カンクン滞在3日目。現地時間AM3:00。
ふと目が覚めたワタクシは、猛烈な激痛に見舞われます。
胃が痛てぇ!!!
今まで生きてきて、軽い胃潰瘍や胃炎になった事はありますが、
それらを軽く凌駕する激痛。とにかく、カンクン東海岸の荒波のように、
引いてはドーン!、引いてはドーン!と繰り返し痛みが押し寄せます。
横で寝ていた小春さんを起こすわけにもいかず、とりあえず寝るしかないと
苦痛に顔をしかめながら横になりました。
「何がいけなかったんだ?」自問自答してみると、一つの記憶が。
前日、シーフードレストランで夕食を取った事はすでに書きましたが、
そこで注文したシュリンプナチョス(トルティーヤチップスにエビやチーズ
等の具を載せ、皿ごと焼いた料理)を食べる際に、ハラペーニョ(青唐辛子)
のスライスをチップス1枚につき1個乗せながら食べていたのです。
辛さそのものはさほどのものではありませんでしたが、食べ終わってみると、
出てきたハラペーニョのほとんどを食べきっていました。
「あれが原因か・・・」と後悔しても後の祭り。ウンウン唸りながら夜明けが
来るのを待ちます。
夜が明けても全く痛みは治まらず、朝食を食べにホテルの外に出ても、
少し歩くたびにどんどん体力を消耗する始末。空は今日も晴天。
カンカンと照りつける太陽が、痛みと共にワタクシの頭をぼやけさせて
いきます。
幸か不幸か、この日は厳密な予定は立てておらず、お土産物を買いに
ショッピングモール回りをするつもりだったので、時間の束縛を受ける
ことなく動く事が出来ました。朝食後、いったんホテルに戻り、
日本人コンシェルジュに「良い薬はないですか?」と尋ねるも、
「専門外なので・・・ホテル内に医師がおりますので、そちらにご相談
下さい。」とのごもっともなお返事。診察料が70ドルと聞き、海外
旅行保険には入っていたものの、なんとなく腰が引けてしまい、
日本から持参した薬で誤魔化しながら行動する事に。
ホテルそばのバス停からバスに乗り込み、一路、カンクン界隈で一番
大きなショッピングモール、ラ・イスラ・ショッピング・ビレッジへ。
しかし、胃のダメージは一向に回復せず、外を歩くにも日陰を探しながら
休み休み動く始末。小春さんには非常に迷惑をかけてしまいました。
本来、酒飲み夫婦としてはランチはラグーンを眺められるオープンバーで
ビールとカクテルで乾杯!のつもりだったのですが、到底そのような
状況ではなく、レストランでソフトドリンクを飲むだけでした。
(上の写真は、ラ・イスラから望んだラグーン)
このままショッピングを続けるのは非常にキツイので、一度ホテルに
帰ろうという話になり、再びバスでホテルへ。
ここでカンクンを走るバスの解説を。
カンクンの公共交通機関の第一に挙げられるのが、この路線バス。
何と言っても、24時間営業で走っているし、どこまで乗っても
一人6.5ペソ(日本円にして70円ちょっと)と格安。
タクシーも走っていますが、料金が日本並みの設定で割高な上に、
メーターが付いていないのでぼったくられかねないという、疑惑付。
必然、バスの利用が多くなるわけです。
カンクンのバスはエアコンレス・・・っていうとかっこいいですが、
この灼熱の国にはちとキツイ。しかし、猛スピードでぶっ飛ばしているので
窓を全開にしているだけで、意外と心地よかったりします。
そしてこれがメキシコらしい(?)ところですが、とつぜんギターを
持ったマリアッチ(流しの歌手)がバスに乗り込んできて、勝手に演奏と
歌を披露するのです。もちろん、演奏後には「チッププリーズ」。
「誰も頼んでねーよ!」などと無粋なツッコミは抜きにして、ここは演奏を
楽しみたいものです。
ちなみに、ワタクシ達がショッピングモールから帰るバスにも、若い2人組の
マリアッチが乗り込んできて、2曲ほど披露。なかなか爽やかな曲と
歌声でした。ちょうどワタクシ達がバスを降りる直前にチップをもらうために
バスの中を回り始めたので、二人の事をデジカメで撮った(動画で撮った
ためアップ出来ず)お礼も含め、1ドルチップとして渡しました。
さて、ホテルに戻ったワタクシは、部屋で熟睡。暇になってしまった小春さんは
一人でプールへ。

(プールから見たホテル)
数時間後、プールから帰ってきた小春さんから、昨日出会った小学生の女の子
とまた会った事を報告されたのですが、その時、小春さんがその子からこんな
質問をされたそうです。
「ねーねー、お姉ちゃん。昨日一緒だったお兄ちゃん・・・
じゃなかった
おじちゃんは一緒じゃないの?」
それを聞いた瞬間、
逆じゃねーのかよ!!
