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【閉店】今日のラーメン(醤油チャーシューメン@長岡食堂)

2021年02月10日 | 【閉店】ラーメン


今日は晴れ。今日は年休を1日取得したこともあり、今朝は6時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、既に空はうっすらと明るくなってきていて、日の出前の東の空は赤く染まり、東の空から西の空へのグラデーションが美しい。今朝の気温は-3℃で冷たい西よりの風が吹いている。湿度が低くて、空気が肌を刺すような寒さである。
日が昇ってくると、次第に空の青みが増してきた。東の空にはうっすらと薄い雲がかかっていて、朝日が街をオレンジ色に染め上げる。ベランダの外に出てみると、吐く息が白く見えた。足下を冷気が漂っていて、冷たい風が身を切るように寒い。まるで冷凍庫の中にいるような陽気である。

今日は所用があり、実家に顔を出すことにした。緊急事態措置下ではあるが、所用があるのでは仕方ない。その代わり、なるべく時間をかけずに、行ってくることにした。
午前中に家を出ると、日野駅から中央線に乗って八王子駅に向かう。八王子駅で横浜線に乗り換えて町田駅に到着した。町田でお昼を食べていくことにして、JR横浜線町田ターミナル口改札を出た。JR町田駅の東を南北に走る町田駅前通りを渡り、ターミナルロードに入る。

ターミナルロードを小田急線町田駅に向かって80mほど歩いて行くと、左手の角のビルの1階にラーメン屋「長岡食堂」がある。今日はこの店に入ることにした。


店に入る。店内は入口から見て左手に厨房があり、厨房を囲むようにしてカウンター席が12席L字形に配されている他、厨房の正面左手に2人掛けのテーブル席が3卓配されている。入口を入って右手に券売機があって、ここで食券を買う。ちなみに券売機の脇には紙エプロンが用意されていた。


食券を買うと、すぐに店員が出てきたので、店員に食券を渡して料理を注文した。注文したのは「醤油チャーシューメン」と「お茶漬けご飯」である。店員が「お冷やはセルフになっています。アルコール消毒をして、お好きな席にどうぞ」と言うので、券売機の横に置かれた給水器の隣に置かれたアルコール消毒液で手指を消毒する。給水器の隣に並べられた重ねられたコップの山からコップを1つ取ると、給水器で冷水を注ぎ、空いているカウンター席の1つに腰を下ろした。店は女性2人の店員が切り盛りをしていた。清潔感のある店内は、細やかな心配りが伺える。
カウンターの上には台ふきんが置かれている。卓上にはホワイトペッパーパウダーとブラックペッパーグラウンド、箸、ティッシュが置かれている。店員に言えば胡椒がもらえるとのことである。

お冷やを飲んでいると、最初に「お茶漬けご飯」がカウンターの中から出された。続いて「醤油チャーシューメン」がカウンターの中から出された。


「醤油チャーシューメン」の麺は中太のストレート麺で、濃い琥珀色の醤油スープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが5枚とナルトが1枚、メンマ、ホウレンソウが載せられていて、海苔が1枚添えられている。スープには刻みネギが少量浮かべられている。


「お茶漬けご飯」はラーメン丼よりも一回りちいさいお碗に魚沼産コシヒカリのご飯が盛られていて、その上に刻みチャーシューと刻みネギ、刻み海苔が載せられている。


まずはラーメンに添えられたレンゲを取り、ラーメンのスープを掬って口に運んだ。表面に膜の張ったスープは厳選した豚ガラ・豚背脂に上質な鶏ガラを加え、長時間煮込んだスープに厳選した超特選醤油にシイタケ・昆布をふんだんに使用して長時間熟成した「再仕込み製法」にこだわった醤油ダレを合わせているとのこと。軽快かつ深みのあるスープは醤油のインパクトにまろやかな風味が濃厚な旨味を引き立てていて、甘みも感じられる。スープには仕上に大量の生姜を加えており、清々しい生姜風味が感じられて美味しい。


