平成21年1月9日夜から15日の大雪による県央管内の山林への被害が、雪どけに伴い現地確認が可能になったことから、徐々に判明してきました。
奥部はまだ積雪が残り確認できない地域もありますが、現在のところ特に大田市富山町、山口町周辺での山林被害が多く発生しています。
大田市富山町 公社造林地 スギ 40年生
折損木、欠頂木、転倒木等が多数みられる。
大田市山口町 スギ人工林 7~8齢級
欠頂木が多くみられる。
標高の高い地域よりも、湿った雪の降った里部で、特に谷部の7~8齢級のスギ人工林での被害が多い状況です。
今後、どの様に指導しますか? 8齢期の木がバリバリ折れるようでは林家のやる気は無くなります。
保険でカバーできる物とは思えません。 島根県内で森を育てている人間として対策、指導を出して欲しいと思います。
原因としては、「湿った雪がふったところで被害が大きい」とか、「手入れ不足の森林で被害が大きい」とか言われていますが、ハッキリとしていません。原因検証のため県中山間地域研究センター等が実態調査を行う予定で、今後の森づくりに活用していきたいと考えます。
当面は、災害に強い森づくりを進めるため、1本1本の木を元気にする意味からも、間伐の推進が重要と考えております。
また、2次災害を防止する観点からも被害を受けた山林の立木処理に要する経費支援を検討中であります。
森林は経済資源であり、環境資源でもあります。林業に携わる方、所有者の方、県民の皆様とともに元気な森づくりを進めていきたいと考えます。
P.S 回答が遅れました。