と速攻でツッコミを入れたワタクシ。
あれ?結構大きな声で、このスピードでツッコミが入れられた?・・・
そう、数時間安静にしていた事で、胃の調子が安定、体力も回復して
来たのです。ツッコミで体調を確認するワタクシって一体・・・_| ̄|○
回復しつつあるとはいえ、この状態でスパイシー&こってりなメキシコ料理を
食べるのは自殺行為。本意ではありませんでしたが、夕食は近くのうどんを
出している日本料理屋にしようという事になり、再び出かけたのですが、
出かけた時間が遅く、すでに閉店間際。替わりに、近くにあった日本食
レストラン、「花いち」に行きました。
後で知った事なのですが、このお店、カンクンの日本料理店ではおいしいと
評判らしく、現地在住の潮風太郎さん、海風吹代さんもオススメのお店。
感動したのは、体調の悪い日本人向けに「お腹に優しいメニュー」を
用意している事。ワタクシは雑炊、小春さんはエビフライ定食をいただき、
二人とも大満足でした。他では食べられない、「サボテンの佃煮」も
おいしかった♪

(「花いち」のエビフライ定食と雑炊)
さて、4日目はいよいよカンクン旅行メインイベントのチチェン・イッツァ
遺跡ツアー。なんとか1日で回復(本調子にはまだ遠いですが)したワタクシは、翌日のために早寝したのでした。
つづく・・・
ふと目が覚めたワタクシは、猛烈な激痛に見舞われます。
胃が痛てぇ!!!
今まで生きてきて、軽い胃潰瘍や胃炎になった事はありますが、
それらを軽く凌駕する激痛。とにかく、カンクン東海岸の荒波のように、
引いてはドーン!、引いてはドーン!と繰り返し痛みが押し寄せます。
横で寝ていた小春さんを起こすわけにもいかず、とりあえず寝るしかないと
苦痛に顔をしかめながら横になりました。
「何がいけなかったんだ?」自問自答してみると、一つの記憶が。
前日、シーフードレストランで夕食を取った事はすでに書きましたが、
そこで注文したシュリンプナチョス(トルティーヤチップスにエビやチーズ
等の具を載せ、皿ごと焼いた料理)を食べる際に、ハラペーニョ(青唐辛子)
のスライスをチップス1枚につき1個乗せながら食べていたのです。
辛さそのものはさほどのものではありませんでしたが、食べ終わってみると、
出てきたハラペーニョのほとんどを食べきっていました。
「あれが原因か・・・」と後悔しても後の祭り。ウンウン唸りながら夜明けが
来るのを待ちます。
夜が明けても全く痛みは治まらず、朝食を食べにホテルの外に出ても、
少し歩くたびにどんどん体力を消耗する始末。空は今日も晴天。
カンカンと照りつける太陽が、痛みと共にワタクシの頭をぼやけさせて
いきます。
幸か不幸か、この日は厳密な予定は立てておらず、お土産物を買いに
ショッピングモール回りをするつもりだったので、時間の束縛を受ける
ことなく動く事が出来ました。朝食後、いったんホテルに戻り、
日本人コンシェルジュに「良い薬はないですか?」と尋ねるも、
「専門外なので・・・ホテル内に医師がおりますので、そちらにご相談
下さい。」とのごもっともなお返事。診察料が70ドルと聞き、海外
旅行保険には入っていたものの、なんとなく腰が引けてしまい、
日本から持参した薬で誤魔化しながら行動する事に。
ホテルそばのバス停からバスに乗り込み、一路、カンクン界隈で一番
大きなショッピングモール、ラ・イスラ・ショッピング・ビレッジへ。
しかし、胃のダメージは一向に回復せず、外を歩くにも日陰を探しながら
休み休み動く始末。小春さんには非常に迷惑をかけてしまいました。
本来、酒飲み夫婦としてはランチはラグーンを眺められるオープンバーで
