【贈る言葉】
『杉本 剣士朗』
新たなスタートおめでとうございます。
ツインズに入って約10年程見てきましたかね（笑）
これだけ仲間が離れる経験をした選手はいないと言えるぐらい、君の周りにいた仲間は離れていきましたね。
ケンシロウにはどうしようもない世界があり
その中で、自分の努力と、周りとの関わりを考え取り組むだけしかできない時間がありました。
大人なら、誰かのせいにして文句を言うか、傷つき落ち込むだけしかできない程の経験の中で、君は明るく振る舞い、自分と向き合い、切り替えながら歩んできました。
本当は傷つきやすく、考え込みやすく、弱気な剣士朗。そんな姿をほとんどグランドでは見せる事なくやり終えた君をコーチは尊敬しています。
中学部に上がり、他人に目を向けている場合ではない時期に入り、沢山沢山怒りましたね…
君のその自分をいつわり表に見せる前に隠そうとするプライドが、次からは弱さになる場合がある事を教えなければなりませんでした。
時に人は素の自分をさらけだして戦わなければならず、誤魔化してはいけない時があります。
人を傷つけても
人と戦っても
人に反発しても
伝えなければならないことがあります。
そこには仮面を被ったお人好しではなく、嫌われる覚悟で本心をぶつけなければならない瞬間があるんです。
それを人は傲慢さや自己中と非難することもあるかもしれませんが、本気だからこそ、
我慢してはいけない
諦めてはいけない
投げ出してはいけない
闘わなければいけない時があると思います。
そんな勇気と覚悟をもった人間味にこそ本当の繋がりを感じるものだと思います。
次からのステージはそんな繋がりこそ力となるステージです。
本心をぶつけ合いながら新たな仲間を作っていってください。
君は素晴らしい人間性を持っているし
人に優劣をつけず皆を愛する才能を持っています。
その、皆を愛し信じる心を失う事なくもっともっと自分を強くし、己に厳しく向き合い、周りをいつも気遣い、本心で人と向き合う人になってくださいね。
長い長いツインズ生活でしたが
あっという間に終わりが来ましたね。
厳しいコーチから離れる事なく信じて付いてきてくれて本当にありがとうございました！
いつまでも周りの人たち皆を信じ愛する剣士朗でいてください。冷めたり見せかけで繋がることなく剣士朗には心から人と繋がり続けて欲しいと思います。
また会う日まで
元気で頑張るんだぞ！
ありがとうございました。
F.C.TWINS.愛知
代表 脇 真太郎
