光を届けるということ

どんな状況だってできることがある

なにもできない・・・

と決めるとそこから動けない


けれど

何ができるかに目を向ければ

必ずあるものです

必ず光はあるのです

気づこうとするか、しないのか

それだけの違いなのです


苦しんでいる人が目の前にいるとき

それが愛する人ならなおのこと

どうしようもない絶望感に飲み込まれてしまうことがあります

不安で、怖くて、悲しくて、自分を責めて、何かのせいにしたくなる


でも

だからこそ、そんなときこそ

笑ってあげる

そばで微笑むという支え方がある

遠くで笑顔で見守る


自分が苦しんでいるときに

たいへんだね、くるしいね、ってずーーっと言われると

すっかりそんな大変で苦しいだけの自分になってしまう

そんな自分しか見えなくなってしまう


つらいその人への思いやりのつもりで全力で苦しみの波動を注いで

這い上がろうとするほんの少しのパワーさえもかき消し

足を引っ張るようなものなのです


相手の苦しみに同調し、同情し続け、そこに居座るのではなく

引っ張りあげるパワーが必要なのです


そんなときこそ、ユーモアや笑いで救われます

他の話で　今いる問題からひと時でも意識が外れると

ほっとしたり気分がガラッと変わったりして

波動が変わるのです。

ほんのひと時かもしれない

けど、時にはそれが大きな気づきをもたらしたり

ふっと緩んだ意識が　目の前にあったトビラに気づいて

チャレンジしようと思えるパワーになったりするもの

思い出してくすっと笑ったりする余裕をくれたり。


かわいそう、なにもしてあげられない、なんてことは決してないのです。

ただ微笑んでさすってあげるだけでも

遠くで信じて笑って過ごすだけでも

必ずその波動は届きます


本当に目の前の人を幸せにできるのは

笑顔とか本当に幸せな人なんじゃないかなと思います。



（ Photo by (c)Tomo.Yun )URL(http://www.yunphoto.net )