何か知らんが、バーレーンがイランに対し抗議していた。
理由は、イランの国営放送が、先月行われた非同盟運動(Non-Aligned Movement:NAM)に加入してる国々による会議でエジプトの ムハンマド・ムルスィー(Mohamed Morsi、محمد محمد مرسي عيسى العياط)大統領が行ったシリアに対する非難発言を「バーレーンへの非難発言」にすり替えていたというが・・・。
・イラン国営放送が故意に誤訳か、シリアとバーレーンの国名すり替え(2012年9月3日 jp.reuters.com)
・Bahrain criticises Iran over Mursi speech mistranslation(2012年9月2日 uk.reuters.com)
色んな意味でリアクションに困るこの話。
以下、2012年9月3日分 jp.reuters.com『イラン国営放送が~』を全文(略
---- 以下引用 ----
イランの国営放送が、エジプトのモルシ大統領が演説中にシリアを非難した際、ペルシャ語訳で国名を「バーレーン」と言い換えていたことが明らかになった。バーレーンは、誤訳を「受け入れられない」としてイランに謝罪を要求した。
モルシ大統領は8月30日、イランの首都テヘランで行われた非同盟諸国(NAM)首脳会議で、昨年以来、反政府デモが発生したアラブ国家の一つとしてシリアを挙げた。
モルシ大統領は演説で、シリアが「正統性を失った国家」だと非難したという。
シーア派大国であるイランは、シリアの同盟国。
一方、バーレーンは同じシーア派が国民の多数を占めているが、指導者層はスンニ派で構成されており、イランはバーレーンでの反政府デモに共感の意を表していた。
モルシ大統領はスンニ派。
バーレーンの国営通信(BNA)は1日夜、誤訳について「事実のねつ造であり、報道機関の行為として受け入れられない」とし、内政干渉だと強く批判。
イランに謝罪を要求すると明らかにした。
イランの国営メディアは2日、単なる言葉の間違いだったと発表した。
演説の正しい翻訳を掲載したイランのニュースサイトには、誤訳に対する批判のコメントが寄せられ、ある男性は国営テレビによる意図的な誤訳が「視聴者を侮辱している」と非難。
別のユーザーは、「モルシ大統領が『シリア』と言うたびに、ペルシャ語の通訳者は『バーレーン』と訳していた」と指摘した。
---- 引用以上 ----
イラン政府としては、NAM の会議とはいえシリアを非難する発言は許せなかったってことなんだろうか。
この辺りについては、幸か不幸か毎日jp の記事で触れられてた。
・シリア批判封じ:イランが圧力かけ「誤訳」非同盟諸国会議(2012年9月3日 毎日jp)
以下、2012年9月3日分毎日jp『シリア批判封じ~』から問題部分を(略
---- 以下引用 ----
(中略)
同会議の運営に関わったイラン革命防衛隊関係者が、毎日新聞の取材に答えた。
会議は、アサド政権を擁護するイラン政府が主催。
軍事組織の革命防衛隊が深く関与し、会議を通じてシリア支持の流れを作ろうと画策していた。
関係者によると、モルシ大統領がシリア批判を展開することが予測されたため、イラン政府は事前に通訳を呼び出し「シリア批判に触れても翻訳しないように」と徹底したという。
(以下略)
---- 引用以上 ----
どこまでこれが事実か不明な点もあるけど・・・。
どうも、イランとシリアとの関係を踏まえると、意図的に「シリア(سوریه)→バーレーン(بحرین)」とすり替えたと考えるのが自然かと。
つか、この「誤訳」が、バーレーンに住んでる多くの人達(シーア派ムスリム)にとってトンだ迷惑な気がするのは俺だけか?