続いて麺を食べる。四之宮商店製の麺は複数の小麦粉をブレンドした特注麺で、スープとの相性を考えやや平打ちに切り出し、仕上げているとのこと。モチモチとした食感にツルツルとした喉越しが美味しい。スープがたっぷりと絡み、麺と同じくらいの太さのメンマが食感にアクセントを与えている。
麺を食べながらチャーシューを食べる。旨味の強い腕肉をスープでじっくりと煮込んで出したというチャーシューは大きく、しかも歯応えが感じられるほどの厚みがある。赤身と脂身は割合はまちまちで、さまざまな部位があるようだ。噛めば噛むほど肉汁が口の中にほとばしるような味わいで、それぞれの食感や脂の違いが楽しめる。チャーシューを楽しみながら麺を食べる。

麺の上に載せられたホウレンソウはスープをたっぷりと吸って、ジューシーで美味しい。ラーメンに彩りを添えているナルトを一口で食べてしまうと、ひたすら麺を食べた。最後のチャーシューを惜しみながら大事に食べた後は、麺を一気にすすった。
丼の中の麺があらかた無くなってしまったところで、「お茶漬けご飯」を食べる。この「お茶漬けご飯」はラーメンのスープをかけて食べるお茶漬け専用飯である。そのまま食べても美味しそうだが、早速、ラーメンのスープをレンゲで掬って、「お茶漬けご飯」に注ぎ入れた。


ご飯が浸るほどにスープを入れると、ラーメン丼の中に残ったスープはだいぶ減ってしまったが、まだ底の方に少し溜まっている。まずはラーメン丼の縁に貼り付けられたように残っている海苔を1枚取ると、「お茶漬けご飯」のご飯をくるむようにして食べる。「お茶漬けご飯」に載せられた刻みチャーシューは皮付きで、さまざまな食感が味わえる。ラーメンに載せられたチャーシューとはまた異なる食感が美味しい。残ったご飯はレンゲで掬うようにして食べた。ショウガのキレを感じるスープをたっぷりとまとったライスは、味わい深い重厚な味わいで美味しい。

サラサラと「お茶漬けご飯」を食べていると、あっという間にお碗が空になった。最後にラーメン丼に残ったスープを飲み干し、完食。美味かった。大満足である。コップに残った冷水も飲み干すと、食器類を全てカウンターの上に上げて席を立った。店を出ると、ラーメンを食べて熱くなった体に、外気が涼しく感じられる。

食後に町田マルイの中にあるカフェでコーヒーを飲んで、少し休憩をする。すこし落ち着いたところで、店を出ると小田急線町田駅まで歩いて行った。小田急線町田駅から藤沢行きの快速急行に乗って藤沢に向かう。車内は空いていて、席に座ると瞼が重くなってきた。心地よい眠気に身を委ねていると、電車は藤沢駅に到着した。
日中は晴れて、上空には青空が広がった。上空には薄い雲がかかっていて、柔らかい日差しが降り注いでいる。昼間の最高気温は13℃で湿度が低く、弱い南よりの風が吹いている。乾いた空気が冷たかったが、春の足音が少しずつ確実に近づいてきていることを感じさせてくれるように、ヒンヤリとした風が心地よかった。

藤沢で片瀬江ノ島行きの各駅停車に乗り換えて隣駅の本鵠沼駅に到着すると、実家に歩いて向かった。実家に行ったついでに、近所の馴染みの理容店で散髪する。前回、散髪したのは4ヶ月前で、緊急事態宣言が無ければ、先月に散髪に行く予定だったのだが、なかなか行くことができなかった。ようやくスッキリした気分である。
緊急事態宣言下ということもあり、実家で所用を済ませると、早々に帰宅する。小田急線とJR線を乗り継いで日野駅に到着すると、甲州街道沿いを歩いて帰宅の途についた。上空には澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いているのが見えた。


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