先週、勢い余って買ってしまったソニーのメモリースティックウォークマン。買った後で、後輩に知れたら『また無駄遣いして!!』と絶対に怒られるとビクビク怯える始末。だったら買わなきゃいいのに・・・。ってことは買ってしまった後に騒いでも始まらない。
どうやったら後輩に怒られずに済むか。そればっかり考え続けた1週間。かずさんに脅され、レオンさんにも脅され、もう怒られるのは仕方ないと諦め半分。万策尽き、レオンさんが、提案してくれた泣き落とし作戦を実行するしかないという結論に達しました。
そのレオンさんに勧められた、泣き落とし作戦とは・・・。
(ぽつんと、思い出したように言い始めてください)
「この間の雨の日、女の子がずぶ濡れになりながら
僕に言ったんだ・・・・、「SONYのネットウォークマン買って下さい」って
そして、泣きながら「これが売れないとお父さんの薬が買えないんです・・・。」って
俺ダメなんだ、ああいうのほっとけなくて・・・
そうしたら、だんだん僕の目頭が熱くなっいて
気づいたら言っていたんだ、「僕にそのネットウォークマン買わせてくれ」って」
(遠くを見ながら)
「女の子のお父さん、良くなったかなぁ」
(ネットウォークマンを取り出しながら)
「これが、その時のネットウォークマンなんだ。」
(後輩を見ながら)
「これで良かったんだよね?」
たぶん、後輩はこれでイチコロだと思います。
是非試してください。
後輩がイチコロになるとは到底思えない内容ですが、残された方法は他にありません。
セリフを丸暗記して今日に望みました。
いつも朝早くから来て、仕事場の支度をしてくれている後輩。みんながいる前で後輩に怒られるのは先輩として恥ずかしいので僕もいつもよりも早く出勤(笑)
緊張の面持ちで職場に入ると、案の定、後輩は一人、机でパンを食べていました。
「お、おはよう・・・」←緊張でややロレツが回ってません。
「おはようございます!ケンタロウ先輩今日は早いですね!」
「う、うん・・・。」
動揺を隠すために後輩の頭をナデナデして気を落ち着けます。
後輩はパンをくわえたまま小走りに給湯室まで行き、僕にコーヒーを淹れてきてくれました。
「あ、ありがと。あのさ・・・。」
もはや緊張のため、自分で何言ってるか解らなくなってます。
「なんですか?」
「薬買ってくれって言われてさ」
「は?」
「あ、じゃなくて、薬買いたいから買ってくれって言われてさ、雨降ってて。」←かなりボロボロ。もはや丸暗記は意味無し。自分でも何言ってるか解らない。
「はぁ?何言ってるんですか?誰に薬買ってくれって言われたんですか?」
「そうじゃなくて、お父さんに薬買わないといけないって・・・」←完全にパニックに陥っている。
「????」
「かわいそうだったからこれ買ったの」←意味不明のままいきなり結末
とネットワークウォークマンを後輩に差し出しました。
「ごめんね」←なんで僕、謝ってるんだろう・・・。
「あーーっ!!まったく!!ケンタロウ先輩またこんなもん買って!!!」
「ひーーっ。ごめんなさいごめんなさい。」
「薬がどうとか、雨降っててとか訳わかんないこと言って!!」
「だってだって・・・」
「だってもヘチマもないんです!!これ幾らしたんですか?」
「本体と、ヘッドフォンで2万円・・・。」←恐怖
「2万円!!!もう絶対許さない!!」←激怒
「ごめんなさい。ごめんなさい。」←必死
後輩はカンカン。怒られちゃた・・・。
プンプンと怒っている後輩の後を追っかけて「ごめんね。ごめんね。」と必死になだめます。
「もうケンタロウ先輩なんか知らない!!」
「もう二度としない。許してくれ~」←なんか浮気がバレた男みたい・・・。
「ホントに?約束する?」
後輩を後ろから抱きすくめ、後輩の背中に顔をこすりつけるように
「するするするする。なんでもするから。」←許してもらうために必死。
「それじゃボーナス入っても高いモノ買わないって約束してください!」
「えっ?それはちょっと・・・。」