おまけ:この件についてイラン国営放送(Islamic Republic of Iran Broadcasting:IRIB、صدا و سیمای جمهوری اسلامی ایران)を皮肉ってる(多分)記事。
・
(2012年9月2日?;イラン暦1391年Shahの月12日 teribon.ir;ペルシア語)
暇な人は読んでみよう(無茶苦茶)
理由は、イランの国営放送が、先月行われた非同盟運動(Non-Aligned Movement:NAM)に加入してる国々による会議でエジプトの ムハンマド・ムルスィー(Mohamed Morsi、محمد محمد مرسي عيسى العياط)大統領が行ったシリアに対する非難発言を「バーレーンへの非難発言」にすり替えていたというが・・・。
・イラン国営放送が故意に誤訳か、シリアとバーレーンの国名すり替え(2012年9月3日 jp.reuters.com)
・Bahrain criticises Iran over Mursi speech mistranslation(2012年9月2日 uk.reuters.com)
色んな意味でリアクションに困るこの話。
以下、2012年9月3日分 jp.reuters.com『イラン国営放送が~』を全文(略
---- 以下引用 ----
イランの国営放送が、エジプトのモルシ大統領が演説中にシリアを非難した際、ペルシャ語訳で国名を「バーレーン」と言い換えていたことが明らかになった。バーレーンは、誤訳を「受け入れられない」としてイランに謝罪を要求した。
モルシ大統領は8月30日、イランの首都テヘランで行われた非同盟諸国(NAM)首脳会議で、昨年以来、反政府デモが発生したアラブ国家の一つとしてシリアを挙げた。
モルシ大統領は演説で、シリアが「正統性を失った国家」だと非難したという。
シーア派大国であるイランは、シリアの同盟国。
一方、バーレーンは同じシーア派が国民の多数を占めているが、指導者層はスンニ派で構成されており、イランはバーレーンでの反政府デモに共感の意を表していた。
モルシ大統領はスンニ派。
バーレーンの国営通信(BNA)は1日夜、誤訳について「事実のねつ造であり、報道機関の行為として受け入れられない」とし、内政干渉だと強く批判。
イランに謝罪を要求すると明らかにした。
イランの国営メディアは2日、単なる言葉の間違いだったと発表した。
演説の正しい翻訳を掲載したイランのニュースサイトには、誤訳に対する批判のコメントが寄せられ、ある男性は国営テレビによる意図的な誤訳が「視聴者を侮辱している」と非難。
別のユーザーは、「モルシ大統領が『シリア』と言うたびに、ペルシャ語の通訳者は『バーレーン』と訳していた」と指摘した。
---- 引用以上 ----
イラン政府としては、NAM の会議とはいえシリアを非難する発言は許せなかったってことなんだろうか。
この辺りについては、幸か不幸か毎日jp の記事で触れられてた。
・シリア批判封じ:イランが圧力かけ「誤訳」非同盟諸国会議(2012年9月3日 毎日jp)
以下、2012年9月3日分毎日jp『シリア批判封じ~』から問題部分を(略
---- 以下引用 ----
(中略)
同会議の運営に関わったイラン革命防衛隊関係者が、毎日新聞の取材に答えた。
会議は、アサド政権を擁護するイラン政府が主催。
軍事組織の革命防衛隊が深く関与し、会議を通じてシリア支持の流れを作ろうと画策していた。
関係者によると、モルシ大統領がシリア批判を展開することが予測されたため、イラン政府は事前に通訳を呼び出し「シリア批判に触れても翻訳しないように」と徹底したという。
(以下略)
---- 引用以上 ----
どこまでこれが事実か不明な点もあるけど・・・。
どうも、イランとシリアとの関係を踏まえると、意図的に「シリア(سوریه)→バーレーン(بحرین)」とすり替えたと考えるのが自然かと。
つか、この「誤訳」が、バーレーンに住んでる多くの人達(シーア派ムスリム)にとってトンだ迷惑な気がするのは俺だけか?
おまけ:この件についてイラン国営放送(Islamic Republic of Iran Broadcasting:IRIB、صدا و سیمای جمهوری اسلامی ایران)を皮肉ってる(多分)記事。
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(2012年9月2日?;イラン暦1391年Shahの月12日 teribon.ir;ペルシア語)
暇な人は読んでみよう(無茶苦茶)