム・ローレット・メシミー」(春薔薇シリーズ 21-212)
「令の風」(春薔薇シリーズ 21-213)
「ルイ・フィリップ」(春薔薇シリーズ 21-214)
「アレキサンドラ・ローズ」(春薔薇シリーズ 21-215)
「グルス・アン・テプリッツ」(春薔薇シリーズ 21-216)
「シャンプニーズ・ピンク・クラスター」(春薔薇シリーズ 21-217)
「シエンプレ」(春薔薇シリーズ 21-218)
「ルーイソン・ゴワー」(春薔薇シリーズ 21-219)
「クロンプリンツェッシン・ビクトリア」(春薔薇シリーズ 21-220)
「スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン 」(春薔薇シリーズ 21-221)
「紫燕飛舞」(春薔薇シリーズ 21-222)
「スヴニール・ドゥ・セントアンズ」(春薔薇シリーズ 21-223)
「オマージュ・ア・バルバラ」(春薔薇シリーズ 21-224)
「ヴィヴィッド」(春薔薇シリーズ 21-225)
「マリー・ドゥ・サンジャン」(春薔薇シリーズ 21-226)
「ビブ・ラ・マリエ!」(春薔薇シリーズ 21-227)
「ローズ・ドゥ・レッシュ」(春薔薇シリーズ 21-228)
「ルイーズ・オディエ」(春薔薇シリーズ 21-229)
「ジェネラル・カヴァイニャック」(春薔薇シリーズ 21-230)
「バロン・ジロー・ドゥ・ラン」(春薔薇シリーズ 21-231)
「ポール・ネイロン」(春薔薇シリーズ 21-232)
「ドルシュキ・ルブラ」(春薔薇シリーズ 21-233)
「クーペ・デペ」(春薔薇シリーズ 21-234)
「コマンダン・ボルペール」(春薔薇シリーズ 21-235)
「キャサリン・ハロップ」(春薔薇シリーズ 21-236)
「ゼフィリーヌ・ドルーアン」(春薔薇シリーズ 21-237)
「オイゲンE. マールリット」(春薔薇シリーズ 21-238)
「コケット・デ・ブランシュ」(春薔薇シリーズ 21-239)
「ジプシー・ボーイ」(春薔薇シリーズ 21-240)
「マダム・アントワーヌ・マリ」(春薔薇シリーズ 21-241)
「アンナ・オリビエ」(春薔薇シリーズ 21-242)
「ニフェトス」(春薔薇シリーズ 21-243)
「群星」(春薔薇シリーズ 21-244)
「リージャン・ロード・クライマー」(春薔薇シリーズ 21-245)
「グルスアンアーヘン」(春薔薇シリーズ 21-246)
「ピンク・グルス・アン・アーヘン」(春薔薇シリーズ 21-247)
「エルゼ・ポールセン」(春薔薇シリーズ 21-248)
「フー ・ペルネ・ デュッセ」(春薔薇シリーズ 21-249)
「シンシア・ブルック」(春薔薇シリーズ 21-250)
「ゴールデン・オフェリア」(春薔薇シリーズ 21-251)
「ミセス・チャールズ・ランプロウ」(春薔薇シリーズ 21-252)
「シニョーラ」(春薔薇シリーズ 21-253)
「コンデサ・デ・タスタゴ」(春薔薇シリーズ 21-254)
「マーシャ・スタンホープ」(春薔薇シリーズ 21-255)
「ブルグメーステル・ベルガー」(春薔薇シリーズ 21-256)
「ユトロ・モスコウ」(春薔薇シリーズ 21-257)
「オーギュスティヌ・ギノワソー」(春薔薇シリーズ 21-258)
「マダム・バタフライ」(春薔薇シリーズ 21-259)
「プリマ・バレリーナ」(春薔薇シリーズ 21-260)
「レディ・シルビア」(春薔薇シリーズ 21-261)
「ミツコ」(春薔薇シリーズ 21-262)
「フェルシューレン」(春薔薇シリーズ 21-263)
「モンテカルロ」(春薔薇シリーズ 21-264)
「エミネンス」(春薔薇シリーズ 21-265)
「イザベル・ド・オルティッツ」(春薔薇シリーズ 21-265)
「つるグランメールジェニー」(春薔薇シリーズ 21-266)
「スターリングシルバー」(春薔薇シリーズ 21-267)
「ホワイトマスターピース」「(春薔薇シリーズ 21-268)
「オスカル・フランソワ」(春薔薇シリーズ 21-269)
「衣通姫」(春薔薇シリーズ 21-270)
現在も愛培者が多い古くから知られた白ばらの名花です。フロリバンダの名花「アイスバーグ」の親としても有名です。ネージュ・パルファムとブランシュ・マルランの交配で、整った高芯の花容は理想的な花形とされます。細枝で半横張りのコンパクトな樹からいくつもの細いステムがすっと立ち上がり、樹の雰囲気とは裏腹に大きく見事な花を咲かせている姿はこの品種特有の佇まいといえます。しいていえば香りが微香となった点がおしまれるでしょうか。
品種名 ヴィルゴ
ローマ字 Virgo
系統 ハイブリッド ティー (HT)Hybrid Tea
成長形態 木立性
咲き方 四季咲き
香り 微香
花径 11㎝
樹高 0.9m
樹形図 1c番 半横張り
作出年 1947年
作出国 フランス
作出者 Charles Mallerin
交配
Blanche Mallerin × Neige Parfum