ちうわけで、昨日は中国や韓国などから見れば日本による支配が（事実上）終了した日。
ま、日本だと64回目の終戦の日（この言い方に問題は結構あると思うのだが）ってことになってるけどな。
で、そんな昨日は、何かと問題山積みの靖国神社に大勢の参拝者達が詰め掛けた。
中には、全然関係ない理由で詰め掛けた人達もいるようだが・・・。
・Japanese ex-PMs visit war shrine （2009年8月15日 news.bbc.co.uk）
・Japan marks end of World War II anniversary （2009年8月15日 Press TV；.wmvファイル）
で、麻生首相は、昨日靖国神社への参拝をしなかった。
理由としては、「首相とかが参拝するのはふさわしくない」ってことらしいが・・・。
これに噛み付いてきたのが、予想通りに（？）天下の 3K新聞だった。
・【主張】８月１５日の靖国 代替施設では慰霊できぬ（2009年8月16日 MSN産経ニュース）
この主張は、いきなり最初から靖国神社の状況について見事なまでに飛ばしていた。
以下、2009年8月16日分『8月15日の～』から、第1・第2段落を引用しておく。
---- 以下引用 ----
６４回目の終戦の日を迎え、東京・九段の靖国神社には炎暑の中、今年も多くの国民が参拝に訪れた。
高齢者の遺族や戦友たちにまじって、親子連れや若いカップルが年々増え、この日の靖国詣でが広く国民の間に浸透しつつあることをうかがわせた。
だが、閣僚では、野田聖子消費者行政担当相がただ一人参拝し、麻生太郎首相ら他の閣僚は参拝を見送った。
予想されたこととはいえ、寂しい限りだ。
（以下略）
---- 引用以上 ----
は？
「8月15日の靖国参拝云々って」・・・何書いてるの？
どんだけ昨日参拝客がいたか知らんけど、実数はそれほど多くないんじゃないの？
・靖国神社参拝、「冷めたじゃがいも」？ （2008年8月14日 donga.com）
一応、2008年8月14日分 donga.com の記事から、その辺を書いてる部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
８月１５日、靖国神社の参拝客数は、小泉純一郎首相（当時）が、日本の首相としては、２１年ぶりに参拝を強行した０６年に、史上最大の２５万人を記録した。
しかし、安倍晋三内閣の閣僚のうち１人だけが、参拝した昨年は１６万５０００人に急減した。
（以下略）
---- 引用以上 ----
流石に、昨日靖国神社に参拝した人達の数が25万人を越えたとは考えられないしな～。
となれば、俺としては、昨日靖国神社に参拝した人達（延べ人数）は約20万人と推測しておく。
つーことで、この件については、2007年9月の沖縄県での集会参加者人数においてある意味歴史に残る実績を残した 3K新聞に実数のカウントを願いたいところだ。
ついでに、年齢層の調査もな。
話を戻す。
この後、3Kの主張では、DPJ の鳩山 由紀夫代表が国立戦没者追悼施設の建設を検討していることに触れていた。
「戦没者」の中に、日本による政治的・軍事的支配で亡くなった国外の方々を含むかどうか知らんが・・・。
とにかく、3K の主張では、この鳩山代表の方針について色々批判していた。
以下、2009年8月16日分『8月15日の～』から、最後の3段落を（略
---- 以下引用 ----
（中略）
小泉内閣でも同じような懇談会が設けられ、いったんは国立追悼施設建設の方向性が打ち出されたものの、「税金の無駄遣い」「靖国神社の存在をおとしめるもの」などの批判が相次ぎ、棚上げになった。
それをあえて蒸し返そうという考えは極めて疑問だ。
日本の戦没者慰霊の中心施設は靖国神社であり、鳩山氏らが構想する国立追悼施設はそれを形骸（けいがい）化するものだからだ
鳩山代表は「（首相になっても）靖国神社に参拝するつもりはない。閣僚にも自粛していただきたい」とも述べ、岡田幹事長もこれに同調した。
民主党首脳の靖国問題をめぐる発言については、今後も直視していきたい。
---- 引用以上 ----
は？
日本の戦没者慰霊とな？
じゃ、日本が支配してた地域において亡くなった人は除外されるってことか？
酷ぇ話だ。
この件に関する靖国神社の説明文も、なかなか酷いものがあるけど・・・。
・ 靖国神社について > もっと詳しく（靖国神社）
以下、靖国神社の公式サイトから『靖国神社の御祭神』
---- 以下引用 ----
靖国神社の御祭神
靖国神社には、戊辰戦争やその後に起こった佐賀の乱、西南戦争といった国内の戦いで、近代日本の出発点となった明治維新の大事業遂行のために命を落とされた方々をはじめ、明治維新のさきがけとなって斃れた橋本左内・吉田松陰・坂本龍馬・高杉晋作といった歴史的に著名な幕末の志士達、さらには日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・満洲事変・支那事変・大東亜戦争（第二次世界大戦）などの対外事変や戦争に際して国家防衛のために亡くなられた方々の御霊が祀られており、その数は246万6千余柱に及びます。