「出来ないんですか!!」←また怒り出しそう
「約束します」
なんかとんでもない条件を突きつけられた気が・・・。
どうやったら後輩に怒られずに済むか。そればっかり考え続けた1週間。かずさんに脅され、レオンさんにも脅され、もう怒られるのは仕方ないと諦め半分。万策尽き、レオンさんが、提案してくれた泣き落とし作戦を実行するしかないという結論に達しました。
そのレオンさんに勧められた、泣き落とし作戦とは・・・。
(ぽつんと、思い出したように言い始めてください)
「この間の雨の日、女の子がずぶ濡れになりながら
僕に言ったんだ・・・・、「SONYのネットウォークマン買って下さい」って
そして、泣きながら「これが売れないとお父さんの薬が買えないんです・・・。」って
俺ダメなんだ、ああいうのほっとけなくて・・・
そうしたら、だんだん僕の目頭が熱くなっいて
気づいたら言っていたんだ、「僕にそのネットウォークマン買わせてくれ」って」
(遠くを見ながら)
「女の子のお父さん、良くなったかなぁ」
(ネットウォークマンを取り出しながら)
「これが、その時のネットウォークマンなんだ。」
(後輩を見ながら)
「これで良かったんだよね?」
たぶん、後輩はこれでイチコロだと思います。
是非試してください。
後輩がイチコロになるとは到底思えない内容ですが、残された方法は他にありません。
セリフを丸暗記して今日に望みました。
いつも朝早くから来て、仕事場の支度をしてくれている後輩。みんながいる前で後輩に怒られるのは先輩として恥ずかしいので僕もいつもよりも早く出勤(笑)
緊張の面持ちで職場に入ると、案の定、後輩は一人、机でパンを食べていました。
「お、おはよう・・・」←緊張でややロレツが回ってません。
「おはようございます!ケンタロウ先輩今日は早いですね!」
「う、うん・・・。」
動揺を隠すために後輩の頭をナデナデして気を落ち着けます。
後輩はパンをくわえたまま小走りに給湯室まで行き、僕にコーヒーを淹れてきてくれました。
「あ、ありがと。あのさ・・・。」
もはや緊張のため、自分で何言ってるか解らなくなってます。
「なんですか?」
「薬買ってくれって言われてさ」
「は?」
「あ、じゃなくて、薬買いたいから買ってくれって言われてさ、雨降ってて。」←かなりボロボロ。もはや丸暗記は意味無し。自分でも何言ってるか解らない。
「はぁ?何言ってるんですか?誰に薬買ってくれって言われたんですか?」
「そうじゃなくて、お父さんに薬買わないといけないって・・・」←完全にパニックに陥っている。
「????」
「かわいそうだったからこれ買ったの」←意味不明のままいきなり結末
とネットワークウォークマンを後輩に差し出しました。
「ごめんね」←なんで僕、謝ってるんだろう・・・。
「あーーっ!!まったく!!ケンタロウ先輩またこんなもん買って!!!」
「ひーーっ。ごめんなさいごめんなさい。」
「薬がどうとか、雨降っててとか訳わかんないこと言って!!」
「だってだって・・・」
「だってもヘチマもないんです!!これ幾らしたんですか?」
「本体と、ヘッドフォンで2万円・・・。」←恐怖
「2万円!!!もう絶対許さない!!」←激怒
「ごめんなさい。ごめんなさい。」←必死
後輩はカンカン。怒られちゃた・・・。
プンプンと怒っている後輩の後を追っかけて「ごめんね。ごめんね。」と必死になだめます。
「もうケンタロウ先輩なんか知らない!!」
「もう二度としない。許してくれ~」←なんか浮気がバレた男みたい・・・。
「ホントに?約束する?」
後輩を後ろから抱きすくめ、後輩の背中に顔をこすりつけるように
「するするするする。なんでもするから。」←許してもらうために必死。
「それじゃボーナス入っても高いモノ買わないって約束してください!」
「えっ?それはちょっと・・・。」
「出来ないんですか!!」←また怒り出しそう
「約束します」
なんかとんでもない条件を突きつけられた気が・・・。