連休明けの今日は晴れのち雨。今朝は東の地平線付近には雲がかかっているものの、上空には澄んだ藍色の空が広がっている。朝の気温は3℃で弱い西よりの風が吹いている。出勤のために家を出ると、吐く息が白く見えた。
毎日、出勤時に空を見上げるだけでは、日の出の時刻が早くなっていることに気付かないが、週末を挟むと、急に空が明るく見えて、春が近づいていることを実感する。今日は夜、雨が降るとの予報に折り畳み傘を持って出勤した。
午前中に見えていた青空は、昼前に雲が広がってきてきて、日中は日射しが無くなってしまった。昼間の最高気温は14℃で、午後から南よりの風が吹いてきた。湿度が低く、風がヒンヤリと感じられるが、過ごしやすい陽気ではある。
今日は夜、写真部の例会があって、これに出席する。今日の午後は新型コロナウイルス感染症対策の基本方針が政府から発表された。そんなこともあって、例会後に開催していた懇親会も当面の間、中止となった。しかし、例会が終わった後は、反省会と称して有志で新宿駅西口の居酒屋で飲むことになった。居酒屋は閑古鳥で空いているだろうと思いきや、どの店も意外に混んでいた。
今日も1時間半くらいで中締めとなった。明日も仕事があるので、早く帰りたいところである。店を出ると、雨がポツリポツリと降っている。雨が降らない内に早く帰ろうと、新宿駅に向かうと、混雑を避けて、中央総武各駅停車線に乗る。電車は武蔵小金井行きで、終点の武蔵小金井駅でホームに降りた。
今日の飲み会で食べた料理はどちらかというと酒のおつまみ系が多くて、ご飯ものが少なかったこともあり、少々小腹が空いている。ということで、帰りに〆のラーメンを食べて帰ることにした。
改札を抜けて駅北口に出ると、外は雨は止んでいたものの、路面はしっとりと濡れていた。駅北口のMEGAドン・キホーテ武蔵小金井駅前店の北側を東西に延びる上の原通りに入ると、MEGAドン・キホーテ武蔵小金井駅前店のちょうど裏手付近にラーメン屋「九州らーめん くう」がある。今日はこの店に入ることにした。
店に入ると、左手に券売機があり、ここで食券を購入する。メニューは「とんこつラーメン」「赤ラーメン」「味噌ラーメン」「味噌赤ラーメン」「つけ麺」「赤つけ麺」「味噌つけ麺」「赤味噌つけ麺」に加え、「野菜ラーメン」「野菜つけ麺」「月見つけ麺」にそれぞれ赤、味噌、味噌赤のスープの組み合わせた麺類や「和風つけ麺」「月見つけ麺」「生姜ラーメン」「和風ラーメン」「冷やしラーメン」「冷やしラーメン(赤or味噌or生姜)」「冷やしラーメン味噌赤」「温中華」といった各種麺類、各種トッピング、半ライス、ライス、ネギチャーシュー丼、生ビールその他ドリンクで構成されている。なお、この時期は「冷やしラーメン」各種は最初から赤い×のランプが点いていて、注文は出来ないようである。
食券を購入すると、店の奥に進んだ。店内は入り口からみて券売機の奥の左手に厨房があり、厨房を囲むようにしてカウンター席が9席配されている。
空いているカウンター席に座ると、店員がお冷やをカウンターの上に置いたので、食券を渡して料理を注文する。注文したのは「味噌ラーメン」である。ラーメンを注文すると店員に麺の太さを聞かれた。麺の太さは「細麺」「ちぢれ麺」「太麺」の3種類あるが、今回は「太麺」で注文することにした。
カウンターの上に置かれたお冷やは冷ジャスミンティーである。喉が渇いていたので、まずはコップの冷ジャスミンティーをゴクゴクと飲んでしまうと、空になったコップにカウンターの上に置かれているお冷やのポットから再び、冷ジャスミンティーをそそぎ入れて、卓上に置いた。
カウンターの上にはお冷やのポットの他に醤油と酢、ブラックペッパーグラウンドといった各種調味料と、レンゲ、楊枝が並べられている。卓上にはブラックペッパーグラウンドと紅ショウガ、おろしニンニクといった調味料や薬味の他、箸と楊枝が置かれている。席の背後の壁にはティッシュボックスが掛けられていた。
しばらくして、カウンターの中からラーメンが出された。「味噌ラーメン」の麺は太麺というよりも自分的には中太麺といった感じである。麺は豚骨味噌スープに浸かっていて、麺の上にはチャーシューが1枚と半個分の味玉、モヤシ、刻みネギが載せられていて、黒胡椒が振りかけられている。
あらためて、お冷やを少し飲んで喉を潤すと、まずはレンゲを取ってスープを掬って口に運んだ。スープはあっさりとした飲みやすい味噌スープで、表面に飴色の焦がしたニンニクの小片が浮かんでいる。ニンニクのコクがあって美味しい。
続いて麺を食べる。中太の麺は手もみ麺でつるつるとした喉越しともちもちとした食感をあわせ持つボリューミーな麺である。麺を食べていると、モヤシや刻みネギが麺に絡まって、口の中に入ってきた。モヤシのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、なかなか楽しめる。
麺を食べながらチャーシューを食べる。薄くて大きいチャーシューは肉質系で、スープを吸って箸で持ち上げると崩れるくらいに柔らかい。口の中に入れると、舌の上でホロホロと崩れるようである。味玉は黄身がとろけるように美味しかった。
麺をあらかた食べ終えると、丼を傾けてスープを飲み干し完食。最後にコップに残った冷ジャスミンティーを飲み干すと、席を立って店を出た。
再び武蔵小金井駅に戻ると、今度は中央線快速電車に乗って、帰宅の途につく。
日野駅に到着すると、弱い雨がパラパラと降っていた。