今日も1日 犬日和

コーギーとミニチュアプードルが巻き起こすあれやこれやを書いてます

最期の小遠征

2008-10-28 23:44:18 | イヴ
イヴが逝ってしまった翌日と翌々日は、ヨコスカでアジの競技会だった。
喪に服して行かないつもりだったが、家にいても悲しいだけ。
マリンがお里で1度デビューする記念の大会だし、初代アジワンコの供養はらんやマリンと楽しく走ることだと気持ちを切り替え、参加することにした。

初日はマリンが1度とアトラクションに出陳。
殆ど練習したことのないソフトトンネルがうまく出来るか不安。
結果は、1走目のJPはそのソフトでもたついたもののCRして、6席!
クラブだったから入賞には手が届かなかったものの、上出来だ
AGは、ソフト、スラローム、黒トンネルで拒絶3回取られて失格。
まだまだ発展途上なんだから、よしとしよう。

準備運動のためにとエントリーしたアトラクションのほうが後になって、リラックスしてのびのび走り、過去最高の2席に入賞
1席のボーダーと、本当に僅差だったようだ。

2日目は2度と3度。
そろそろ2度目のCRが欲しいところなんだけど…
JPは、そんなに難しいコースではなかったのに、私が遅れたために回り込まれてコースミスし、失格
AGは、タイトターンがてんこ盛りの、2.5度レベル。
でも、タイトターンの練習は積んできているし、接近戦は得意分野。
6番トンネルは、入れてはいけない右の口が目の前に開けていて、ここで消えるペアが続出した。
らんも大いに引っかかる可能性がありそうなところだ。
この難関を気合で呼んでクリアし、ゴールまでもうちょっと…の16番でバーが落ち、クリーンランならず
もうちょっと大きく回してやればよかったかなぁ。

2日間とも、競技会が終わったあと、チームメイトたちがイヴにお別れをしてくれた。
きっとイヴは、みんなに送ってもらいたくて、大会前日に永眠したのだろう。
アジ自体はあまり好きじゃなかったみたいだけど、いろんな人にかまってもらい、おいしいご褒美がもらえる競技会は大好きだった。
私たちにアジの楽しさを教えてくれたイヴ、ありがとう!
これからもらんやマリンが、もっともっと上を目指して頑張るからね!

千の風になった日

2008-10-27 23:11:19 | イヴ
10月24日

朝4時頃、イヴの甲高い鳴き声で目が覚めた。
様子を見に行くと、サークルの角の部分で、先に進めなくて鳴いていたのだった。
とうとう認知症の末期状態になったらしい。
真ん中に戻してやると吠えるのを止めて、また歩き出す。
大丈夫かな…とベッドに戻ると、間もなくまた吠える。
繰り返すこと4回。
疲れたのか、ようやく横になり、寝てくれた。

寝不足の朝を迎え、リビングに行くと、もう起きて旋回運動をしていた。
足はフラフラ、食事も水も殆ど口にしない。
それでもかなりの速さで歩き、時々先に勧めなくなり、鳴く。
獣医さんで聞いていたように、キャンプ用の銀マットで円を作ってやったら、ぶつからなくなり、吠えることもなくなった。

午前中の仕事を終え、昼休みで戻ったのが1時前。
イヴはと見ると、サークルの中でうずくまり、ハアハアと荒い呼吸をしていた。
かかりつけの先生に電話をしたけど、休憩時間で連絡が取れなかった。
殆どの獣医さんが休憩や往診の、魔の時間帯だ。
午後の診察は、4時から始まる。
とてもこのまま置いて仕事に行けないので、午後の仕事はキャンセルさせてもらった。

4時まで何とかもって欲しい。
祈るような気持ちで様子を見ながら、書き物をしていたら、息づかいが静かになってきた。
落ち着いて寝るのかな?と思ったら、顔を少しもたげ、ゴフッゴフッと2度むせるようにしたのを最後に、呼吸が止まってしまった。
「イヴ、イヴ」と呼んだが、反応はない。
胸に手を当てると、まだ心臓は動いていた。
ぐったりとしたイヴをバギーに乗せて、3分ほどのところにある、全くかかったことのない獣医さんに駆け込んだ。

病院に着いた時、既に舌の色がどす黒くなっていた。
やっぱり間に合わなかったようだ。
先生も、一目見てもう生きてはいないと思ったようだが、聴診器を入念に当ててくれた。
そして…
「残念ですが…」のひと言。
イヴは11歳と10ヶ月ちょうどで、千の風になってしまった。

12年前に菜々を亡くした時は、まだ7歳だったし、治してやれたかもしれない無念さで涙にくれた。
今回は、治療のすべはないと言われていて、ある程度覚悟は出来ていた。
それに、ここ数日の常軌を逸脱した徘徊は、見るに忍びなかった。
最期までよく頑張ったよね。楽になれてよかったね。
だから、涙は出なかった。

放心状態で自宅に戻り、サークルをきれいにしてイヴを寝かせた。
その頃には、もう死後硬直が始まっていた。
その表情は穏やかで、ちょっとしたら目を覚ましそうにさえ思えた。

夫と主治医の先生に連絡し、火葬の手配をする。
もう少し一緒に居たいので、荼毘に付すのは、週明けにした。

どうにも止まらない

2008-10-19 22:13:59 | イヴ
1ヶ月くらい前から、イヴの認知症が進み、それまで出来ていたトイレが急にわからなくなってしまった。
それ以来サークルでの生活になり、時計回りの徘徊と、死んだように眠るを繰り返していた。

それが、ゆうべあたりから徘徊が激しくなっている。
よく目が回らないと感心するくらい、結構な速さで回り続ける。
疲れると寝るけど、1時間もしないうちに目を覚まし、また回り始める。

一体何がイヴを突き動かしているんだろう。
大きな発作の前ぶれでなければいいんだけど…