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信州ビーナスラインの小さなイタリア料理店から

夫婦で営む小さな伊料理店「オステリア白樺」の日々。標高1500mの車山高原は八ヶ岳がのぞめる空気の澄んだところです。

オステリア白樺ができるまで1

2006-07-04 01:37:37 | オステリア白樺のこと

 始まりは、息子の誕生でした。なにか自分で仕事をしたいと思っていた主人と、子供が小さいのに昼夜休日なく仕事をしている主人に少しでも家にいてもらいたいと思った私の意見が一致し、長野へと移住してペンションを始めることになりました。

といっても、皆さんの夢を壊してしまうようで申し訳ないのですが、以前から田舎暮らしを夢見ていた・・・とか、ペンションをやりたかった・・・というわけではないのです。県庁所在地にしか住んだことのなかった私は、公共の乗り物があまりなく車が必需品という場所へいくのはものすごく心配でした。なんたって免許を取ってこのかた運転したことがほとんどなかったのですから

それでも踏み切った理由のひとつは、結婚するまで私がイタリアンレストランで修行していたことでしたあとは食材の助けも借りつつなんとかなるさ、とあっさり決めてしまったのも若かったからなのか向こう見ずなのか、はたまた楽天的なのか・・・?

そうして長野県は白馬村で小さなペンションを1年半続けました。短いようですが、いろいろ考えながらやっていくうち、自分達のやりたい方向というのが見えてきます。
私達はやっぱりお料理にもっと力を入れたい、みんなが同じ時間にそろって同じものを黙々と食べるお決まりのコースではなくて、もっと気軽に自由にできないだろうかと、その頃はまだ漠然とでしたが考え始めました。

白馬村は林や森の多い土地でした。
雄大な山はきれいで見飽きないけれど、湿度が高く降雪が多いことや高原というには標高が低いこと、そして自分達がやりたい方向性を実現させるとなると、違う場所がいいのではないかと考えるようになりました

そんなときに訪れた蓼科。
空の広さに驚きました。冷涼な気候にも惹かれました。
すぐにこの辺りで捜してみようといろいろ調べたところ、この車山高原にたどりついたのです。そして・・・・(2へ続く

信州車山高原のイタリア料理店
オステリア白樺



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