清水十輝(とき)くんは、弾き語りストリートミュージシャン。
広島本通り近辺を中心に路上で歌を披露。路上ライブの他、さまざまなイベントやライブハウスでも活躍中。ハーフとしてのキャラを生かして、洋楽オールディーズを主に、カバーのレパートリーを増やしながら、バイリンガルでオリジナルな作詞作曲を心がけている。
音楽がもたらしてくれる不思議な感動を人と分かち合いながら、広島で人脈を広げる。
詳細⇒http://www.epocaclub.com/
<一言メモ>
清水十輝(とき)くんは18歳、童顔の人懐っこい青年だった。十輝は本名。周囲の人たちから「ときくん」と親しみを込めて呼ばれている。お父さんはアメリカ人、お母さんは日本人。両親は彼が幼いころ離婚し、今はお母さん、兄さん、妹さんといっしょに暮らしている。
生まれは福岡、4歳から広島で生活している。小学校・中学校・高校に通学せず家で勉強し大検の資格を取ったという。
これはお母さんの方針で、お母さんから英語・国語を習った。英語はバリバリ。
十輝(とき)くんは言う。
「こういった境遇の子どもは意外に多く、数世帯が集まってホームスクールを開きいっしょに学んでいます。ぼくは最初7年、可部のホームスクールで勉強し、後の7年は千代田のホームスクールにいました。
楽しかったですね。仲間の団結力は強く生涯の友だちができました」
十輝くんがギターに初めて触れたのは9歳、本格的に始めたのは千代田のホームスクールのときで13歳だった。
「最初は先生に習いました。上達すると仲間でバンドを組み、千代田祭りや八重管弦祭などで演奏しました。ぼくはベースボーカルやギター演奏をしました。洋楽のオールディーズやオリジナルフォークソングが中心です」
と彼は語る。
当初、広島平和公園の元安橋のところで路上演奏をしていたが、最近はイベント会場や、ライブハウス、小料理「ほの香」、お好み焼き「赤とんぼ」での演奏が主力になっている。
昨年の11月12日、こんな企画を立てた。
『オリジナルクリスマスアルバム300枚が年内(2か月)に売れたら、来春インドに行く』
そうしたら、なんと大晦日に完売した。
彼はインドでの経験を次のように語る。
「インドの小・中・高校に行き演奏。1か月間に2000人の子どもたちと接触し、インド人の友人がたくさんできました。音楽を通じて平和を訴えたのですが、手ごたえがあったと思っています。インドの経験は、これからの人生を生きていくうえで宝物になると思います」
今年の10月31日、半年間の旅に出かけた。北海道から沖縄まで、
全国47都道府県をヒッチハイクするというもの。「1か月に一回は広島に帰ることにしています。忘れられたらいけませんから」
と笑う。
車に乗せてもらえなかったらたいへんだね、というと、
「行く先を書いた看板を背中に背負って歩くので、親切な方が乗せてくださると思っています。いろいろな地域を歩いている自分を想像すると、心が躍ります。ともかくくじけないこと。これを最低の目標に頑張ります」
と彼は答えた。
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