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Feel So ぶるー

ツッコミ屋にしてはつっこまれすぎ、
「ぶるー」が泣きながら綴るBLOG(嘘)

高校時代の旅

2008-05-03 09:08:08 | 
シニアのユース旅人気が再燃 60歳以上会員が5割増(共同通信) - goo ニュース

高校生の頃、ユースホステルを利用した旅行を二度しました。
一年生の時は、郵便配達のバイトで貯めたお金で、奈良に一人旅。
ユースホステルを二件ハシゴしましたが、1件目で知り合った
大学生のお兄さんが「じゃあ、オレもそっち(のユース)に移るかな」
と一緒に移動してくれて、非常に心強かったのを覚えています。
(そのお兄さんに同い年だと思われていてショックでしたが(^^;)

今思えば、色々な層の人がいましたねぇ。
出張費を浮かせるために利用しているサラリーマンの方、大学生の
お姉さんグループ(ちょっとドキドキしました)、バイクで全国を
旅している風来坊、お年寄りの方もいました。そういった、普段は
接する機会を持てない方々とお話をする機会を持てたことは、非常に
貴重な体験でした。何故か鮮明に覚えているのは、消灯時間が確か
10時で、当時ヒットしていた「男女7人夏物語」が見られないと
お姉さんたちがブーイングを起こしていたこと。今も消灯時間は
変わらないのかな・・・。

二年生の時は、伊豆大島に友人2人と。ユースホステル自体はあまり
パッとしなかった(失礼)印象ですが、三原山の噴火後の生々しい
溶岩の河や、よろず屋のおばちゃんが話してくれた、避難した時の
状況の話は今でも鮮明に思い出せます。

ご高齢の方が利用することが多くなったという、ユースホステル。
もちろん、それはそれで一つの方向性だと思いますが、やはり
若者にこそ利用してもらいたいですね。

久しぶりの旅行計画

2008-04-15 15:28:29 | 
一時ほどではありませんが、円高も進んでいることですし
ここは一つ、海外にでも行っちゃいますか!という事で、
来月の終わりにサイパンに行ってきます。

サイパンには何年か前に言ったことがあるんですが、良く言えば
のどか、悪く言えば田舎っぽくてちょっといかがわしい、
(悪く言いすぎですか)って感じの記憶があります。
小春さんと二人でパラセーリングに挑戦する予定。墜落しないように
祈っていて下さい。

京都・大阪の旅-3

2007-09-16 11:45:54 | 
3日目。

神社仏閣大好きのぶるーと、お寺には大して興味がない小春さん。
二人の興味が一致した唯一のお寺が三十三間堂でした。

途方もない数の千手観音。圧倒的な造形の二十八部衆たち。
仏像好きのロマンを刺激してやまないこのお堂に、小春さんも
修学旅行以来、もう一度行きたいと願っていたとの事でした。

私は初めて訪れたときは、二十八部衆は裏の回廊に置かれ、
どちらかというと脇役扱いだったのですが、今や千手観音の
前に置かれて主役扱い。本来のコンセプトとは変わってしまった
のでしょうが、今の展示方法の方が、観光客には親切な
気がします。

仏像の群れを堪能した後、所用で西本願寺へ。
移動の際のタクシーの運転手さんが話していたのですが、

「日本に見事な仏像は数あれど、仏像が本来の形で
本堂に展示されている例は数少ない。
(興福寺阿修羅像や広隆寺弥勒菩薩像など)
そんな中、本来の形で展示している三十三間堂と
東寺は素晴らしい!」

なるほど。そんな視点で考えた事は無かったので新鮮でした。

その後、ブランチを取るべく、京都で喫茶店といえばこのお店、
イノダコーヒー本店へ。

さらに、初日に食べる事が出来なかった、甘党 弥次喜多
ある河原町まで徒歩で移動。念願のかき氷(写真)を食べました。
おいしいのは間違いないのですが・・・量が多くて。小春さんが
食べた宇治氷は本格抹茶を使用しているため結構渋く、最後の方は
ちょっとつらかったようです。

