益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

県境を越えた流域連携!

2008年12月03日 | 木材
県西部の江の川下流、高津川流域林業活性化センターと、山口県の阿武川流域林業活性化センターは、県境を越えた流域連携プロジェクトに取り組んでいます。

この度、山口県の関係者が島根県西部の針葉樹合板工場及び利用間伐の現地研修に来県されました。

山口県作成の資料によると、中国5県の中で山口県の利用(搬出)間伐は低位にあるようで、平成18年度造林補助事業実績で比較すると、島根635ha、岡山539ha、鳥取378ha、広島171ha、山口35haとの報告があります。

こうしたことから、山口県では、利用(搬出)間伐をもっと推進したい思いが強いようです。

そこで、間伐材等を協定等に基づき受け入れている浜田市にある針葉樹合板工場と、邑智郡森林組合の利用間伐の現地を視察研修することになりました。

山口県さんはバス2台をチャーターし、50人近い方々が参加されました。
我々島根県側も同行しました。

合板工場では山口県産材の受け入れの可能性などについての質問や、利用間伐の現地では搬出する森林の見極めなど熱心な意見交換も行われました。


針葉樹合板工場での概況説明


工場


丸太のストックヤード
納材業者ごとに整理されています


チップにも加工されます


針葉樹合板製品


邑南町の利用間伐現地(公社造林地)


プロセッサによる造材


フォワーダによる積み出し


トラック積み込み土場



次の活動は、12月19日に島根県関係者が山口県に視察研修することになっています。

内容は山口県の優良木材認証制度や、山口県産材を使った家づくり、製材工場の見学等を実施します。

隣県の状況を知り、連携することは大変有意義なことと思います。
島根県の関係者の皆さんには奮ってご参加ください。







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