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イジュー·ホーロー

ミュージシャン。雑記。喫茶店と映画。古本屋。猫など。flexlife青木里枝

今晩もリンチ

2017年08月26日 | 映画




世の中は

24時間のマラソンを みてるのかな

いまどき そんなに みないのかな?






わたしは 食わず嫌いしてた

ワイルドアットハートを

いまさら みていますよ



みなかった気持ちも良く分かるが

まさに わたしのための映画 だと

思わせてくれる いい映画だなー



毒親の呪縛と

オズの魔法使いの絡め方が

トラウマとの付き合い方を

ポップにみせてくれる




音楽の使い方も

俳優も嬉しい人が出てていて

マエストロ さすがです














.

異文化交流

2017年08月08日 | 映画
























おかーさん
ディーブイディーみていい?

朝観てないから
いいけど?

ぼくね、泥棒野郎が みたい とたい!

えっ…いいけど。好きなの???




泥棒野郎は
ウディアレンの監督デビュー作

B級感たっぷりのインディーぽい
コメディ。
ドリフターズぽくていいみたい。

趣味がそっくりで
うれしいけど。。。




昨日は小津の お早よう
観てた。

あれは おならと小学生が
フューチャーされてて
いいそうです

ゲラゲラ笑って観てる。
現代日本の平和な夏よ
ありがとう







.



.

子どもと 観られる映画。うちの場合。

2017年07月25日 | 映画


きのうは 徹夜的
久しぶりに 明け方まで。

はっきりいって
もう きつい。

おとなの おねーさん
に なってしまった
ということだなぁ。。。笑

なんて いまさらか
気分だけは
子ども でいるものだから





隣では 更地になった土地を
重機で ならしていて
今日で 何日目だろう。

暑いなか
ごくろうさまとしか
言いようがない。

外遊びの子ども達も
そんな風にねぎらったり

「 掃除 手伝っていいですか?」

なんて 声かけたりして
実際 掃き掃除を楽しんだらしい。

手伝ったら
ジュースご馳走になった
なんて言って 仲良し

なんだか いいね






ロベールブレッソンの
『スリ』

なんとなく 子どもと
一緒に観る

華麗な手さばきが
子どもでも 面白いらしい






子猫チャンも 初の 映画体験
しばらく画面を 追い掛ける





フランス映画の
例の 重たいテンポで進みつつ
手許とか やり口は…楽しく

ルパン三世の盗みと違って
なまなましなかったけど

エロも 暴力も ないので
子どもと 見られますね
スリだけどね。

終わり方
甘酸っぱくて 可愛いと思う。



一緒に 観られる映画は
いつも 探していて

こないだは 高倉健の
新幹線大爆破

これ男の子 大喜びで
また観ようと よくせがまれる。

犯罪者集団の話だけどね☺︎

エロはなしで
乗り物ばっかり ばんばんでて
無駄にスターが沢山
音もレアグルーヴ的で
楽しい




…うちにも夏 到来









.

ツインピークス。梅雨。健やか。

2017年06月23日 | 映画



例年よりましだけど
梅雨時が とても苦手で
って 得意な人
あまりいないと思いつつ

だるいのは 諦めて
ツインピークス
ぞくぞく 観る観る



当時 じつは
数回しか観てなくて
何より 登場人物が多すぎて…
今回は 一応大丈夫。

リンチの映画も今年は
よく見てたし
ヒッチコックも掘り返したし
いまのとこ しっくり

さっき 実質の犯人が分かったところ。
なかなか せつないシーンだった。



あまちゃん。
意外と似てるなと

良き時代の風情の残る地方都市と
普通にしてるのに
どこかおかしな住人達 とか

主人公が都会から来た
健やかさんなとこ くらいだけど…

面白いテレビドラマの
一つの形なんでしょうねーー




にしても
観ていくにつれ

さりげなくやってるけど
演出も演技も上手くないと
成立しないなあ
などなど 感心してみたり。

あまちゃんも ベテラン勢
良かったもんなあとか。
批評家気取りで あれですが笑



健やか師匠。
デビッドリンチも普段って
瞑想の達人で 超健やか だって言うし

井上陽水とか
健やかさんぽいのに
ダークサイド方面も表現するひとに
興味

そういうのを天才肌っていうのか。
面白い人種だなと








銀河鉄道999

2017年06月07日 | 映画




漫画のメーテル。
アクティブで かわいい。



コレ うちで ちょっと
流行ってて

映画版を 何十年かぶりに
子どもとみたら 面白かった。
なんか今 簡単に見れちゃうんですね。
https://youtu.be/6MbtTBIgFso




メーテルっていう名前は
material マテリアルから
きてるんじゃないのかなぁと。
(スペイン語字幕が付くので気づいた)

または 青い鳥の メーテルリンク 。
どっちもだったら なんだか凄いかも。

とか 深読みし放題の世界で
大人になって見た方が
やっぱり 色んな味がする



だいたいトチローという人は
一体何と たたかってるのか?

子どもの時は さっぱり
わからなかったけど

体制 と たたかっていて
それは 人を機械化して
コントロールする側。

ブレードランナーも
ダフトパンクも
アベソーリもビックリのSF




原作を再編集してるので
いろいろ おかしいとこも 割と 笑
できれば そこは 置いといて….

声優は いい人しか出てこないし
ゴダイゴはもちろん最高。





親もいない お金もない少年が
母そっくりの女と 旅をする。

子どもを 甘やかさず
静かに応援しようという全体の雰囲気。

なんかもう それだけで
いいなーと思ってしまう。







.







