大田市内のヨロイマツの原種は1号から3号まで確認されていますが、3号は松枯れにより枯損したため、平成21年5月頃に伐採しました。(その時の様子はこちら→ http://blog.goo.ne.jp/f-kawamoto/e/3a39665180a1b667858260148f059300
1号と2号については残存していますが、周辺の状況を調査したところ松枯れ被害を受けるのは時間の問題であると判断されたことから、予防措置としてマツノザイセンチュウ侵入増殖防止薬剤を樹幹に注入することとなりました。
平成22年12月16日に富山町にあるヨロイマツ2号、同月20日には久利町にあるヨロイマツ1号において大田市林友会による薬剤の注入作業が行われました。
これらの作業により、マツクイムシ被害が抑止されることを期待しています。
【上が大田市久利町のヨロイマツ1号、下が富山町のヨロイマツ2号です。胸高直径は1号が60cmほど、2号が50cmほどです】
【薬剤の樹幹注入用具一式。右上に見えるのは小型のガスボンベ】
【12月16日に行われたヨロイマツ2号の作業の様子です。まず幹にドリルで孔を開け、ボトルを差し込みます】
【薬剤をボトル内に入れ、蓋をします】
【注入開始。後は薬剤が樹幹内に注入されるのを待ちます。今回は2時間ほどで約1.3リットルを注入しました】
【注入が終わった後はボトルを抜き、孔にゆ合剤を塗って完了です】
【12月20日に実施されましたヨロイマツ1号の作業の様子。こちらは2号と比較すると木の直径がやや大きいため、薬剤約1.7リットルを注入しました】