対立する１つの見解

前回放送された紅白歌合戦での騒動は、NHK に厳しい処置を取らせる結果となった。

・会長記者会見要旨 2007/1/11（NHK 公式サイト）

記者会見の中で、放送センター長は処置についてこうのたまっている。
＞ （船越センター長）
＞これまで出演交渉では、慣行上、所属事務所と口頭で約束を交わしていたが、今後は生放送の歌番組については、
＞所属事務所と『放送にふさわしくない表現、ステージ演出を行わない』などの項目を含む覚書を取り交わすことを検討したい。
＞また、万が一不測の事態が起きた場合を想定し、カメラアングルやサイズを工夫することで避けられるようなマニュアルを考えるなど
＞生放送でどう対応できるかも検討していきたい。

次に覚書を書かされるのは、おそらく力士たちだろう。
覚書の内容としては、こんなのが盛り込まれる予定。
「取り組み前や後に、対戦相手を睨まない」
「まわしが外れないように取り組みを行う」

また、野球やサッカー、ラグビーの選手たちも（NHK のカメラが入る試合では）こんな覚書を書かされるかもしれない。
「試合中、乱闘をしない」
「審判に対して判定に不服でも抗議を行わない」

こうした出演前の覚書を交わすのが恒例になると、最後は（NHK の番組出演者に対して）こんなことも約束しなければならないだろう。
「後日 NHK の批判を行わない」
「番組出演の際には、政府に対して批判的な内容を言わない」
「天皇制を否定するような発言はしない」


・・・・・・本当にやりそうで怖い。


（2007年1月15日追記）
一件 trackback を行った。