はじめたら ひきかえせない

2017年05月14日 | 映画


『 博士の異常な愛情』
~または私は如何にして心配するのを
止めて水爆を愛するようになったか~

を再見。

以前みたときよりも
みにつまされる。

オリバーストーン監督が
プーチン大統領に
最近見せたんだとか。。。




戦争とは
ささいなきっかけから 始まり

引き返すのは
とても困難なもの。




子供が横にいたので
全部は分からないのを承知で
説明したりする

飛行機とか出てくるから
つい見ちゃうのだろう。

…ブラックコメディの形を
とった映画には なってます。




核爆弾がテーマ。
日本にも落とされたんだよと
話しておいた。

とても驚いてた。
前に何度か説明してるんだけど

幼いからイメージが
いまひとつ わかないのかな。
今は それでいい。



戦車やミサイルを
作ってる会社があるから
せんそう がないと売れなくて

せんそうして 儲けたり
せんそう したい人が
実は たくさんいる。

とも 伝えておいた。

学校でならう道徳観と
ちがうんだから

おどろく…というより
なんで そんな人がいるのか
不思議みたい。



チャップリンの独裁者も
みせたことがあるけど

幼児だったので
楽しい映画として観た。

いつか また一緒にみようと思う。



せんそう を 観るに耐えない
リアルさで描くより

シニカルで 子どもでも
見られる表現で描ききる映画に
意義を感じる。
(リアルすぎたら 私も見られない)

気がついたときに
すこしずつでも
話していこうと思う。



とにかく きなくさい話が
最近 多いから

この映画のこと
むかしの話、なんて
おちおち 言ってられないのだ。




ミャオー





ジャングルブギーは作詞 黒澤明。

2017年05月01日 | 映画


笠置シヅ子の
ジャングルブギーって
作詞が黒澤明って

わたし さっき知って
結構びっくりで



笠置シヅ子の中でも
ちょっとセクシーで

カバーしてみたい候補にも
いれてたりするんですが



酔いどれ天使って
三船敏郎のデビュー作で
流れてて

妙に映画にあってたから
不思議で…

ということで
またしても三船敏郎を眺めつつ




酔いどれ天使。

いい映画だった。
今回は泣かなかったけど。

初期の黒澤は
ジャンコクトーなんかの
フランスの感じが時々して
(美女と野獣くらいしか実は知らない笑)

ヨーロッパ的な影響
折衷感が不思議な魅力。

幻想的な海辺の夢のシーン。
美しかった。



対照的に 町の真ん中には
ヘドロまみれの沼がある。

滞っている。抜け出せない泥沼。
くすぶってる戦後感に
映画的な味わい。

洗濯物 はためく ベランダだけが
風通し良く 爽快な楽園。
というのが せつなく効果的。


ジャングルブギーも
いい歌詞だし

酔いどれ天使。

何よりタイトルがいい。
モダン。








静かなる決闘。

2017年04月30日 | 映画


頼りないけど
美しい若者の頃の
三船敏郎がやっぱりみたくて

黒澤明 初期の
静かなる決闘 を みる。



さすがに古いので
見にくいかなと覚悟。

確かに 音は
ノイジーだったけど

テンポ良く進むこと。
主要な役者の演技が
物凄く現代的な事。

( 特に千石規子!
だんだん可愛くみえてくる)

どんどん引き込まれて
涙が湧いて湧いて
びっくり。


…若い軍医が、戦地でうっかり
当時 不治の病にちかかった
梅毒にかかってしまい….
婚約者と結婚しない事を選ぶ???

という ありそうでない設定。




何気ないシーンが味わい深い。
黒澤明の小品。現代劇。
好きです。

とにかく、三船敏郎の顔。
ニヒルな青二才ぶり。
眩しすぎる☺︎



意外と 泣いたので つかれた。
その後でお風呂にはいった。
すごくさっぱりした。

まだ本調子じゃなく
食欲があまりわかないけど

いまは この映画みたいに
戦前でも戦後でもない
多分 (最近 きなくさくて うんざり)

だから ゆっくりでも
なんとか していこうと思う。

(大げさなようだけど…
子どもの頃から 呼吸器よわいんです)



明日は熊本で 大きめの
フリマーケット。
出店するので
昼間は物置きの大整理だった。

身体も荷物も。
さっぱりさせよう。

泣くの。
いいですね。笑







『野良犬』と『セッション』

2017年04月21日 | 映画

なんかだめですね。
まだ 本調子にならない。
仕方ないから
やっぱり映画ばっかり。



『野良犬』
黒澤明と三船敏郎。
世の中の刑事物の
原点という触れ込み…

カメラワーク。編集。
スタイリッシュ。
テンポもいい。


前半の半ドキュメンタリー的な
町歩きのシーンは
見てるうちに
ニューヨークの刑事物にもみえてきて

大好きな フレンチコネクションに
そっくりだった。
つけてる音楽まで似て。



何日か前に
『ララランド』が気になってた
ながれで『セッション』をみたけど

わたしはアレ全然受け付けなくて
新しい手法でこねくりまわしてる
ようにしかみえなかった。

何より 執着心とか暴力的なものに
1時間半付き合わされるのが
しょうに合わなかった。


何かしら 愛 みたいな
そういった物を
感じる時間が 欲しかった。

噂の 最後のどんでん返しでも
わたしには 愛的なものが
感じられなかったなー

ちょっと ご都合主義的に
みえてしまったし


事故のあたりから
荒唐無稽 過ぎて冷めてしまった。

あれが許されるなら…
なんだって ありになってしまう。



戦後から4年めに作られた
『 野良犬 』の方がずっといい。
比べるのも どうかと思うけど。笑

みんな飢えてて 渇望していて。
その出発点は同じで

みんな等しく
夏の暑さにうんざりしてるのに

踏みはずしてしまう人と
なんとか踏みとどまっている人がいる。

娯楽の中に切実さがある。
そういう映画が
やっぱりいい。