今回の旅行もこれで終わり。京都駅から新幹線に乗る前に
京都伊勢丹の地下で、大好きなはつだの和牛弁当を買って、新幹線で
食べようと思っていたら・・・「はつだは本日休業です」のあまりに
冷酷な宣告が待っていました(ToT)
最後の最後に・・・京都の大事な楽しみが一つ、奪われてしまいました。
ある意味、リベンジをする理由が出来たので、次に行くときは
必ずゲットします。

京都・大阪の旅-2

2007-09-10 11:41:28 | 
2日目。

この日は朝から大阪に行こう!という事で、京都駅からJRに乗り
大阪駅まで。地下鉄御堂筋線に乗り換えなんばまで向かいました。

大阪に行った事のない小春さんに、まずは大阪の象徴道頓堀界隈を
見せたいという事と、本場大阪のたこ焼きを食べようという目的で
まずは戎橋を目指します。

この日は世界陸上開催中という事で、大阪の名物も模様替え。



くいだおれ人形も応援。



カニも応援。

たこ焼きは大たこ赤鬼をハシゴしましたが、まあまあって感じでした。
大たこは初めて食べたときの方が衝撃的でしたね。

小腹を満たしたところで、もう一つの大阪の顔、通天閣と新世界に行くために
再び地下鉄へ。



道頓堀界隈も新世界界隈も、関東に住む人間にとっては異世界とも
呼べる独特の雰囲気を持っていますが、殊に新世界は初めて訪れた
人間に軽いショックを与えると思います。

ウロウロしているうちにまたお腹が空いてきたので、初代エビスで
食事。



名物串カツとお好み焼き、焼きそばをいただきましたが、(←食い過ぎ)
お好み焼きのうまさにびっくり。

その後、新世界のお店でスマートボールを堪能。



通天閣に登り



ビリケンさんの足の裏を撫でまくった後、再び京都へ。

京都の夜は、



創菜ダイニング卯乃家で食事。さすが京都のお店、京風料理を出す
飲み屋とはしゃれてるなぁ・・・と思ったら、東京にも店舗がありました。


そして、前夜のリベンジを果たすべく、もう一つの川床バー
セントジェームスクラブ本店(木屋町)へ。
先斗町店のバーテンさん(店長さん?)と再会を果たし、
早速川床へ。席もゆったりしていて、川風が非常に気持ちいい。
お店の雰囲気的にも、若者が集うアトランティス、大人の
社交場セントジェームスクラブという感じでした。
(あくまでも私見です)
30オーバーの身としては、こちらの方が居心地がいいかな?

さて、2泊3日の今回の旅行。京都に行ったのにろくに寺参りを
しないままでしたので、3日目は三十三間堂にお参りです。


ウマイもの王国・鹿児島

2007-07-08 00:34:08 | 
ご報告が遅れましたが、先日、小春さんと二人で
福岡~鹿児島旅行に行ってきました。
福岡では親戚の家に泊まり、鹿児島では現地在住の
友人のガイドで充実した旅行が楽しめました。
ざっと振り返ってみますと・・・

1日目
福岡空港到着~レンタカーで志賀島へ~小春さんの
好物、サザエを食べようと食堂に寄るも、まだ開店前。
金印公園で時間を潰し(といってもすることなくて困る)
開店後、食堂でランチ~天神地下街をブラブラ~
キャナルシティーでラーメンはしご~親戚宅で宴会
~22時には就寝

2日目
福岡から鹿児島へレンタカーで一気に移動。途中豪雨(ToT)
アミュプラザ鹿児島内のむじゃきで「しろくま」(鹿児島流かき氷)を
食べる。友人と合流~唐船峡そうめん流しで昼食~指宿砂楽
砂蒸し体験~ホテルにチェックイン後、天文館へ繰り出す。
薩摩ぢどっこ亭家のじ(焼酎バー)~友人の行きつけの居酒屋
~小金太ラーメンとハシゴに次ぐハシゴ~
ホテルに帰り、午前2時就寝。

3日目
ゆっくり起きた後、ドルフィンポートで日本一ウマイ回転寿司と評判の
めっけもんにて寿司ブランチ~空港でお土産買いまくり~帰宅。

こう見ると、怒濤の日程ですね。
・・・っていうか、

どう見ても食い過ぎ(ToT)

いやあ、鹿児島っておいしいんですね←バカ
写真はキビナゴの刺身と自家製さつま揚げですが、何を食べても
ウマイ。関東ではあまり手に入らない(らしい)黒天狗という焼酎も
絶品。小金太ラーメンというお店はどうも取材拒否のお店らしく、
ガイドブックにはまったく載っていませんが、これまたうま過ぎ。
見所満載、お腹も満腹で大満足でした。

今度時間が取れれば、他の名所も見て回りたいですね。

え?体重?

