ビーンの不定期日記

その日の事や思ったことを…

 「思いつき
   いかげん日記」

人生の誕生日

2017-12-30 22:57:25 | 日記
私は毎日と言っていいほど「NHKのラジオ深夜便」を聴きながら寝ます。

今年の初め頃でしたがそのラジオで聞いたことを思い出します。

それは亀井勝一郎という有名な評論家の講演会の録音でした。 
もう40年前になりますが成人式会場での講演会のものでした。 

人生には4回の誕生日があるのだそうです。
最初の誕生日は、生まれた時。

2回目の誕生日は、大人になった成人の日。 

そして、3回目の誕生日は、社会に出て自立した時。

最後の誕生日、それは、死んだ時。
人は死んで、残された人達の心の中で生き始める。
これが4回目の誕生日。

妻が11月に亡くなって2ヶ月になります。 
「妻は私の心の中で生きていてくれるのかな?」
と毎日自分に問いかけています。

喧嘩ばかりしていた、お互いに信頼関係も無くなってしまった夫婦でした。

生前、妻は私を恨んでいたと思います。苦労ばかりかけましたので。 

そんな私が妻の遺影に手を合わせて、妻は喜んでくれるのかな?

懐かしい人の声を聴く

2017-12-25 15:09:08 | 日記
妻が亡くなって、喪中ハガキを出しました。
すると、先週電話がありました。 
私の昔の職場の後輩からでした。
正直、その電話が嬉しかったです。
電話があるとは思っていなかったので。  

そして、今日、喪中御見舞のお線香が届きました。 
高校次代の同級生からです。
お礼の電話をしました。
これまで季節の手紙のやり取りだけしてきただけですので、電話をするのは30数年ぶりのことでした。  
電話口で30数年ぶりに彼女の声を聞くことができまた。  

二人とも、もう電話で声を聞くことはないと思うと、チョッピリ悲しいです。

私が次に彼女たちに身内の不幸をお知らせることはないと思います。 

この次に死ぬのは私だから。 

私が死んだら、はたして彼女たちに子供たちは私の死を連絡してくれるのかな?―

そんな心配をするのも、私が年を取ったせいからでしょうね。

49日の法要が終わりました

2017-12-24 12:03:04 | 日記
昨日49日の法要を自宅で行いました。
納骨するお寺が決まっていないなのでお坊さんの派遣サービスを申し込んで、お坊さんに来ていただきました。
妻の兄弟に、私の身内が集まり9人の厳かに法要を営むことが出来ました。

さて、今日はクリスマスイブ。 

息子は自分の家に帰ってクリスマスプレゼントを買ったり料理を買ったり、家庭サービスに忙しくしています。

娘は先程出かけました。
クリスマスで友達に会うのでしょう。
今日は帰らないと言って出ていきました。
 
息子も娘も自分たちの生活があります。それを大切にしてくれたらいいと思います。

私は今日は自宅で一人です。
いや、間違えました。 
妻の遺影と一緒なので、
今夜のクリスマスイブは夫婦水入らずで過ごそうと思います。

葬式仏教

2017-12-13 19:43:12 | 日記
お葬式の時以外、お寺(仏教)にお世話にならない。という意味です。

妻が亡くなり葬儀をして、つくづくこの言葉を噛みしめています。  

私は仏教徒ではありません。
とは言え、仏教を否定する者でもありません。 
それどころか、般若心経の意味を学び般若心経を唱えることができます。

先月妻が亡くなって、私は葬式を仏教でしたらよいのか、無宗教でしたらよいのか迷いました。
何しろ生前の妻の宗教心の意向がわからないものでしたから。

そこで私は無難に仏教の葬式をすることにしました。
単にお坊さんのお経のない葬式は寂しいと思ったからです。
するとお坊さんの問題に突き当たりました。
私は敢えて実家の菩提寺のお坊さんに頼むのをやめました。
お坊さんは葬儀社を通じて、他のお寺のお坊さんに来てもらいました。
檀家になって将来お寺に縛られるのが嫌だったからです。

仏教で葬式をしたため、49日の法要をするかしないか、子供たちと意見が食い違いました。
私はしなくていい、と言い、
子供たちは法要はすべきだ、と言う。
結局49日の法要をすることになりました。

では49日の法要をどのようにすればいいのか?また、問題です。

法要は12/23、自宅ですることにしました。 お坊さんは出張してくれるお坊さんを頼みました。

さて49日の法要がすんでからも、することがたくさんあります。

亡くなった妻に戒名を付けてあげなければなりません。 

戒名をつけてもらったら本位牌を作らねばなりません。 

本位牌を作ったらそれを祀る仏壇を購入しなければなりません。

仏壇には御本尊を祀らなければなりません。 
私の家は真言宗なので、御本尊は大日如来です。

位牌も仏壇も御本尊もタダではありません。
みんなお金がかかります。
値段はピンキリです。 
高い物は数十万円もします。

高くても、一生に一度の買い物だから、故人を弔う為だから、
と値段の高い物をついつい選んでしまいそうです。

お寺に葬儀社、それに仏具店。
人が亡くなって成り立つ職業です。


死亡保険金

2017-12-06 21:01:20 | 日記
昨日、保険会社から死亡保険金が振り込まれました。 
これで葬式の費用やお墓のお金が払えます。(安堵!)

妻は共済保険に数社入っておりました。

保険金は葬儀の費用とお墓のお金に当て、残りのお金は子供達にあげます。
既に、妻の銀行の預金は子供達にあげる手続き(相続届)をしました。

私は妻からは何も貰いません。
妻から相続したモノは全て子供達にあげることにしました。 

私は妻の財産を貰う資格はありませんし、そのつもりもありません。

私に蓄えは必要ありません。
ガードマンの収入と年金で食べていければそれでいいのです。
生きていく生活ができれば、それ以上の贅沢を私は望みません。

子供達が妻の残してくれた財産を大切に使ってくれたら、それでいいです。
 
そして子供達が妻の墓をこの先守ってくれたら、それでいいです。