昔 取引先のメーカーのKさんに連れられて 新大久保にある韓国レストランによく行った。
オーダーするのはいつも海鮮で きんきんに冷えた生ビールを一杯
まずはぐぃーと流し込み つぎに韓国焼酎のチャミスルをショットグラスで一杯
また一杯と 何度も一気飲みについ会わされた。
以来、韓国料理=海鮮+チャミスルというイメージが出来てしまい
韓食に対するイメージもかわっていった。
ホンモノはどうなのだろう?
仕事の合間を縫って いま韓国で人気のあるフュージョン料理の店訪ねてみた。
そこは仁寺洞(インサドン)の駅から徒歩で18分
メインストリートの真ん中より一本道をまたいだ小道の奥にあった。
朝鮮王朝最後の王妃・明成皇后(ミョンソンファンフ)の子孫が暮らしていた
正真正銘の王族のお屋敷。
店名は閔家茶軒といい
名前の「閔家」は、明成皇后の一族・閔(ミン)家の名に由来している。
なんでも20世紀初頭に建築家のパク・キリョンが建てた家だそうで、
化粧室と浴室を内部に設置した「改良韓屋」がソウル市民俗文化財15号に指定されている。
東洋と西洋の文化が融合した 当時の時代と流行を垣間見れる貴重なお店
そこで私はシーフードのコースを選んだ
最初に来たのは前菜のミルフィーユ。
薄味で味が無く クリームのしつこさが立ってしまい 正直まずかった。
そして注ぎに出たのが味のないポタージュ
フュージョン料理というので韓国料理のアレンジかと思ったが
これは100%のフレンチだった。しかも私の嫌いなタイプ。
そしてコースはされに続く
次に出たのがマッシュポテトをアレンジしたサラダ。 これもまったく味がない。
クリームの嫌らしさが際立っていてひとくちも喉を通らなかった。
オジさん 「すみません 下げてもらえますか・・・・もう結構です」
支配人を読んで料金を払い 申し訳ないけど、といって失礼させていただいた。
正直 期待した分 失望感は大きかった。
その夜 取引先の社長の接待を受けた。
場所は同じく仁寺洞だった。
こちらは高級焼肉店
刺身や出される料理がどれもおいしく またマッコリの味も最高だった。
焼肉もおいしくて
どれを食べても品がいい。
焼肉に対するイメージが変わった。 その夜、いい感じで酔わせてもらった。
J社長 ごちそうさまでした。
翌朝 私はかみさんとホテルの近くのお粥やに入った。
注文したのはアワビのお粥 かみさんはワタリガニのお粥である。
これも本当にうまかった。
そして出発前の昼食は ロッテデパートの上のレストランで鍋料理をいただいた。
こちらも大変おいしかった。
食べてばかりの出張旅行だったが まだまだ難題も多く
これを機に何度も韓国に飛びそうだ。
羽田から片道2時間 日帰りだって出来る。
まぁ、そうならないことを祈るばかりである。