広島の人・エポカわ~るど編集日記

広島の人に関する情報誌HP「エポカわ~るど」の姉妹編として、情報を提供します。

「つくれば工房(電子工作)」を主宰する遠藤一太さん&南利次さん

2013年12月14日 20時12分58秒 | 日記
「つくれば工房(電子工作)」を主宰する遠藤一太さん&南利次さん

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「つくれば工房」は、電子工作や電子手芸・紙工作を自由にできるスペースです。
子どもたちを中心に同好者が集い、自分のアイディアで作品を創り楽しんでいます。作品は、電球が点滅するランプや電子音のクリスマスソングが流れるオルゴール、ロボットで自由に動くモーターカーなど多彩。
 工房の運営は、広島大学&呉工業高等専門学校名誉教授の遠藤一太さんと浄土真宗本願寺派(西本願寺)称名寺住職の南利次さんが数人の専門家の協力を得ながら行っています。

詳細 http://www.epocaclub.com/epoca95/6tukurebakoubo.html



【インタビューのポイント】

Q  「つくれば工房」はどんな経緯でできたのでしょうか。

遠藤  私が呉高専の校長をしていたとき、ロータリークラブで新世代奉仕事業のテーマが出ました。そのとき称名寺住職の南利次さんとどんなことをしたらよいか話し合ったところ、子どもたちや高齢者が楽しめる電子工作の場をつくったらどうかということになりました。それが始まりです。

Q  いつ開設されましたか。

遠藤  平成24年12月22日です。

Q  生徒さんは何人くらいいますか。

遠藤  学校ではないので生徒はいませんが、参加者はこども6人、大人4人といったところです。

Q  毎週の制作活動は、いつやられていますか。

遠藤  毎週土曜日、13時~16時にやっています。材料費以外は無料です。

Q  定例的でない講習会の様子を説明してください。

遠藤  第1回目は、昨年の12月、大和ミュージアムで開催しました。50人も参加者があり盛会でした。
  
Q  アルデュイーノの講習会をされていますね。アルデュイーノとはどんなものか簡単に説明してください。

遠藤  一言でいうと、初心者でも簡単に扱えるマイコンボードです。回路やプログラミングに詳しくない人でも、簡単に早く電子回路を使った作品ができます。せっかくモーターカーを作っても、自由に動かせなければつまりません。アルデュイーノはその夢を叶えるものです。

Q  イベントもされているそうですね。

南  呉市中通商店街では土曜夜市をやっていいます。そこに「つくれば工房」も出店しました。作品はいろいろ出したのですが、「ねこかぶり」に人気が集中しました。
「ねこかぶり」は呉工業高等専門学校の学生が開発したもので。猫のデザインの帽子をつくり、眼や耳などに点滅する電球を取り付けます。子どもたちはは大喜びで30個くらい売れました。

遠藤  今年の8月には、山口市で[ものづくり祭典」が開催されました。2千人もの参加者が集う大イベントです。「つくれば工房」も参画し作品を展示しました。

Q  その他にはどんなことをやられていますか。

遠藤  東広島市の小学校に招かれて、出張講習会をしました。「ねこかぶり」を作ったんですが、大人気でしたね。いい思い出になりました。その他に、地元の商店街などから、電子工作作品を作ってほしいという要望があり、スタッフの皆さんの応援を得て今検討を進めているところです。