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南伊勢のみかん 田畑の楽校2019A

2019-09-28 | 南伊勢のみかん 田畑の楽校
9月28日(土)~29日(日)に三重県南伊勢町で行われた「南伊勢のみかん 田畑の楽校」の報告です。

6名の参加がありました。


参加者の声

 私は地元の工場で働いているのですが、職場の近くに過疎化した町があるとは思いもよりませんでした。

 今回、みかんの摘果作業のお手伝いをさせていただいたのですが、作業者一人ひとりの負担にならないよう、各々談笑を交えつつ自分たちのペースで作業を進めており、自分から率先して作業に参加しやすい体験でした。
ただ、本来この地道な作業は少数の人手で切り盛りしているとお見受けしました。
足元に散らばった作業者の手で摘まれた沢山のみかんを畑で見て、日常的にこなされている仕事量のその多さを考えてしまい、自分がここの住人であればどうやって人手不足を解消するかがわからず途方にくれる思いでした。

 夜、別荘のオーナーさんや役場の方々とお話をするご機会をいただき、「南伊勢町では木々を管理する職人がいなくなり、放置林が問題になっている」と伺いました。
畑の近くの木も荒れているとの話もありましたが、自分は全く荒れているかどうかはわかりませんでした。
こうして静かに過疎化の影響は自分たちの知らないところで広がっているのだと感じると同時に、知恵と見識があればその町の人口や活気などの状況が推測できるのだと驚きました。

 農作業から得られる作物がどのように自分の手に届くか想像することは簡単ですが、現実にどのような場所で、どのように栽培されるかは一度現場に立ってみないとわからないことばかりでした。
過疎化と一言で収まってしまう現状といかに向き合うかは人それぞれだと思いますが、人が減っていく町とはどのような町なのか考えるのもまたそこで地元の方のお話を聞くより他はないものだと感じました。
こんな難問が身近に転がっていると気づけて良かったです。

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