怖くて計れませんよ。


カンクン&ニューヨークの旅7日目~真意~

2006-12-23 18:09:42 | 
だいぶ間が空いてしまいました。「何を今さら!」と怒られるかもしれませんが、
旅行記、最終章でございます。

前日のミュージカルの興奮も覚めやらぬまま、この日はソーホーでショッピング。
ニューヨークの中でも特にこの街が好きなワタクシ達夫婦は、ブラブラしている
だけでも楽しい。コーヒースタンドのオジサンとジョークを交わすなど、ちょっと
ニューヨーカー気分に浸ってみました。



そしてこの日は、あのワールドカップサッカー決勝戦の日。
人種の坩堝、ニューヨークだけあって、あちらの店ではイタリアの応援、こっちの
店ではフランスの応援と、お店によって応援している国が違うのが面白かった。
リトルイタリーが近い事もあって、イタリアの応援の方が若干多かったかな?
街角のパブリックビューイング(アディダス提供)では、若者達が大勢で
盛り上がっているし、アメリカでもサッカー人気が意外と高い事にちょっと感心。
(まあ、ヨーロッパや南米ほどではないでしょうが)

他にも行かなければいけないところがあったので、観戦は泣く泣く断念。
地下鉄に乗って、ユニオンスクエアへ。
なぜ、この駅に来たかというと・・・ニューヨーク探訪の真意、PETCOという
お店に行きたかったからなのです。

PETCOとは、アメリカ最大のペットショップチェーン。小春さんは前々から
このお店に行ってみたいと言っており、「PETCOに行けるのなら、アメリカの
どの街でも良い」とまで言い切っており(こういうのを本末転倒という)、
メキシコ+アメリカという旅行日程になった、という次第だったのです。

店に入ってみると、アメリカでは動物愛護の観点から、犬猫の生態販売は
極力していないそうで、お店の作りはシンプル。確かにアメリカサイズで
いろいろなグッズも多いのですが、思ったより犬猫用のおもちゃなどが少ない。
正直、ワタクシ10分もしない内に飽きてしまいました(^^;)
小春さんは楽しんでいたようなので、良かったですが。

買い物も済んで、近くのブリュワリー(地ビールレストラン)で一息。


・・・と、言いながら、八種類の地ビールテイスティングセットを飲んで、
夕方から良い気分。

プラプラと北方向に歩いていると、映画スパイダーマンでもおなじみの
特徴的なフラット・アイアンビルの前に出ました。



ニューヨークの夜も今日が最後、ディナーはちょっとおしゃれに・・・と
普通なら思うでしょう。で、隠れ家的名店を訪問。
それがこのお店、「バーガー・ジョイント」。


(写真の人物と本文は関係ありません(^^;)

高級ホテル、ル・パーカー・メリディアンのフロント奥でひっそりと
(と、いうよりこっそりと?)営業中のバーガーショップで、あらかじめ
情報を入手していないと、辿り着きようもないロケーションにあります。
しかし、あなどるなかれ。このお店、ニューヨークのグルメ雑誌でも常に上位に
載るお店で、スタンダードなハンバーガーながら、実にうまいと評判。



ハンバーグのジューシーな事。もう一度食べたくなる事請け合いです。

そうは言ってもハンバーガーショップ、長居する事も出来ず、ワールドカップで
イタリアが優勝したからか、この日は1杯分の値段で2杯飲めるという看板に
釣られ、ホテルの近くのイタリア料理店で二次会(酒飲み)。
マティーニのジンがきつすぎて、バーテンさんに泣きついてライムジュースで
割ってもらうという失態を犯しましたが。
お酒を飲みながら、この1週間の旅を二人で思い返しつつ、夜は更けていきました。

