KICHI*KITCHEN

我が家の食卓物語

ブリオッシュの食パン

2010-11-12 | お料理
いつものブリオッシュの生地を焼き型に入れて食パンを焼いてみる。



母への誕生日の贈り物ついでの添え物。誕生日だしね…と、ちょっとお花なんか添えてみたりして、模様入りこのパンなら、トースト不要で食べられる。(歳と共にいろんな事が面倒になったらしいので)年々「歯」も弱るお年頃。自分が歳をとった分、親だって歳を取っている。でも田舎では、私の両親もまだ「若いもん」のグループ。先日、電話で「敬老会の打ち合わせに行って来た」と言うので「敬老会に入ってるの?」と、聞いたら「違う!!私たちがお年寄りのお誕生日祝いをしてやると!!」と切れ気味に応えた母。元気、元気。

相変わらず、自分の事だけ話して、途中で「あ、○○子さ~ん、ちょっと!明日の○○会の時間がね~」と、家の前を通りかかったご近所のお友達に話しかけ「じゃ!」と言って突然切る。そんな母のいつものパターンを、時々妹が真似をしてみせる。かなりそっくりで何度見ても笑えるが、母の前で物まねしても本人は実感が無いらしくキョトンとしている。



今年で母はいくつになるのかな…と数えてみる。

専業農家が多いご近所で兼業農家で父がサラリーマンだった我が家には昼間は母しかいないので、近所のお母さん達にはかっこうの「たまり場」だった雨の日の我が家。嫁姑問題に子供の事、様々な悩みや苦労を語り合う時間。同じ世代のお母さん達が集まって、そうやって支え合ったり励まし合ったりして来たんだろうね。今は、もうみんな子供が独立した世代、真夜中に無意味に集まる事もあるようで、偶然実家に帰省していた私たち姉妹。深夜にチャイムが鳴って、お菓子片手に現れたご近所さんに驚いた妹が突っ込みを入れる。
「こんな時間に、大学生かよっ!!」(爆)

当たらずとも遠からず… みんな若い頃に「遊んだ」世代では無い。
戦後の日本をがむしゃらに働いて支えた世代。

だからこそ遅くてなが~い青春時代をみんなで一緒に過ごしてるんだと思う。
のんびりと、ささやかに…そして大切に…



ブリオッシュ生地、参考レシピはCUOCAのブリオッシュスウィート
お花の模様は、渋皮煮をペーストにしてパウンドケーキに混ぜて焼いた物。好きな型にくり抜いたパウンド生地をブリオッシュ生地の上下に貼付けて焼き型に入れて発酵し、焼きました。

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2 コメント

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Unknown (ぶんこや)
2010-11-12 10:48:37
姉さんのお母様、お誕生日おめでとうございます!
すてきに元気に、歳を重ねていっていただきたいですね。これからも。

栗クッキー(?)入りのパン、すごい。すてき!
敬老会のおばあちゃまたちに奪い取られないようにね(爆)
返信する
母の電話 (タルコ)
2010-11-13 19:58:45
こちらにも電話ありましたよ。
「今うどん屋よ。」って。
もちろん言いたい事言って切れました。

今年の年末も深夜にあの夫婦来るのかしら?
あの後寒い部屋に3人追いやられたね・・。
来ない事を祈っています。

今日スーパーで「つみれ」のパックを見て
思いだしたよ。
おたくのつみれ名人元気?(爆)
返信する

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