今日は曇りときどき晴れ。今朝は上空に雲が浮かんでいるものの、青空が広がっていて、朝日から強い日射しが降り注いでいる。今朝の気温は26℃で昨夜は熱帯夜となった。湿度が高く、蒸し暑い陽気である。
日中は雲が広がってきて日射しがほとんど無くなった。午後から北風が吹いていて湿度が下がってきたものの、昼間の最高気温は35℃を若干下回るくらいで、かなり暑い。外を歩くには汗拭き用のタオルが手放せなかった。
今日は仕事の帰りに先日購入したミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D M10 MarkⅡ」のライブコンボジットを試してみることにする。来月下旬に三泊四日の出張に行くことになっているのだが、その際に星空の撮影に挑戦することを考えている。
オリンパスから出されている「写真で星を楽しむ 星空フォトレシピ」には「オリンパス独自のライブコンボジット機能をを使うと綺麗な夜景と星空を同時に撮ることができる」とある。先日の写真部の講習会でもライブコンボジット機能を使用した撮影が紹介されており、この機能をマスターしておきたいところである。
都心でも星の軌跡をバックにした都庁の写真などが紹介されていて、仕事の帰りに星空撮影に挑戦しようと思ったのだが、生憎今日は曇っていて、星空は望めそうにない。そこで、まずは手始めに自動車の光跡を撮ってみることにする。
新宿駅西口の小田急ハルクと小田急百貨店の間にかかるカリヨン橋から小滝橋通りを撮ってみることにした。三脚を橋の手すりに固定し、リモートケーブルをカメラ本体に装着する。パンフレットによると星空の撮影の場合、「ピントはマニュアルフォーカスで合わせる」となっているので、MFで焦点を遠方のビルにあわせて撮影をする。
カメラを起動し、モードダイヤルを回し、M(マニュアル)モードにしてシャッタースピードを遅くしていくと「LIVE COMP」の表示が出てくる。MENUボタンを押し、コンポジット撮影設定から1コマの撮影時間を設定するのだが、ここでハタと悩む。1コマの撮影時間はデフォルトでは1秒になっているのだが、1/2~60秒の間で選択できる。とりあえず、車の速度は早いということを考慮して1/2秒にして撮影してみることにした。
画面の指示に従ってレリーズボタンを押して、シャッターを切る。再度レリーズボタンを押すと撮影が開始される。何秒くらい撮ればよいのか分からなかったが、画面を見ながらおおよそ20秒くらい撮ってみる。レリーズボタンをもう1回押すと撮影終了である。だいぶ画面が明るくなってしまったが、車の光跡を撮ることができた。
ちなみに同じ設定でバルブ撮影をすると画面が真っ白になってしまった。
ライブコンポジットは設定した露出時間で連続して複数枚撮影し、明るさの変化のあったところをカメラ内で合成する機能である。いわば、1コマ 秒の写真を何枚も重ね合わせているのと同じである。これならシャッターを開けっ放しにするよりも簡単に光跡の写真を撮ることができる。
場所を変えて新宿アイランドタワービル前で写真を撮ってみる。この「LOVE」の文字のあるスポットは西新宿のランドマークにもなっている場所である。ここでも撮影時間を1秒にして10秒程度撮ってみた。目の前を人が通ると、「LOVE」の文字が白っぽくなってしまう。人が通らない程度にシャッターを切ってみたが、普通に撮影するのとあまり変わらない写真になってしまった。
続いて、新宿野村ビルと損保ジャパンビルとの間ではサザンオールスターズのトリビュートバンドが野外ステージをしているのを聞きながら新宿駅南口に回った。
新宿小田急ミロードと新宿サザンテラスとをつなぐミロードデッキの上から写真を撮ると、こちらは道路幅が広いこともあって、少しは人に見せられるくらいの写真となった。
更に、新宿サザンテラスから代々木方面を望みながら鉄路を撮ってみる。鉄道の場合は軌道の上を電車が通るので、道路のように光跡がぶれない。細い光跡が何条にもなって線路の上を伝っている。
フォーカスが甘かったようだ。背景のビルがかなりぼけている。パンフレットにはマニュアルフォーカスで撮影とあったが、オートフォーカスでもいいような気がしてきた。
夜になっても気温はあまり下がらず、蒸し暑い陽気である。撮影しているうちに汗だくになってしまった。とりあえず、今日は一旦引き上げることにする。また時間を見つけて試してみたい。
撮影機材を片づけて帰宅の途につく。家に着くと、早々に風呂に入って、汗を流した。