・・・こんな感じでこの旅も終わり。読んでいただいた方、ありがとうございました。
ブログを通常営業に戻すに当たり、もう少し更新を頑張るようにします。
・・・見捨てないで下さいね(ToT)

カンクン&ニューヨークの旅6日目~喝采~

2006-10-09 16:36:06 | 
ニューヨーク滞在2日目。
今回のニューヨークの宿はヒルトン・ニューヨーク
ホテルとしてはあまり特徴のないシティーホテルという感じですが、
ロケーション的には非常に便利。
ショッピング街である「5番街」や劇場街の「タイムズスクエア」界隈にも
徒歩で行けるし、地下鉄の駅もすぐそばにあり、ニューヨークの観光拠点
としては、使い勝手の良いホテルだと思います。

ニューヨークに来た時は、朝食はベーグルというぶるー家ルールにのっとり、
有名なH&Hベーグル(アッパーウェスト地区)へ地下鉄に乗って行ってみました。
ホテルから20分ほどで到着。しかし、小春さん曰く、「私が考えていた
ベーグル屋のイメージと違う」との事。彼女が考えていたのは選んだベーグルに
自分の好きなフィリング(具)を挟んでもらい、店内で食べられるお店なの
ですが、H&Hは、ちょっと違う。バンバン作られるベーグルと、「自分で」挟む
ためのフィリングを買って、テイクアウトする、という感じだったのです。
と、いうことで、とりあえずブルーベリーベーグルだけ買って店を後にし、
小春さんのイメージにあったお店を近隣で探すことに。

15分ほどぶらぶら歩いてようやく見つけた希望通りのお店がこちら↓


「LENNY'S」というカフェだったのですが、偶然にも、このお店で売っているのが
「H&H」のベーグルだったのです。これ幸いとさっそく注文。しかし、ワタクシの
注文(ショーケースを見ながら思いつきで注文したので、グリルチキンとトマト
というヘヴィーな組み合わせに)が異例の物だったらしく、なかなか通じず
悪戦苦闘。苦労の末にゲットしたベーグルは、非常においしかったです。

朝食後は再びぶらぶら歩き。ジョン・レノンが暗殺された、ダコタアパートの前で
記念撮影を・・・と思ったのですが、どの建物がダコタアパートなのか良く
分からず(ToT)
一応、それと思われる場所で撮った写真がこちら↓


肝心のダコタアパートが入っていないという大失態_| ̄|○

それじゃあ、ショッピングにでも行こうかと再び地下鉄に乗り、ミッドタウンへ。
すると、6番街で偶然、ストリートフェスティバルに遭遇しました。いわゆる
歩行者天国ですね。出店も沢山出ていて、なんだか不思議と楽しい気分に



中国系の人が売っている新鮮果物のスムージーとか、イタリア系の人が売っている
イタリアンソーセージのホットドッグとか、おいしいモノを売っている屋台も
多かったです。


写真で見ると、ホットドッグに見えませんね。それ以前に、ソーセージに
見えないか(^^;)

いったんホテルに帰り、一息ついた後、ブロードウェイミュージカル観劇の
ためにタイムズスクエアへ。
今回見たのは、「美女と野獣」(Beauty&The Beast)

小春さんは英語でのミュージカルは初体験(というか、ミュージカル自体
初体験)だったので、まずは分かりやすそうなものにしようと、日本から
予約しました。なんと、前から5列目の席。大迫力でした。
ワタクシは7~8年前に1度見たことがあるのですが、今回見たステージの
方が、前回よりも圧倒的に感動しました。前回とどこがどうちがうのかは
前回の記憶が薄らいでしまって説明しづらいのですが、なんとなく、コメディー
要素が強くなっていた気がします。その分、後半は駆け足ぽかったですが。

ミュージカル終演後は全客席がスタンディングオベーション。前回の時は
「周りがみんなやってるから・・・」って感じで恥ずかしさを感じつつ、
立ったのですが(いかにも日本人ですね)、今回は「これだけのものを
見せてもらったんだから、立たなきゃダメだろ!」と、当たり前のように
立ち上がることが出来ました。それだけインパクトが強かったですね。

