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Feel So ぶるー

ツッコミ屋にしてはつっこまれすぎ、
「ぶるー」が泣きながら綴るBLOG(嘘)

期待薄だなぁ・・・

2010-10-02 15:40:32 | 映画
なんと!キアヌ主演で「忠臣蔵」リメーク(スポーツニッポン) - goo ニュース

ハリウッドのネタ不足はよっぽどの所まで来てるんでしょうね。忠臣蔵をモチーフにした現代劇(座頭市が元ネタの「ブラインド・フューリー」)とか、西部劇(七人の侍が元ネタの「荒野の七人」)とかならまだしも、忠臣蔵の世界にキアヌをぶち込もうというんですから、無謀にも程がある。「架空の相撲取り」とかキャラクターにいる時点で、トホホな世界が目に浮かぶようです。

いっそのことタランティーノ監督に撮らせて、元ネタが何だったか分からないぐらい破壊してもらった方が面白い物になるんじゃないかなぁ。

思い込みは恐い

2010-03-07 15:53:31 | 映画


ワタクシの好きな小説に「武士道シックスティーン」という作品があります。
高校一年生の剣道部員二人。片や宮本武蔵を信奉する「剛」の香織。片や日舞出身の異色剣士「柔」の早苗。性格や風貌、剣道に対するスタンスまで全く対照的な二人が、時に激しくぶつかり合いながら良きライバルになっていくという青春小説の傑作です。

で、この小説が映画化されると聞き、主役二人が北乃きいちゃん、成海璃子ちゃんと聞いて、中々のキャスティングだな・・・と思っていました。今日までは。

そろそろ映画もクランクアップする頃か・・・どれ、公式サイトでも見てみるかと何気なく検索したところ・・・唖然としました。ワタクシが考えていたキャスティングは香織=ドラマ「ライフ」でいじめと闘う少女を演じた北乃きいちゃん、早苗=「ミラバケッソ」やdocomoのCMなど、どちらかというとほんわかした雰囲気を醸し出す成海璃子ちゃんだったのですが、実際のキャスティングは全くの逆だったのです。

そりゃあ、ワタクシの勝手な思い込み。製作サイドからしてみれば、文句を言われるのは心外かもしれませんが・・・どうなんでしょう?このキャスティング。単にルックス(髪型)の面から言っても、原作では香織=ショート、早苗=ロングだし・・・言っちゃあ何ですが、成海璃子ちゃんの険しい顔は困っているようにしか見えない(^^;)

誰も何も言わなかったのかなぁ?不思議で仕方ありません。

魂を継ぐもの

2010-01-23 14:37:55 | 映画
先日、テレビをザッピングしていた時に、たまたま見かけた報道ステーション(基本的にこの番組が好きではないので偶然)で見た特集の話を。
ジェームズ・キャメロン監督が原爆を題材にした映画を撮るそうで、その話を聞いた二重被爆者(広島・長崎で二回被爆した方)の山口彊(つとむ)さんが、是非キャメロン監督に会いたいとメッセージを送り、キャメロン監督が癌で入院中の病床にある山口さんに面会に行くシーンを放送していました。山口さんはキャメロン監督に会うと、「私の役目は(あなたに会うことで)終わった。後は頼みます。」と話し、キャメロン監督も「あなたの役目は私が受け継ぎます」と、固い握手を交わしていました。山口さんはその2週間後に息を引き取ったそうです。

正直、山口さんという方の存在を知りませんでした。まさか、広島と長崎で二回も被爆されたとは。そして、そんな異常な体験と傷を乗り越え、この二十一世紀まで存え、核兵器の悲惨さを訴えておられたとは。ほんのわずかの放送でしたが、画面上からは山口さんの切なる願いとキャメロン監督の本気が伝わってきました。どうか、キャメロン監督の取り組みがアメリカという国家の思惑に押しつぶされませんように。どうか、エンターテイメントの枠組みで矮小化されませんように。願わずにはいられません。

こればっかりは・・・ねぇ

2008-11-02 11:46:42 | 映画
女性はロマンよりもイケメン…三国志 【私のミカタ・みんなのミカタ】(goo評判検索) - goo ニュース

二年待ちました。昨日から公開の「レッドクリフ」。ジョン・ウー監督×トニー・レオン先生×金城君×三国志。ワタクシの大好物をこれでもかと詰め込んでいただいた映画ですので、期待がふくらみっぱなしです。

