flagburner's blog(仮)

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Filtering service:to lead censorship?

2010-03-23 20:18:56 | パレスチナかイスラエルか
約1週間前、俺は Jerusalem で男女別バスを運行してる Haredi(יהדות חרדית)と呼ばれる方々のことをネタにした。
これについては↓参照(手抜き)
(2010年3月14日 flagburner's blog(仮))

今回のネタは、ある意味でその続編的なお話・・・。

今回は、携帯電話会社がコンテンツフィルタリングを導入することを公表した宗教シオニスト達の件。
・Rabbis: Cellular internet must be filtered(2010年3月21日 ynetnews.com)
・רבנים בציונות הדתית: חובה לסנן אינטרנט סלולרי
(2010年3月17日 ynet.co.il;ヘブライ語)

なんでも、イスラエルに拠点を置く携帯電話会社(多分)の Cellcom とプロバイダ事業を展開してる Rimon Internet 社に対し、インターネット利用者へフィルタリング機能使用を義務化させることを呼びかけ、合意に達したという。
この呼びかけを行ったのは、以下の団体や有力なラビなど・・・。

・Yeshivat Hesder Ramat Gan
・Tzohar
・Haim Drukman氏(Bnei Akibaの創設者:元国会議員)
・Shmuel Eliyahu氏(Safed(Zefat)市の最高宗教指導者)

この時点でお腹いっぱいだ。

実は、Yeshivat Hesder~の最高責任者である 氏は、Rimon Internet の創設者でもあるが・・・。
この辺は以下を参照(手抜き)
・Glatt kosher internet(2007年10月9日 ynetnews.com)

で、フィルタリング導入義務化(?)を求めた団体達では、この要求を行う理由を述べていた。
以下、2010年3月21日分 ynetnews.com『Cellular internet~』から中盤部分を(略
ただし、ヘブライ語版からもそこに対応する部分を(略

---- 以下引用 ----
[以下ヘブライ語版]
(中略)
אנו קוראים לכל הציבור על כל גילאיו שלא לגלוש באינטרנט ללא שירות סינון בשום אופן – לא בבית ולא במשרד, לא במחשב הנייד ולא במכשירים הסלולרים, לא בבית ולא בשטחי הישיבות ומוסדות החינוך ובסביבתן", כתבו הרבנים, "כמו כן אנו פונים לראשי מוסדות וארגונים שלא לאפשר גלישה ללא הגנה בקרב התלמידים והעובדים".
(以下略)

[以下英語版]
(中略)
"We are calling upon the public of all ages absolutely not to surf the internet without a filtering service – not at home, not in the office, not on the laptop, not on the cell phone, and not on the property of the yeshivas and educational institutions and their surroundings," wrote the rabbis.
"In addition, we are turning to the heads of the institutions and organizations not to allow unprotected surfing among their students and employees."
(以下略)
---- 引用以上 ----

学生や従業員(?)を保護、ね・・・。
なんか、どこかで読んだことがある売り文句だわな。
ま、コンテンツフィルタリングを求める理由なんてそんなに独創的でないんだろうが・・・。

しかし、この要求を出した方々の本当の目的は、携帯電話からのインターネット利用でフィルタリングを導入させることだった模様。
以下2010年3月21日分 ynetnews.com『Cellular internet~』から終盤部分を(略
ただし、ヘブライ語版からもそこに対応する部分を(略

---- 以下引用 ----
[以下ヘブライ語版]
(中略)
כמי שעוסקים בחינוך ונפגשים עם ציבור רחב מדי יום ביומו, מוכרים היטב האתגרים שהציב עולם האינטרנט בפני הנוער והמבוגרים – על יתרונותיו, אך גם על סכנותיו הגדולות", מסכמים הרבנים את מכתבם, "יחידים ומשפחות רבות – צעירים ומבוגרים, גברים ונשים, ניזוקו בעקבות הסכנות הללו, ונדמה שאין צורך להאריך בפרוטן".
את המאבק בתופעה הגדירו "אתגר אמיתי, מורכב, ובאחריות כלל הציבור".

[以下英語版]
(中略)
The main concern of the rabbis is not on internet desktop computers, which in any case are more controlled, but on portable devices, particularly cell phones, on which access to the internet can be obtained anywhere.

"As people who deal in education and meet the broad public on a daily basis, we are well acquainted with the challenges the world of the internet places before youth and adults – with its advantages and with its great dangers," summarized the rabbis in their letter.
"Many individuals and families – young and old, men and women – have been harmed by these dangers, without any need to go into detail."
---- 引用以上 ----

インターネット利用の危険性をあんまりにも強調してるせいで、却って反発する利用者が出そうな悪寒が・・・。

ってのはともかく。
果たして、この手のコンテンツフィルタリングを導入して誰が得するのやら。
確かに、有害な(この書き方もどうなのよ)コンテンツを子供たちに見せたくないという親にしてみれば有益なんだろうけどね。
後は、都合の悪い情報とかを(インターネット利用者に)見せたくない団体とか・・・。
いずれにしろ、宗教指導者にしてみれば、自分たちの教えのアレな面を指摘してるサイトを見せたくないってのが本音だろうな(苦笑)
その意味では、今回ネタにした方針が導入された後の展開が気になるところだわ。
ま、この方針を受け入れる人は意外と多いんだろうが・・・。


それにしても。
コンテンツフィルタリングって、変なとらえ方をすれば『検閲』ぢゃね~のか?


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