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The cruel angora wool industry is a mirror of our society...(Feb 10, 2015)

2015-02-10 21:01:20 | 時事ネタ(海外)
なんか知らんが、ザラ(Zara)というファッションブランドなどを運営するインディテックス(Inditex)が、アンゴラウサギの毛を素材とした衣料品販売を中止したらしい。
・ザラ親会社、アンゴラ販売を中止 中国の生産法を愛護団体が非難(2015年2月10日 afpbb.com)

色んな意味でコメントに困るこの話。
以下、2015年2月10日分 afpbb.com『ザラ親会社~』を全文(略

---- 以下引用 ----
【2月10日 AFP】
人気ファッションブランド「ザラ(ZARA)」などを傘下に有するスペインのアパレル大手インディテックス(Inditex)は9日、アンゴラ素材の衣料品販売を取りやめたことを明らかにした。
アンゴラは手触りの心地よさが特徴のウールだが、この素材を得るために中国で行われているウサギの毛を引き抜く生産方法が残酷との批判が上がっていた。

同社の広報担当者がAFPに語ったところによると、同社は昨年にアンゴラ製品の取り扱いを中止した。
同社参加のブランドにはザラの他、「ベルシュカ(Bershka)」や「マッシモドゥッティ(Massimo Dutti)」も含まれる。

国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)」は2013年、アンゴラウサギの滑らかな長い毛を引き抜くというアンゴラの生産方法に対する抗議活動を開始。
PETAのアジア支部は、ウサギ飼育所の従業員が鳴き声をあげ続けるウサギから毛をむしり取っている動画を公開していた。

アンゴラウールはアンゴラヤギやアンゴラネコからも採取できるが、PETAによれば90%は動物保護法が整備されていない中国のアンゴラウサギからとったものだという。
(c)AFP
---- 引用以上 ----

↓PETAによる呼びかけ文。
・A Look Inside the Angora Rabbit Wool Industry(peta.org)

↓PETAが公開していたアンゴラウサギの毛抜きの様子(視聴注意)

The Truth Behind Angora Fur


随分ハードな毛抜き方法というか・・・。
食事前に見ない方がいい光景であることには違いない。

言うまでもなく、PETAはInditex以外のメーカーにもアンゴラウサギの毛を使った商品の販売中止を求めていた。
実際、結構な数のメーカーが PETAの要求を受け入れている。
・Complete List of Companies That Have Banned Angora Wool(2015年2月8日最終更新分 peta.org)

その中には、あのユニクロ(UNIQLO)も含まれている。
ちなみに、UNIQLOは去年1月の段階で「動物愛護上問題の無い採取方法であることが確認できない限り」アンゴラウサギの毛を使った商品を取り扱わない、というコメントを出している。
↓参照。
・GAPもユニクロも残酷なアンゴラ製品を廃止♪アニマルフリーなファッションを♪(2014年1月28日 苦しみ続ける動物達の為に◆さっち~のブログ◆)

ってのを踏まえると、InditexがPETAの要求を受け入れるまでに時間がかかった気もするが、、ラコステ(Lacoste)がそういう方針を示してたのが判明したのは去年12月になってからだったりする。
この辺りは、各メーカーにおけるアンゴラウサギが絡む商品の売上に占める比重や動物愛護に対する姿勢も影響してる・・・かもしれない。
↓参照。
・Update: Lacoste Bans Angora(2014年12月5日 peta.org)


というか、なんであんな(放送禁止用語)な方法でアンゴラウサギの毛を刈るのか?
その辺について、theguardian.comの記事で少しだけ触れられてた。
・Inditex bans angora sales worldwide after animal welfare protests(2015年2月9日 theguardian.com)

以下、2015年2月9日分 theguardian.com『Inditex bans angora sales ~』からその部分を(略)

---- 以下引用 ----
(中略)
In 2013, after visiting 10 angora farms in China, Peta released graphic footage showing fur being ripped out of live rabbits to ensure the angora fibres were as long and thick as possible.
The rabbits, whose front and back paws were tied, screamed and writhed in pain as their fur was torn out.
Bald and bleeding, the rabbits were pushed back into cramped cages to regrow their fur until it could be plucked again.
(以下略)
---- 引用以上 ----

例の毛刈り方法は、ある意味消費者の要求に忠実に応えた結果と言える・・・。


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