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入植地建設は依然続いているけど・・・

2009-01-29 20:44:13 | パレスチナかイスラエルか
最近こんな事を思った。
「建国者として称えられる人達の中には、征服者が結構な割合でいるんだろうな・・・」
いや、どこかの国の事を指してるわけじゃないよ。



昨日一昨日辺りから性懲りもなく Gaza地区に空爆を仕掛けるイスラエル。
その裏で、去年のイスラエルが行った入植地建設に関する報告なんてのが出てたのだが・・・。

Peace Now という団体が出した報告の前半部分では、入植地建設の事例について写真つきで解説している。
その部分は、写真を転載するのもアレなので自分で見てね(無責任)。
しかし、報告書の全文なのに『Summary』とはこれいかに。
・Peace Now Report Summary of Construction in the West Bank 2008(2009年1月28日 Peace Now;.pdfファイル)

また、↑の報告書とは別に以下の報告も出されていた。
・Despite Promises -- Land Confiscation Continues Throughout 2008 - January 2009(2009年1月28日 Peage Now)

そのうちの1つ、Kiryat Arba の事例について触れてるところを『Despite Promises~』から引用しておく。

---- 以下引用 ----
4. Kiryat Arba -- in May 2008 a Military Appeals Committee rejected an appeal by Palestinian landowners against the declaration of their private land as state land, in an area north of the Kiryat Arba (Hebron).
The two plots of land (plot 20 and plot 26) totaling some 100 dunams are outside the northern fence of the settlement of Kiryat Arba, and hundreds of housing units are planned to be built to expand the settlement.
The appeal was submitted by the Palestinian landowners about nine years ago but only recently was the final approval given for the declaration of the land as state land.
---- 引用以上 ----
次は日本語訳。
例によって、訳文の正確性は一切保証しな(略

---- 以下訳文 ----
2008年5月、軍事審判評議会(?)は、Kiryat Arba(Hebron)北部に所有地を持つパレスチナ人の土地所有者によるイスラエルの国有地にする宣言に対する訴えを退けた。
合計約100デュナーム(10ヘクタール)の土地を2つに分割する区画は、Kiryat Arba 入植地の北部境界線外にあり、入植地を拡大するために数百軒の家の建設が計画されている。
9年前にはパレスチナ人の土地所有者が行った訴えが認められたが、今回は私有地をイスラエルの国有地にする宣言が承認された。
---- 訳文以上 ----

・・・なんつーか奇妙な展開だよな。
普通、法律ってのは国家の行動を制限するはずなのに、イスラエル(に限らないだろうが)の場合国家の行動を決めるのに法律が逆用されてるんだよな。
帰還法(Law of Return)とか土地法とか・・・。
ついでに書けば、イスラエルでは憲法も定められて無いんだけどな。
建国60年以上経ってるのにね。


それにしても。
この状況をイスラエルの外に住むユダヤ系の方々は、どのように受け止めているのだろうか?


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