アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争

社会構造を分析しています。

アメリカは本当に豊かなのか?

2012年10月24日 | 記事
アメリカという国が良く分からない・・・

世界最大の先進国という認識が万国共通の認識ではあると思うが、それは果たして事実なのだろうか?

第二次大戦以降、現在の先進国各国は発達した科学技術を背景に「貧困を克服」し、「豊かさを実現」してきた。「豊かさの実現」を背景に、先進国家全体のあり様は、「私権原理」から「共認原理」へと移行し、秩序へ収束していく大潮流を世界全体で作り上げてきた。

それは、当然の流れであるとも言える。
「貧困」を背景にした「私権闘争」は、「豊かさを実現」することによりその活力源を失う。他人を蹴落としてでもという私権活力は衰弱し、利権や争いよりも安全・安心を求める潮流が主流になるのは、必然であると考えても良いのではないだろうか。

しかし、その流れに唯一乗っていかない国家がある。
それがアメリカだ。
世界最大のGDPを実現し、先進国中の先進国と言っても過言ではないアメリカだけが、共認収束の流れに乗っていかない。

なんでだろう?アメリカは、本当に豊かなのだろうか?先進国では、’70年頃、貧乏人が殆どいなくなって共認原理の社会に移行していった。しかし、アメリカは未だに「力の原理」に立脚し、多くの貧乏人を再生産し続けている。である限り、「共認原理」に移行してゆけない。

そして、「力の原理」に立脚する以上、アメリカにとって武力が究極の命綱となる。しかも、アメリカは世界最大の借金国で、自国の経済を発展させていく為には、手段を選ばない。
「911の自作自演」などを聞くと、「生産財獲得」⇒「市場拡大」の為に、いまだに「侵略戦争」に頼っているとしか思えない。

人類史上に残された最大にして最後の覇権国家(略奪集団)、それがアメリカなのではないか。

ゲン