「ヨロイマツ」は、樹皮鱗片の下側が反って樹幹を一周する特徴があり、製材すると地形図のような独特な木目があるアマカツやクロマツです。ちなみにこの樹皮鱗片の反りが「武者の鎧の草ずり」の様に見えることから、「鎧松(ヨロイマツ)」と呼ばれるようになりました。
古くから大田市内で点在して確認されており、銘木として珍重されてきました。
大田市林友会では残存木の確認や接ぎ木による増殖など、希少なヨロイマツの保護活動に力を入れています。今回は石見銀山世界遺産センター裏にある、平成11年に4年生の接ぎ木苗を植栽したヨロイマツの展示林(大田市有林)にPRを目的とした看板の設置作業が行われました。
PR看板の設置後は展示林のマツに番号札を取り付ける作業も行われました。今後は番号ごとに樹高・直径・樹皮形状などを記録して台帳を作成し、ヨロイマツの保護と今後の管理を行っていきます。
この看板等の作成費は大田市農業振興協議会の支援を受けています。
前年の活動(ヨロイマツ残存木へマツクイムシ予防剤を樹幹注入)の様子はこちら→ http://blog.goo.ne.jp/f-kawamoto/e/f8744c8b7cd27ec826ec33a61d5fbe7f
【PR看板設置作業中。遊歩道の横に立てます】
【設置完了!】
【看板を設置した後は、展示林のマツに番号札を付けていきます】
【取り付け完了。番号ごとに木の高さ・直径・樹皮の形状などを台帳に記載し、管理していきます】
【作業終了後は参加者全員で記念写真。お疲れ様でした】
【石見銀山世界遺産センターに来られた方は、ぜひとも足をお伸ばし下さい】