この日の夕食は、昼間に食べたホットドッグが重すぎて、食欲が起こらず。
ホテルに帰ってすぐに寝ました。

長かった旅もようやくラスト(最終日はホントに移動だけだったので書くことが
ありません)。ニューヨークに行った真の目的が明らかになります。



カンクン&ニューヨークの旅5日目~未練~

2006-10-03 16:25:24 | 
いよいよ今日はカンクンを立つ日。
メキシコには10年ほど前、アメリカ旅行の際に少しだけ
立ち寄ったことはあったのですが、本格的にメキシコへ旅に来たのは
今回が初めて。
まあ、カンクンという街は「本来の」メキシコからすると、かなりアメリカ
ナイズされた街のようですが、それでも、異国情緒という点ではワタクシの
記憶の中でもクッキリと鮮明に残りそうな、独特の空気感を持っている街
でした。体調を崩したこともあり、「満喫した!」と言い切れないのが
心残りです。
リゾートとしての機能、雰囲気、そして歴史遺跡など、旅の要素をしっかり
兼ね備えたこの街は、誰にでも自信を持って「良いところだから一度
行ってみなよ!」とオススメできますね。

飛行機の中から街を見下ろすと、美しい海と砂浜が際だっていました。


いつのことになるか分からないけど、もう一度、必ず訪れたいと思います。
次は胃痛のリベンジをして

毎食メキシカンを食いまくってやる!

・・・ってそんなことを考えているから体調を崩すんだよなぁ。

カンクンからニューヨークへは直行便で4時間ほど。結構あっという間に
到着して、リゾートとは対極の大都会、マンハッタンへ。
夕方の到着なので、タイムズスクエアの当たりに夕食を食べに行くだけで
終わってしまったのですが、胃の調子が良くなって来たことをいいことに、
TGI FRIDAY'Sでステーキを食べてしまいました。
全て平らげることが出来た自分にビックリ。どこまで食い意地が張ってるんだ?

翌日は夜まで特に予定を決めず、プラプラとマンハッタン散歩の予定。
夜にはニューヨークのメインイベント、ミュージカル鑑賞が待っています。

カンクン&ニューヨークの旅4日目(後編)~交渉~

2006-09-26 17:36:43 | 
前回からだいぶ間が空いてしまいました。
記憶が薄れつつある部分もありますが、続きを書きます。

前回の最後にマヤの人々にとって、水は貴重だったという話を
書きましたが、ここユカタン半島には、地下を流れる水脈に
通ずる穴がいくつも空いているそうです。
これらの穴(泉)は「セノーテ」と呼ばれ、やはり神聖な物として
崇められたようです。トップの写真の「セノーテ」は、チチェン・イッツァ
遺跡内にある物ですが、ここにもやはり生贄が捧げられていた
らしく、以前の調査で人骨や副葬品が多数出てきたとのこと。
この遺跡って、美しさと背中合わせに「死」に彩られているんですね。

生贄と言えばもう一つ、こんな遺跡もありました↓



ここは戦士の神殿と呼ばれる遺跡で、(見難いですが)中央にあるチャック・
モールという雨神の像に、生贄の心臓が捧げられたようです。
エル・カスティージョも、この戦士の神殿も、以前は上まで登れたようですが、
今は一切立ち入り禁止。遺跡保護のためには仕方ないのでしょうが、ちょっと
残念でしたね。

さて、遺跡とこの「セノーテ」をつなぐ白い道(石灰岩質のため白い
らしい)は月明かりに照らされると輝くため、「月の道」と呼ばれて
いるのですが、この道の両サイドにびっしりと、現地の人々が露店を
出しているのです。売っているのは民芸品。中にはその場で木を削って
置物を彫っている人なんかもいて、なかなか見事な物です。
で、道行く人々に声をかけるのですが、だいたい決まって「ワンダラー(1$)」
「オールワンダラー」って言うんですね。
まさか、あんなに大きな置物は1$の訳はないよな・・・などと
興味を持って「これも1$?」と聞いてみると、「10$」と即答(^^;)
この地域では正価があってないようなものですから、交渉次第という
事は知っていたのですが・・・小春さんと二人「絶対ぼったくられるな、
これ」という話になり、ここでのお土産購入はやめました。