ビールとカクテルで乾杯!のつもりだったのですが、到底そのような
状況ではなく、レストランでソフトドリンクを飲むだけでした。
(上の写真は、ラ・イスラから望んだラグーン)
このままショッピングを続けるのは非常にキツイので、一度ホテルに
帰ろうという話になり、再びバスでホテルへ。
ここでカンクンを走るバスの解説を。
カンクンの公共交通機関の第一に挙げられるのが、この路線バス。
何と言っても、24時間営業で走っているし、どこまで乗っても
一人6.5ペソ(日本円にして70円ちょっと)と格安。
タクシーも走っていますが、料金が日本並みの設定で割高な上に、
メーターが付いていないのでぼったくられかねないという、疑惑付。
必然、バスの利用が多くなるわけです。
カンクンのバスはエアコンレス・・・っていうとかっこいいですが、
この灼熱の国にはちとキツイ。しかし、猛スピードでぶっ飛ばしているので
窓を全開にしているだけで、意外と心地よかったりします。
そしてこれがメキシコらしい(?)ところですが、とつぜんギターを
持ったマリアッチ(流しの歌手)がバスに乗り込んできて、勝手に演奏と
歌を披露するのです。もちろん、演奏後には「チッププリーズ」。
「誰も頼んでねーよ!」などと無粋なツッコミは抜きにして、ここは演奏を
楽しみたいものです。
ちなみに、ワタクシ達がショッピングモールから帰るバスにも、若い2人組の
マリアッチが乗り込んできて、2曲ほど披露。なかなか爽やかな曲と
歌声でした。ちょうどワタクシ達がバスを降りる直前にチップをもらうために
バスの中を回り始めたので、二人の事をデジカメで撮った(動画で撮った
ためアップ出来ず)お礼も含め、1ドルチップとして渡しました。
さて、ホテルに戻ったワタクシは、部屋で熟睡。暇になってしまった小春さんは
一人でプールへ。

(プールから見たホテル)
数時間後、プールから帰ってきた小春さんから、昨日出会った小学生の女の子
とまた会った事を報告されたのですが、その時、小春さんがその子からこんな
質問をされたそうです。
「ねーねー、お姉ちゃん。昨日一緒だったお兄ちゃん・・・
じゃなかった
おじちゃんは一緒じゃないの?」
それを聞いた瞬間、
逆じゃねーのかよ!!
と速攻でツッコミを入れたワタクシ。
あれ?結構大きな声で、このスピードでツッコミが入れられた?・・・
そう、数時間安静にしていた事で、胃の調子が安定、体力も回復して
来たのです。ツッコミで体調を確認するワタクシって一体・・・_| ̄|○
回復しつつあるとはいえ、この状態でスパイシー&こってりなメキシコ料理を
食べるのは自殺行為。本意ではありませんでしたが、夕食は近くのうどんを
出している日本料理屋にしようという事になり、再び出かけたのですが、
出かけた時間が遅く、すでに閉店間際。替わりに、近くにあった日本食
レストラン、「花いち」に行きました。
後で知った事なのですが、このお店、カンクンの日本料理店ではおいしいと
評判らしく、現地在住の潮風太郎さん、海風吹代さんもオススメのお店。
感動したのは、体調の悪い日本人向けに「お腹に優しいメニュー」を
用意している事。ワタクシは雑炊、小春さんはエビフライ定食をいただき、
二人とも大満足でした。他では食べられない、「サボテンの佃煮」も
おいしかった♪

(「花いち」のエビフライ定食と雑炊)
さて、4日目はいよいよカンクン旅行メインイベントのチチェン・イッツァ
遺跡ツアー。なんとか1日で回復(本調子にはまだ遠いですが)したワタクシは、翌日のために早寝したのでした。
つづく・・・