靖国神社に祀られているのは軍人ばかりでなく、戦場で救護のために活躍した従軍看護婦や女学生、学徒動員中に軍需工場で亡くなられた学徒など、軍属・文官・民間の方々も数多く含まれており、その当時、日本人として戦い亡くなった台湾及び朝鮮半島出身者やシベリア抑留中に死亡した軍人・軍属、大東亜戦争終結時にいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々などの御霊も祀られています（参考資料）。
このように多くの方々の御霊が、身分・勲功・男女の区別なく、祖国に殉じられた尊い神霊（靖国の大神）として一律平等に祀られているのは、靖国神社の目的が唯一、「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」にあるからです。
つまり、靖国神社に祀られている246万6千余柱の神霊は、「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の御霊」であるという一点において共通しているのです。
（以下略）
---- 引用以上 ----
「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」か・・・。
要は、フィリピン・カンボジア・中国・ベトナム・タイ・ビルマ・マレーシア・インドネシア・朝鮮などで、日本軍によって犠牲になった現地の人達については一切追悼しないってことだ。
それとも、こうした人達の犠牲も「国家のために～」という意味なのか？
さながら、『Treat all victums as Japanese』と言ったところだろうが・・・。
犠牲者達への侮辱としか思えないわ。
ま、鳩山代表が望んでる国立戦没者追悼施設は無宗教らしいが、それでも先程述べた人達が抜け落ちる危険性は依然残ってるんだよな。
・鳩山代表：無宗教の国立戦没者追悼施設、建設に前向き（2009年8月12日 毎日jp）
それでも、靖国神社や 3Kが述べる「日本の戦没者慰霊の中心施設は靖国神社～」という意見より、鳩山代表の見解を支持する余地は充分あると思う。
それにしても。
なんたって、8月15日になると日本の終戦という見解ばかり伝えられるんだろうか？
ま、日本だと64回目の終戦の日（この言い方に問題は結構あると思うのだが）ってことになってるけどな。
で、そんな昨日は、何かと問題山積みの靖国神社に大勢の参拝者達が詰め掛けた。
中には、全然関係ない理由で詰め掛けた人達もいるようだが・・・。
・Japanese ex-PMs visit war shrine （2009年8月15日 news.bbc.co.uk）
・Japan marks end of World War II anniversary （2009年8月15日 Press TV；.wmvファイル）
で、麻生首相は、昨日靖国神社への参拝をしなかった。
理由としては、「首相とかが参拝するのはふさわしくない」ってことらしいが・・・。
これに噛み付いてきたのが、予想通りに（？）天下の 3K新聞だった。
・【主張】８月１５日の靖国 代替施設では慰霊できぬ（2009年8月16日 MSN産経ニュース）
この主張は、いきなり最初から靖国神社の状況について見事なまでに飛ばしていた。
以下、2009年8月16日分『8月15日の～』から、第1・第2段落を引用しておく。
---- 以下引用 ----
６４回目の終戦の日を迎え、東京・九段の靖国神社には炎暑の中、今年も多くの国民が参拝に訪れた。
高齢者の遺族や戦友たちにまじって、親子連れや若いカップルが年々増え、この日の靖国詣でが広く国民の間に浸透しつつあることをうかがわせた。
だが、閣僚では、野田聖子消費者行政担当相がただ一人参拝し、麻生太郎首相ら他の閣僚は参拝を見送った。
予想されたこととはいえ、寂しい限りだ。
（以下略）
---- 引用以上 ----
は？
「8月15日の靖国参拝云々って」・・・何書いてるの？
どんだけ昨日参拝客がいたか知らんけど、実数はそれほど多くないんじゃないの？
・靖国神社参拝、「冷めたじゃがいも」？ （2008年8月14日 donga.com）
一応、2008年8月14日分 donga.com の記事から、その辺を書いてる部分を引用しておく。
---- 以下引用 ----
（中略）
８月１５日、靖国神社の参拝客数は、小泉純一郎首相（当時）が、日本の首相としては、２１年ぶりに参拝を強行した０６年に、史上最大の２５万人を記録した。
しかし、安倍晋三内閣の閣僚のうち１人だけが、参拝した昨年は１６万５０００人に急減した。
（以下略）