一通り見終わった後、自由時間と言うことになったのですが、20分程度
しかなく、チチェン・イッツァの中でも「旧チチェン」と呼ばれる
遺跡の方は見に行く時間が無く断念。次にいつ来ることが出来るのか
まったく分かりませんが、もし、来ることが出来たなら今度は旧チチェンの
方も見ようと心に決め、遺跡を後にしました。

旅行会社主催のオプションツアーと言えば、お土産物屋に立ち寄るのが
定番ですが、今回もその例に漏れず、ジャングルの中に何故か1件だけある
お土産物屋に。さあ、いよいよお土産購入交渉バトルの開始です。
気に入ったのは、一枚の木をくりぬいてスプリング状にした小物置き
(う~ん、表現が難しいな・・・)と、ガラスで出来た、エル・カスティージョ。
最初、お土産物屋のオニイチャンが提示してきた価格は「ふっかけ」て
いる物と決めつけ、その半値ぐらいから交渉スタート。上の二点を買うから
ここまで引いてくれ!、と強行に主張したところオニイチャンが折れ、
提示額とこちらが出した額の間、よりちょっと安いところで話がつきました。
まあ、本当はもっと安く買えるんだろうな・・・と思いながら、まあ、
経験値にはなったかなと、納得の買い物でした。
ちなみに、カンクン出発の日にカンクン空港のお土産物屋にも同じ物が
あり、ほぼ同額で売っていました。空港価格は高めでしょうから、やっぱり
オニイチャンの方が上手だったって事なんでしょうね。

この日の晩はカンクン最後の夜ということで、きちんとしたメキシコ料理が
食べたいと「パロマ・ボニータ」というお店に。(以前は「マリア・ボニータ」
という名前だったようです)
名物の「ケソ・フンディート」(石鍋で煮た、メキシコ風チーズフォンデュ)
を楽しみにしていったのですが、ワタクシの胃はまだ本調子ではなく、チーズは
おいしい物のやはり荷が重くて・・・。一方小春さんは苦手なコリアンダー
(パクチー)がふんだんに使われていたため、ほとんど手を付けることが出来ず。
悲鳴を上げそうになる胃を押さえつけながら、二人分を完食しました。
たぶん、「残せばいいのに」という方もいらっしゃるでしょうが、何分

根が貧乏性なんです(ToT)

食べられる時に食べないと気が済まないんですね。まあ、世界共通語に
なって欲しい「もったいない」を体現しているということにしておきましょう。

いよいよ翌日はカンクンを後に、3年ぶりのニューヨークへ出発です。

カンクン&ニューヨークの旅4日目~悠久~

2006-08-07 18:51:39 | 
更新がすご~く遅くなってしまいました。スミマセンm(__)m
今回は予告通り、マヤ文明遺跡「チチエェン・イッツァ」を訪れた時のことを。

メキシコという国には、いくつかの高度な文明があったことが確認されています。
カンクンのあるユカタン半島には、その内の一つ、マヤ文明の遺跡が数多く
残されており、「チチエェン・イッツァ」遺跡は、その中でも最大級を誇る
遺跡です。
カンクンから車で約3時間。カンクン周辺の観光スポットとして、絶対に外せない
場所です。

4日目。万全とは言えないまでも、出歩くことが苦痛ではないぐらいまで回復した
ワタクシと小春さんは、日本で予約した「チチエェン・イッツァ日本語ツアー」に
参加しました。参加者はワタクシ達を含めて8名。ガイドさんの解説を聞き
ながら、ジャングルの中の高速道をひた走り、遺跡を目指します。道が悪いと
聞いていたのですが、思ったほどでもなく(マンハッタンの方がよっぽどひどい
ところもあった)、ついウトウトとしている内に、遺跡の目の前まで来てしまい
ました。

遺跡に到着すると、まあ、いるわいるわ。観光客の群が。カンクンの町中では、
「観光客」というより「バカンス」という感じの方が多いのですが、ここはやはり
別格。大型バスで乗り付けたツアー客で一杯です。思ったより近代的なゲートを
抜け、林をくぐり抜けると、いきなり目の前に現れるのが↑の写真の遺跡。
「エル・カスティージョ」と呼ばれる、マヤ文明最大のピラミッドです。

