JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

ぶどうの丘 田畑の楽校2017G

2017-11-04 | ぶどうの丘 田畑の楽校
「ぶどうの丘 田畑の楽校(はたけのがっこう)」
(山梨県山梨市牧丘)の報告です。

8名の参加がありました。


参加者の声

11月の初めの3連休、どこに行こうかなと考えていたところ、
JUON NETWORKのHPにて「ぶどうの丘 番外編 干し柿づくり」
イベントの参加募集がされているのをみつけました。
前々からぶどうの丘の活動を行っているのは知っていたのですが、
具体的にどのような形で行っているかまではみていなかったので、
今回は単に干し柿づくり体験で終わるのか、
実際に援農的に本格的に作業をするのかどんな感じなんだろうと、
また今までぶどうの企画に参加していないのに
番外編から参加するのもどうなのかなとも思いつつも、
とりあえず行ってみようということで参加してみることにしました。

当日、集合場所の塩山から車にて駐車場としてお借りしているお寺に着くと、
見たことのある立派な墓石が。あの日本が誇る名レスラー、ジャンボ鶴田のお墓でした。
このお墓も実は今回お世話になることとなる沢登さんが作られたということでしたが、
まさか今回お目にかかれるとは思いもしていなかったので、
自分の中での番外編的な喜びとなりました。

作業の方は、沢登農園のお父さんから、
まず収穫するにあたって使用する高枝切狭の使い方の説明から始まりました。
今まで使ったことが無かったので知らなかったのですが、
この鋏は鋏の色のついている面の方が掴めるようになっているのです。
試しにやらせて貰ったのですが、そんな簡単なこともやる時には忘れ、
反対面で切ってしまい、切ると同時に実を落としてしまったのでした。
でもその失敗の経験により、切る際に「色のついてる方を実側にして切る」
ということをまず第一に考えるようになりました。
実際に体験して覚えることの大切さをまず感じたのでした。

その後実際に畑にて収穫となりました。
畑を見て今まで参加されているベテランの方々は皆一同に
「去年よりも実が段違いで多く成っている」と言われていたように、
柿の木はまだこれから伸び盛りという若木のような感じでしたが、実は結構成っていました。
収穫は、高枝切狭や梯子を使用し収穫をする人と、
高枝切狭にて切った枝から干し柿にするのにひっかけやすいように
枝をTの字に残る様に柿を切り取って行く人と
適宜サポートし合いながら行っていくこととなりました。
どちらかというと木から取ることよりも、下で枝から実を切り取る作業の方が
かがんで行うこともあってか思ったより大変だったような気がします。
作業は両日とも天気が大変良く、
2日間とも遠くに富士山が見える景色の中、心地よく行うことが出来ました。

幾つか栽培されている畑の中の1区画の収穫が終わった段階で終了時間となってしまうほど
柿を収穫することが出来、果物の収穫作業がほぼ趣味になっている私にとっては大満足でしたが、
残念ながら干し柿作りに入ることまでは出来ずに今回の作業は終了することとなりました。
翌週及び翌々週と有志の方々で干し柿づくりの作業が行われたとのことで、
今回は干し柿作り作業のほんの一作業を行うことしか出来なかった訳ですが、
つくづく感じたのは食べることはほんのひと時で終わってしまうのですが、
食べられる商品になるまでには物凄い手間と時間が掛かるのだということです。
今の日本ではお金を出せばあらゆる食材が容易に手に入り、
食べることも楽しめる程に豊かになっている訳ですが、
その様に出来るのも生産者の方々の日々1つ1つの地道な作業があってのことなのだと、
1つの商品を作りだすことがどれ程大変なことなのかということを、
改めて思い知らされたような気がします。
ありふれていると「有ること」のありがたみを忘れがちになりますが、
今回の作業を通じて、日々当たり前のように食べられるのは
作られる方々があってのことと認識し、
食事をする際には生産者の方々に感謝の心を持って頂き(食す)たいと思います。

少しでも興味のある方がいましたらあれこれ考えすぎずにまず参加してみてください。
きっと参加して良かったと思えると思います。



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