---- 引用以上 ----
流石に、昨日靖国神社に参拝した人達の数が25万人を越えたとは考えられないしな～。
となれば、俺としては、昨日靖国神社に参拝した人達（延べ人数）は約20万人と推測しておく。
つーことで、この件については、2007年9月の沖縄県での集会参加者人数においてある意味歴史に残る実績を残した 3K新聞に実数のカウントを願いたいところだ。
ついでに、年齢層の調査もな。
話を戻す。
この後、3Kの主張では、DPJ の鳩山 由紀夫代表が国立戦没者追悼施設の建設を検討していることに触れていた。
「戦没者」の中に、日本による政治的・軍事的支配で亡くなった国外の方々を含むかどうか知らんが・・・。
とにかく、3K の主張では、この鳩山代表の方針について色々批判していた。
以下、2009年8月16日分『8月15日の～』から、最後の3段落を（略
---- 以下引用 ----
（中略）
小泉内閣でも同じような懇談会が設けられ、いったんは国立追悼施設建設の方向性が打ち出されたものの、「税金の無駄遣い」「靖国神社の存在をおとしめるもの」などの批判が相次ぎ、棚上げになった。
それをあえて蒸し返そうという考えは極めて疑問だ。
日本の戦没者慰霊の中心施設は靖国神社であり、鳩山氏らが構想する国立追悼施設はそれを形骸（けいがい）化するものだからだ
鳩山代表は「（首相になっても）靖国神社に参拝するつもりはない。閣僚にも自粛していただきたい」とも述べ、岡田幹事長もこれに同調した。
民主党首脳の靖国問題をめぐる発言については、今後も直視していきたい。
---- 引用以上 ----
は？
日本の戦没者慰霊とな？
じゃ、日本が支配してた地域において亡くなった人は除外されるってことか？
酷ぇ話だ。
この件に関する靖国神社の説明文も、なかなか酷いものがあるけど・・・。
・ 靖国神社について > もっと詳しく（靖国神社）
以下、靖国神社の公式サイトから『靖国神社の御祭神』
---- 以下引用 ----
靖国神社の御祭神
靖国神社には、戊辰戦争やその後に起こった佐賀の乱、西南戦争といった国内の戦いで、近代日本の出発点となった明治維新の大事業遂行のために命を落とされた方々をはじめ、明治維新のさきがけとなって斃れた橋本左内・吉田松陰・坂本龍馬・高杉晋作といった歴史的に著名な幕末の志士達、さらには日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・満洲事変・支那事変・大東亜戦争（第二次世界大戦）などの対外事変や戦争に際して国家防衛のために亡くなられた方々の御霊が祀られており、その数は246万6千余柱に及びます。
靖国神社に祀られているのは軍人ばかりでなく、戦場で救護のために活躍した従軍看護婦や女学生、学徒動員中に軍需工場で亡くなられた学徒など、軍属・文官・民間の方々も数多く含まれており、その当時、日本人として戦い亡くなった台湾及び朝鮮半島出身者やシベリア抑留中に死亡した軍人・軍属、大東亜戦争終結時にいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々などの御霊も祀られています（参考資料）。
このように多くの方々の御霊が、身分・勲功・男女の区別なく、祖国に殉じられた尊い神霊（靖国の大神）として一律平等に祀られているのは、靖国神社の目的が唯一、「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」にあるからです。
つまり、靖国神社に祀られている246万6千余柱の神霊は、「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の御霊」であるという一点において共通しているのです。
（以下略）
---- 引用以上 ----
「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」か・・・。
要は、フィリピン・カンボジア・中国・ベトナム・タイ・ビルマ・マレーシア・インドネシア・朝鮮などで、日本軍によって犠牲になった現地の人達については一切追悼しないってことだ。
それとも、こうした人達の犠牲も「国家のために～」という意味なのか？
さながら、『Treat all victums as Japanese』と言ったところだろうが・・・。
犠牲者達への侮辱としか思えないわ。
ま、鳩山代表が望んでる国立戦没者追悼施設は無宗教らしいが、それでも先程述べた人達が抜け落ちる危険性は依然残ってるんだよな。
・鳩山代表：無宗教の国立戦没者追悼施設、建設に前向き（2009年8月12日 毎日jp）
それでも、靖国神社や 3Kが述べる「日本の戦没者慰霊の中心施設は靖国神社～」という意見より、鳩山代表の見解を支持する余地は充分あると思う。
それにしても。
なんたって、8月15日になると日本の終戦という見解ばかり伝えられるんだろうか？
