去年イスラエルでは、銃火器所持登録申請件数が2007年の倍になったとか。
もっとも、登録申請拒否件数も相当数に登っているらしい・・・。
・Number of gun applications doubles（2009年8月17日 ynetnews.com）
で、銃火器所持申請をする人達が理由として持ち出してるのは、事件の話を聞いて周辺の治安に不安を抱き自分の身を守る必要性を感じたからとか。
が、実際には、登録申請が拒否される場合が多いらしい。
それでも、これまでに（多分入植者達は含まないんだろうけど）約20万人の一般人に銃火器所持が認められてることを考えると・・・。
それはともかく。
銃火器所持が認められなかった人達は、刃物やら棍棒などを買うことを選んだ模様。
この辺の状況について、元イスラエル警察 SWAT 所属 の Yoav Barzilai 氏は、妙なことを述べていた。
以下、2009年8月16日分 ynetnews.com から Barzilai 氏のコメント部分を一部引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
Those unable to get a gun permit often opt for other means of personal protection.
"Even the best police force cannot be there all the time, so many choose to buy alternatives," said Yoav Barzilai, VP of firearms development in a leading Israeli company and a former SWAT weapons officer.
According to Barzilai the demand for innovative protection devices have grown more elaborate over time: "A few days ago we were asked to design a pepper spray-based tear gas canister in the shape of a gun, for added deterrence.
"The feeling is that what the law allows simply isn’t enough of a deterrent and the gap leads to new demands. The sad fact is that we hear of murders all the time," he continued.
"It's the fact that so many of them happen over such a short period of time that magnifies it.
（以下略）
---- 引用以上 ----
いつでも殺人事件の話を聞く、か。
まるで、少ない殺人事件を（珍しいからこそ）大げさに取り上げる日本の状況にダブるような・・・。
で、イスラエルにおける昨年の犯罪件数とその内訳については結構複雑な結果だったとか・・・。
・Police note drop in crime rates in 2008（2009年2月24日 ynetnews.com）
・（2009年2月？日 police.gov.il；ヘブライ語）
以下、2009年2月24日分 ynetnews.com の記事＋police.gov.il の報告書から、犯罪件数や内訳の概要を記しておく。
例によって、概要の正確性は一切保証しな（略
---- 以下概要 ----
・性犯罪：4%減（2007年は 124,205件）
・傷害：4.8%減（2007年は 10,996件）
・殺人：122件（2007年は 118件）
・強盗：16%減（仕事場 10,620件）、13%減（家庭 33,180件）
・車上荒らし：13%減（2007年は 40,010 件）
・薬物使用：14%増（2007年は 143,450 件）
---- 概要以上 ----
犯罪件数の実態より、イスラエルに住む人々の間で体感治安を悪いと感じてる人がどんだけ多いかって話だよ・・・。
ま、こういうのって、やれ人口密度を考えろとか都市ごとの犯罪件数を（略）といった水掛け論になりがちだが。
それはそうと。
イスラエルの人達が過度に治安について不安に抱くのは、ある意味イスラエル政府の対パレスチナ政策とか対外政策の裏返しなのかもな。
要は、軍事力一辺倒でやってるから、軍事力（警察の治安維持機能）が弱くなると・・・って奴だが。
もっとも、登録申請拒否件数も相当数に登っているらしい・・・。
・Number of gun applications doubles（2009年8月17日 ynetnews.com）
で、銃火器所持申請をする人達が理由として持ち出してるのは、事件の話を聞いて周辺の治安に不安を抱き自分の身を守る必要性を感じたからとか。
が、実際には、登録申請が拒否される場合が多いらしい。
それでも、これまでに（多分入植者達は含まないんだろうけど）約20万人の一般人に銃火器所持が認められてることを考えると・・・。
それはともかく。
銃火器所持が認められなかった人達は、刃物やら棍棒などを買うことを選んだ模様。
この辺の状況について、元イスラエル警察 SWAT 所属 の Yoav Barzilai 氏は、妙なことを述べていた。
以下、2009年8月16日分 ynetnews.com から Barzilai 氏のコメント部分を一部引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
Those unable to get a gun permit often opt for other means of personal protection.
"Even the best police force cannot be there all the time, so many choose to buy alternatives," said Yoav Barzilai, VP of firearms development in a leading Israeli company and a former SWAT weapons officer.
According to Barzilai the demand for innovative protection devices have grown more elaborate over time: "A few days ago we were asked to design a pepper spray-based tear gas canister in the shape of a gun, for added deterrence.
"The feeling is that what the law allows simply isn’t enough of a deterrent and the gap leads to new demands. The sad fact is that we hear of murders all the time," he continued.
"It's the fact that so many of them happen over such a short period of time that magnifies it.
（以下略）
---- 引用以上 ----
いつでも殺人事件の話を聞く、か。
まるで、少ない殺人事件を（珍しいからこそ）大げさに取り上げる日本の状況にダブるような・・・。
で、イスラエルにおける昨年の犯罪件数とその内訳については結構複雑な結果だったとか・・・。
・Police note drop in crime rates in 2008（2009年2月24日 ynetnews.com）
・（2009年2月？日 police.gov.il；ヘブライ語）
以下、2009年2月24日分 ynetnews.com の記事＋police.gov.il の報告書から、犯罪件数や内訳の概要を記しておく。
例によって、概要の正確性は一切保証しな（略
---- 以下概要 ----
・性犯罪：4%減（2007年は 124,205件）
・傷害：4.8%減（2007年は 10,996件）
・殺人：122件（2007年は 118件）
・強盗：16%減（仕事場 10,620件）、13%減（家庭 33,180件）
・車上荒らし：13%減（2007年は 40,010 件）
・薬物使用：14%増（2007年は 143,450 件）
---- 概要以上 ----
犯罪件数の実態より、イスラエルに住む人々の間で体感治安を悪いと感じてる人がどんだけ多いかって話だよ・・・。
ま、こういうのって、やれ人口密度を考えろとか都市ごとの犯罪件数を（略）といった水掛け論になりがちだが。
それはそうと。
イスラエルの人達が過度に治安について不安に抱くのは、ある意味イスラエル政府の対パレスチナ政策とか対外政策の裏返しなのかもな。
要は、軍事力一辺倒でやってるから、軍事力（警察の治安維持機能）が弱くなると・・・って奴だが。