我が妻、小春さんにこの映画の魅力、というか、ワタクシの大好物がいかに素晴らしいかをうっとうしいぐらいに熱く語ったのですが、まったく伝わりません。こればっかりは、仕方がないんですが・・・やはり男性と女性の差なんでしょうか?元記事書かれている「ロマン」「敗者の美学」、確かに三国志に通底しています。「漢」と書いて「おとこ」と読ませる漫画がありますが、まさにこの三国志を表すのにぴったりの表現です。スクリーン上に「漢の世界」が見事に再現されていることを期待しつつ・・・近いうちに見に行ってきます。

小説原作映画の理想型

2008-10-19 11:54:50 | 映画
・・・タイトルでだいぶヨイショしすぎですが(^^;)

「容疑者Xの献身」を見てきました。
本作、テレビドラマシリーズ「ガリレオ」の映画版として知られていますが、ハッキリ言って、ドラマとは別物です。もちろん、主要キャスティングは一緒、設定も一緒ですが、演出方法がまるで違います。主人公の湯川准教授は、テレビドラマではいつも、トリックの解が思いつくと意味不明な数式を所かまわず書き殴り、最後は決めポーズ、バックには福山雅治作曲のテーマ曲(名曲です)が流れるという「お約束」がありましたが、映画では一切無し。重厚な心理戦と仕掛けられたトリックの謎解きがが展開する、本格サスペンスになっています。

ワタクシは原作のファンで、トリックの種も知っていたのですが、知っている人間から見ても必要とされる伏線が映像として充分盛り込まれており、監督の気合いを感じることが出来ました。「主演」である堤真一の演技も見事。単なる「ドラマの映画化」ではなく、「映画としての必然」を備えた映画だったと思います。一点、原作と違う部分(「内海薫」などキャラクターの問題は抜きにして)がクライマックスに至る過程の中であるのですが(あえて変えたのかあるいは時間の関係でカットしたのか分かりませんが)、それはそれで良かったと思います。原作のままだとさらに救いが無くなるので(^^;)

救いが無いといえば、原作者である東野圭吾氏の作品は、正直、救いのないものが多く、独語に暗澹たる気持ちになることがありました。本作しかり、「秘密」「白夜行」しかり。救いがないからこそリアルが感じられるという側面もあるのですが、連続して読むと気が滅入るので、なるべく間隔を空けるようにしています。この映画で東野作品に興味を持った方は「トキオ(時生)」あたりから読むことをお勧めします。

ありがとう、堤監督

2008-09-08 17:40:55 | 映画
映画「20世紀少年」を見てきました。

前の記事にワタクシのこだわり(ファーストシーン)を書きましたが、見事なまでに表現していただき、すごく嬉しかったです。堤監督、ありがとう。

しかし音楽の使い方といい(エンディングでも「20th Century Boy」がかかった時は鳥肌ものでした)、演出といい、カメラアングルといい、堤監督は原作漫画に対する思い入れがもの凄く強いということを感じましたね。第二部も期待できそうです。ただ、第二部は主役が「カンナ」という女の子にバトンタッチ、カンナ役の平愛梨さんという女優さんが未知数なので・・・期待しすぎないように、気をつけたいと思います。


やっぱりなぁ・・・

2008-09-07 08:51:43 | 映画
日本勢、受賞逃す=伊誌などは宮崎作品に観客賞-ベネチア映画祭(時事通信) - goo ニュース

「ポニョ」や「アキレスと亀」が「金獅子賞確実!」なんて報道をされていましたが、いずれも受賞できませんでしたね。

作品内容はともかく、こういった報道姿勢は問題があるのではないでしょうか?
結果を保証できない事について、「確実」なんて、曲がりなりにも報道機関が使って良い表現ではないはず。アカデミー賞シーズンになるとやたら使われる「アカデミー賞受賞確実!」っていう誇大広告と新聞が同レベルに堕してしまっている訳です。
「本紙予想」で勝手に想像するだけなら、そう明記すべき。煽るだけ煽って後は知らん顔という新聞の姿勢に腹が立ちます。

見たい映画がないだけ

2008-07-13 16:55:30 | 映画
映画不振 “薄利多売”が裏目 今年上期 洋画興収2割減(産経新聞) - goo ニュース

薄利多売云々が問題なのではなく、洋画(いわゆるハリウッド作品)に劇場で見たいと思わせる作品が無いだけの話。その証拠に、邦画の興収は横ばいです。スタジオ側と脚本家協会や俳優協会が労使交渉で揉めている影響や、単にアイデアが枯渇してしまっているからでは?