マヤの人々は非常に天文学的な知識と素養があり、このピラミッドも、天文学的
知識を駆使して作られているそうです。
ピラミッドの周囲4面には階段がありますが、1面の階段が91段。全ての階段が
91×4=364。最上段の神殿部にある1段を足すと、1年の日数である365
日になるという計算。つまり、このピラミッドはカレンダーになっているのです。
これだけで「スゲェー」と思ったのですが、さらに大仕掛けが。

正面(だと思われる)の階段の一番下に、こんな石像がくっついています↓



この石像、ククルカンという羽の付いた蛇の神様の頭なのですが、なんと1年に
2回だけ、このククルカンに羽が生えるというのです。
まあ、さすがに羽毛のフワフワした羽が生えてくるわけではないのですが・・・
昼と夜の時間が同じになる、春分の日と秋分の日、夕方ぐらいの時間帯になると
階段の脇に綺麗なギザギザ模様の影が現れ、まるで羽が生えたかのようになるの
です。これが偶然ではなく、きちんと計算の上で作られてるのですから・・・
スゴイでしょ!と自慢したくもなります。マヤ人でもないのに(^^;)
この1年2回のイベントは「ククルカンの降臨」と呼ばれ、非常に多くの観光客が
訪れるそうです。

さらにさらに、今現在は中に入ることは禁止されてしまったのですが、
(なんでも階段で転落事故があったため、登れなくなってしまいました)
実はこのピラミッド、二重構造になっていて、ピラミッドの内側にもピラミッド
があるらしいのです。(マトリョーシカみたいな感じですね)
で、このピラミッドの正面でパンッと手を叩くと、中の空間で音が反響して、
何とも不思議な「キュイン」という音が聞こえてくるのです。この音、偶然
生まれたものじゃなくて、「ケツァル」という神様の使いと呼ばれる鳥の鳴き声を
マネしたものだとか。ここまできたら、マヤ人の智慧と技術にただただ感心する
しかありません。

表から見ると美しいピラミッドですが、裏側を見るとけっこう崩れています↓



他の遺跡にも仕掛けがありました↓



ここはピラミッドの脇にある球技場の遺跡です。ここにも音の仕掛けがあって、
観客の声(あるいは王様の声)が良く反響するようになっている上(壁が微妙に
内側に傾いている)、正面の玉座に向かって声を上げると、後ろから声が帰って
くるようになっているのです。一つ一つの建造物に、匠の技を感じます。
この球技場で行われていた競技は、2チームに分かれ、生ゴムで作られた3kg
程度のボールを、壁に取り付けられたリング↓



に、手を使わずに通すことが出来れば勝ち、というものだそうです。
勝利者チームのキャプテンには何と、優勝商品として
生け贄になる権利
をプレゼント!!

・・・って、「普通逆だろ!負けた方が罰として生け贄になるんじゃねーの
かよ!」と、ツッコミの一つも入れたくなるんですが、これには事情があります。

このユカタン半島というところには、川がありません。何故かというと、この
地域の地質が石灰岩質であるため、降った雨は地層にとどまらず地下水脈を
形成して海に流れていってしまうのです。当時の人々にとっては、雨水は生活
用水として無くてはならないものであり、雨神様に生け贄を捧げることによって、
少しでも多くの雨を降らせたいと願っていたのです。雨神様に喜んでもらうため
には、優れた戦士の魂が必要。つまり、敗者ではなく、勝者の魂こそが生け贄に
ふさわしいと考えられていたのです。そしてまた、生け贄に捧げられる事こそ神に
近付くための最高の手段と考えられ、戦士もまた、喜んで命を投げ出したそうです。

ワタクシには全く理解出来ない心理です。もし、ワタクシがまかり間違ってこの
競技に勝ってしまったら、家族引き連れて逃亡するでしょうね(ToT)

生け贄といえば、こんなものも残っています↓



拡大写真がこちら↓



無数の髑髏のレリーフが彫られたこちらの台、戦で打ち負かした他の部族の
戦士達の生首を、生け贄として捧げるためのものだったようです。

あ~、書くことが多すぎる・・・とりあえず、遺跡後編と、この日の出来事
諸々については次回。