入社してまもなく、たぶん1か月も経たない頃、友人に新しい職場の話をしたらこう言われました。
「新しい職場って・・・ブラック企業なんじゃないの?」
私は友人にこう反論しました。
「そう思えるかもしれないけど、すごくやりがいのある仕事だから今はがんばる!だってやりがいある仕事なんて、世の中そうそうないよね?」
優しい彼女は言いました。「確かにそうかも。でも無理をしない程度にがんばってね。」
本人に反論されたらこう言うしかないですよね。
私だって本当はうすうす感じていました。この会社、なんかおかしい!面接の話や、求人票の内容と違い過ぎるって。でも今は仕事に慣れることが最優先だと思っていました。
ブラック企業って具体的になにがブラックなのか決まりはあるのでしょうか?
厚生労働省のHPにはこう書いていました。
①労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
②賃金不払い残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
少し言い回しがややこしいので、もう少しくだけた表現をしてくれているところを見つけました。
※労働問題弁護士ナビというサイトより引用しました。
全部で10個ありますが、ほぼまんべんなく当てはまっています。
①長時間労働・過重労働
ハローワークでもらった求人票には労働時間として「午前9:00~午後20:30まで8~10時間程度の変形労働勤務 1か月の労働時間177時間以下」と書かれています。
が、ほぼ毎日フルで1日中働いていました。実に11時間30分の拘束時間です。しかも休憩60分と書いていましたが、実際は長くて30分通常15分。ゆっくり座って食事をするなんてほとんどなかったです。
以前の職場では、やむをえず8時間以上勤務時間があるときは、60分の休憩+15~20分の休憩時間がありました。
希望通り本社勤務になったので、お昼は自宅に帰って洗濯物を取り込んだり、家で食事したりできると喜んでいましたが、いくら近所に住んでるとはいえ15分では帰れません。
毎日10時間ほとんど立ちっぱなしで働くので、せめてお昼は60分休憩がほしいと入社1か月くらい経って上司にかけあってみましたが、この発言がきっかけで周りから白い目で見られるようになりました。
私以外のスタッフは、休憩時間が短いことを不満に思っている人はいなかったようです。
そういう不満を口にすることは「怠けたい人間だ」というレッテルを貼られてしまったようです。
長くなるのでいったん切ります。