犬が不治の病になるとね
飼い主はその子に不安な思いをさせまいと
その子の前では作り笑いをするんですよ。
それがいつの間にか
犬の前でのふだんのお顔になってしまう。
無意識に作り笑いをしてしまう。
でもね、
犬はきっとわかっているのです。
自分の病のことを
そして飼い主の思いをね。
飼い主がやっと泣けるのはその子が旅だった時
思いっきり泣けばいいのです。
それまで泣けなかった分泣けるだけ泣けばいい。
そしてまた後は笑って過ごす。
いつまでも泣いていたら犬が悲しんで旅立てないもの。
49日まではこの世に留まっているというのは本当のことだと思うのです。
その間に思いを伝えてあげればいい。
愛しているよ。 有難う。 そしてまたいつか。