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被告側の余裕が気になるけど

2008-11-26 20:02:48 | 八ッ場ダム騒動
昨日、八ッ場ダムの建設負担金の支出差し止めを求める裁判(東京地裁の分)が結審したのだが・・・。
・八ツ場ダム東京訴訟 判決、年度内にも(2008年11月26日 mytown.asahi.com)
・八ッ場ダム住民訴訟:初の司法判断へ 東京地裁結審、来年3月にも判決 /群馬(2008年11月26日 毎日jp)

今回結審した東京地裁での裁判は、東京・千葉・栃木・茨城・埼玉・群馬の一都五県で起こされた裁判の1つ。
以下、mytown.asahi.com の記事から、昨日の審理の様子を書いてるところを引用しておく。

---- 以下引用 ----
(中略)
6地裁の先陣を切って行われたこの日の最終弁論には、訴訟を提起した都民と訴えられた都双方の関係者など約90人が傍聴に訪れた。
「水は余っており、新たなダムは不要だ」などとして、都に対して建設負担金の支出差し止めを求めてきた原告側が熱弁をふるった一方で、被告側は聞き役に徹していた。
(以下略)
---- 引用以上 ----

被告側は余裕こいてるな・・・。
ってのも、仮にこの裁判で東京都に建設負担金の支出差し止めが言い渡されても、八ッ場ダム建設(の資金面)に大きく関わる群馬県の方針が変わるわけじゃないからな。
実際、群馬県知事の大沢氏はダムの建設推進という方針を崩してないし。
・群馬県議会一般質問 八ツ場ダム、大沢知事「早期完成望む」(2008年9月26日 MSN産経ニュース)

この辺りを裁判官達がどう判断するか見ものだが・・・。


なお、昨日の審理終了後に行われた会見では、弁護団長を務める高橋 利明氏も(多分他の人もだが)コメントしていた。
以下、mytown.asahi.com の記事からその部分を引用しておく。

---- 以下引用 ----
(中略)
足かけ4年にわたった審理を終えて会見した高橋利明弁護団長は「これまでの裁判で、八ツ場ダムがムダな事業だと十分主張できた。(被告側は)当初、渇水の発生割合を5年に1回としていたが、途中で10年に1回に変更したのは『水余り』を意識している証拠だろう」と指摘。
同席した只野靖弁護士も「水需要がこれから増えるならば事業の必要性は理解できるが、水需要は減っている。都が水をさらに欲しがる理由がどこにあるのか分からない。駄々っ子じゃあるまいし」と述べた。
(以下略)
---- 引用以上 ----

うはは。
ま、行政側としては、八ツ場ダム建設中止になった日には自分たちのクビが飛びかねないからな~。
証言が二転三転するのも無理ないわ・・・。


ってか、この(一都五県で行われてる)裁判、どちらに転んでも長引くんだろうな・・・。


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