山-木-人@育てる.川本/

西部農林振興センター 県央事務所 林業普及第一課・第二課 からの情報提供

vol.38  木材生産団地PJ 香美森林組合へ視察に行ってきました。

2009年02月12日 | 間伐
 県央地域では、安定した木材生産を目指すため「木材生産団地化推進プロジェクト」(地域PJ)に取り組んでおり、路網の整備と高性能林業機械の導入による利用間伐の低コスト化に努めています。

 今回の視察先である香美森林組合は、団地を設定し、路網整備や高性能林業機械等を活用した作業システムにより効率的な事業展開をされています。

 当地域でも利用間伐を低コストで効率的に実施するための参考として、特に森林施業モデル団地の設定、高密度作業道開設、高性能林業機械の導入等について研修させていただきました。

 1月28日(水)、
 森林組合や町担当者などプロジェクトメンバーをはじめ計30人がこの研修会に参加しました。

◇現地視察
 ・平成13年度設定の「谷相団地262ha」
 ・スギ9齢級 4,500本植栽 切り捨て間伐1回済み・列状間伐(3残1伐)
 ・1班4人体制(プロセッサ、スイングヤーダオペ各1名、荷掛け手2名)

 
スイングヤーダで集材し、プロセッサで造材


材は作業道土羽尻に集積し、トラック(11t)で直接運搬搬出する。


◇香美森林組合の概要説明・意見交換
 ・受託林産見積書(提案書)の説明
 ・スイングヤーダ施業について
 ・列状間伐について   など



◇視察結果(感想) 
 ・人工林率70%と高く、団地化が即木材生産に結びつき計画生産が可能と思われる。
 ・機械のメンテナンスが行き届いている。
  プロセッサの刃のキレもよく、購入5年以上の機械も損傷箇所がほとんど無い。
 ・幹線に林道、分・支線として作業道が整備され、機械化、搬出費の低減に資している。
 


島根への帰路、高知県大豊町で樹齢3000年の大杉の見学もしました。


大豊町 杉の大杉  推定樹齢3000年 根元周囲約20m、樹高約60m 


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2 コメント

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Unknown (H)
2009-03-03 20:21:26
 分かりやすい文章と写真の
 素晴らしいレポートですね!
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H 様 (県央事務所 林業普及グループ)
2009-03-05 07:47:09
 当ブログをご覧いただきありがとうございます。
 今後ともわかりやすく記事を掲載していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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