広島の人・エポカわ~るど編集日記

広島の人に関する情報誌HP「エポカわ~るど」の姉妹編として、情報を提供します。

リコーダーアンサンブルを楽しむカウォティム・リコーダー・アンサンブル/代表・小林惇さん

2013年07月27日 05時53分27秒 | 日記




 広島市内にある「カウォティム・リコーダー・アンサンブル」は1981年に設立。それからおよそ30年間に開催された定期演奏会は13回を数えます。
楽団のモットーは「リコーダーアンサンブルを楽しむこと」。毎週土曜日に開催されている練習の様子を見学したところ、真剣な表情のなかに和気あいあい。まさにモットーどおりの練習風景でした。 
 
詳細⇒http://www.epocaclub.com/epoca95/3recorda.html


 小林惇(81歳)さんは広島大学の名誉教授。マイマイの心臓・口の動きの仕組みの研究が専門。趣味でリコーダーを始めたのは30年前。それからずっとカウォティム・リコーダー・アンサンブルの代表を務めており、メンバーから信頼されている。
「初めはアルトだったんですが、やがてバスに代わりました。リコーダー演奏はみんな腹式呼吸しますが、特にバスは肺活量が大きくなければいけません。
おかげさまで今もすこぶる元気です」
 と小林さんは笑う。

 この楽団の素晴らしいことは、13回も定期演奏会を続けていること。小林さんは定期演奏会を始めたころのことを次のように話す。
「リコーダーという楽器は基本がソプラノ・アルト・テナー・バスですが、ソプラノより音程が高いソプラニーノやクライネソプラニーノ、バスより音程が低いグレートバスやコントラバスといった楽器がなければ本格的な演奏になりません。これらの楽器がそろい始めてから、第一回目の定期演奏会を1998年に開催しました。みんなから三日坊主に終わるのではないかと心配されたので、第一回目は演奏会”初夏のひびき”、第二回目は演奏会”きらめきの夏”、第三回目は演奏会”秋涼の風”としました。四回目からはどうやらやれそうだということで、第4回定期演奏会としました」

 定期演奏会のほかには、公民館や小学校、福祉施設などで演奏しているとのこと。ある老人ホームの演奏会と島の小学校の演奏会はとりわけ印象に残ったそうだ。
「老人ホームでは、演奏会が終わった後感想を尋ねたところ、元気のいいおばあさんが大きな声で『合格!!』と言ってくださいました。小学校の先生だった方かなと思いました。元気をいただきましたね。
 島の小学校は能美と沖見の小学校です。大歓迎を受け嬉しかったです」

 練習は毎週土曜日の15時から18時まで、広島市東区にある二葉公民館で行っている。
「部外講師にきていただいているのは月に1回、演奏する曲のイメージやリズムコントロールを学んでいます。初心者のための指使いなどの指導は受けていません。先生が月1回なので、いらっしゃらないときは、『あーじゃーこーじゃー』言いながら切磋琢磨しています。入団はどなたでも歓迎です」

 楽器はもちろん自分持ち。グレートバスは25万円、コントラバスになると70万円と聞いて、皆さんの熱心さに頭が下がった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