ちょっと前まではロード・オブ・ザ・リングやスパイダーマンなど、ワタクシとしても「絶対外せない!」な作品が常にある状況でしたが、今は劇場で見たい洋画がないですね。まあ、これから来るアイアンマン、ジャッキー・チェン+ジェット・リーが夢の顔合わせの「ドラゴン・キングダム」ぐらいかなぁ。秋公開の「レッド・クリフ」(ジョン・ウー御大の三国志!)は中国映画ですしね・・・ってアクション系が多いな。例えば「ユージュアル・サスペクツ」や「セブン」、「メメント」などアイデアにあふれたサスペンス映画が見あたらないという事も特徴的ですね。

もう一つ、宣伝方法にも問題がある気がします。どの映画も試写会会場で「この映画、絶対見るべき!」みたいな観客の声を撮って流してるけど、あんなもの何の参考にもならないって事が既にバレバレなわけで。わざとらしいからもう止めて欲しいです。あの手のCMを見て映画館に行く気を無くしている人もいるんじゃないかなぁ。

まさにスター

2008-07-01 14:01:55 | 映画
ジョージ・クルーニー、「2つの組合は和解すべき」 - goo 映画

さすがジョージ・クルーニー。ダニー・オーシャンの役バリにクールなコメント。さすがです。

最近のハリウッド映画には「見たい!」と思わせるパワーが欠けている。これはやっぱり、スタジオ・脚本家・役者が労使交渉でやたら揉めていることにも原因はあると思う。映画作りに集中できない環境で作られた映画など、観客はすぐに見抜きますからね。
さて、俳優の組合が団結し、交渉の早期終結となるのか。映画ファンの「良い映画が見たい」というシンプルな願いを叶えてもらえる環境が整えることができるのか?推移を見守りたいと思います。

ゆずれないものひとつ

2008-03-04 09:10:28 | 映画
邦画最大級!「20世紀少年」総キャストは3部作合計300人(サンケイスポーツ) - goo ニュース

第1部の全キャストが公式サイトで発表されてます。役名不明の人も合わせ、
かなり豪華な布陣です。
(オリラジとかタカトシとかのお笑い芸人枠は何のためにあるのか
良く分かりませんが)

漫画原作の映画化の場合、原作ファンが自分のイメージ通りの
キャスティングにならず、映画そのものに不満を持つという事は
良くあります。ワタクシはこの漫画のファンですが、今回の
キャスティングについては、イメージ通りとは行かなくとも、
概ね満足しています。結局、この漫画の場合、漫画のキャラクターが
立ちすぎていて、「実在の」役者さんでぴったりの人を探す方が難しい。
むしろ外見的なイメージばかり先行させるよりは、芝居がきちんと出来る
人をキャスティングして欲しいという思いがあったので、期待が持てる
布陣となったと思います。
(特にオッチョのトヨエツ、ヨシツネの香川照之、フクベエの佐々木蔵之介)

問題は演出です。堤幸彦監督という人は、はまるともの凄く面白い
お芝居を組み立てる事が出来る人ですが、空回りする事も多い。
そこが一番の不安要素ですかね。

そしてどうしてもゆずれない事が一つあります。それはファーストシーン。
中学校の校内放送をジャックしたケンヂがかける「20th Century Boy」。
このシーンとこの曲だけは絶対に原作通りにしていただきたい。
この漫画のタイトルであり、過ぎ去ってしまった「20世紀」という
時間を象徴するこの曲は、外してもらっては困ります。
(ラストにも関わってくるし)
たぶんワタクシはこの映画を見に行くと思いますが、このファースト
シーンが再現できていなければ、残り2作はたぶん見ません。それぐらい
こだわりがあります。

頼みますよ、堤監督。