アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争

社会構造を分析しています。

携帯番号が“背番号”に 移動履歴監視の怖さ(国家による国民総監視時代の到来か)

2012年11月18日 | 記事
いよいよ現実的になってきたのでしょうか。国家による国民総監視時代の到来が。携帯電話番号による国民背番号化の目論みが、かなり現実化されているようです。

『携帯番号が“背番号”に 移動履歴監視の怖さ』http://www.janjan.jp/living/0706/0705316449/1.phpより長いので部分転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ~前略~

●自動追尾システムに代わる携帯電話

 犯罪が起きたとき自白が取れないと、警察は携帯電話の位置情報をとるそうです。保存しているので後で検索できるからです。その人の動きを知りたい時、捜査令状がなくても、携帯電話の会社は簡単に警察の照会に応じて教えるシステムができているそうです。小谷さんは、4月1日から始まった「緊急通報位置通知義務化」の全貌が分かったと述べ、携帯電話と交信しているアンテナ(ビルの屋上などに設置)の位置をもって「位置情報」ということを明らかにしました。

携帯電話の場合、通話していない時もどこにいるか情報を送り続けており、24時間オンにしていると、どこにいるかすぐに分かるそうです。オフにしても基地情報をとっているそうです。基地局は1~2kmの間にあるといわれ、NTTドコモの場合はFOMA機種が対象となり、GPS搭載機種はGPS測位により位置情報が、それ以外の機種は基地局情報が警察など通報先に自動通知される仕組みになっているそうです。「ピンポイントで移動が分かる」と述べ、何十mの範囲で記憶し続けているので、電話番号を入れると現在地と過去に遡って検索できる、と語りました。

●令状なしでも警察の照会に応じる電話会社

個人情報保護法ができた時、社民党の保坂展人衆議員が、携帯電話の位置情報について、法務委員会でNTTドコモの法務部の人間に質疑をしたそうです。警察の位置情報の照会にどうやって応じるのかと聞くと、令状がなくても任意で、(義務じゃない場合でも)どんどん教えている、と答弁したそうです。位置情報をどうやって把握するのか、という質問に対しては「過去ですか? 未来ですか?」とNTTドコモの人間が答えたそうです。未来の場合、電話番号を入れておくとそこから追尾が始まる。過去ではなく、常にどこにいるかリアルタイムで追尾できるシステムになっているそうです。

携帯電話の料金は距離によって電話代が違うので、請求するときどこからかけているのか調べる。データを2~3年保存しており、それが位置データに使われ、アリバイ捜査に使われている状況があることを指摘しました。一応、番号の頭に「184」をつければ番号が表示されないとなっていますが、それは電話レベルのことで、NTTのシステムは全部把握しており、位置情報について権力側が教えてほしいと頼むと、簡単に教えてしまうそうです。今までは照会だったのが義務化されたことで、システムが警察に直結してしまった、と指摘しました。

緊急位置情報システムは地図上に現れます。かけてきた人の位置がわかるので、リアルタイムの追尾も可能となります。「個人情報保護法は、ここまで高度な情報を前提としていない」と小谷さんは述べ、料金以外にも広範囲に使われている可能性があることを指摘しました。裁判に出てくる証拠などからそのような使われ方をしていることが推測できると述べ、「怖い」との感想を漏らしました。

●携帯番号 事実上の国民背番号か

「このような状況になることを予想していた」と小谷さんは述べ、情報公開で総務省の「ナンバーポータビリティー」の検討資料を集めたとき、その中に「携帯番号事実上の国民背番号か」と1行書いてあったことを明らかにしました。携帯電話の番号の国民背番号化を期待していることが総務省の資料に書いてあったことに対し、「たまたまそう思っているだけなのか」と疑念を呈しながら、住基ネットの親玉である総務省が、住基ネットより携帯電話が国民背番号として使えるという認識をすでに持っていることの意味を問題視すべき、との認識を示しました。

「サイバー犯罪条約」に通信業者に対する通信ログの保存義務が盛り込まれていることに言及しながら、「携帯電話の不正利用防止法」「ナンバーポータビリティー」「サイバー犯罪条約」の3つでがんじがらめにした上で、携帯電話の個人情報を犯罪捜査に利用することを(警察は)明言している、と指摘しました。「ひも付き電話番号と照合すると何でも情報が把握できる。普通の人は無防備に持ち歩く。もし犯罪に巻き込まれたら過去のことも全部検索される」と述べ、その危険性を知っているジャーナリストの中には携帯電話を持ち歩かない人もいるそうです。

 ~後略~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(是非、全文一読の上、国民の動きを監視可能にしようとするシステムについて、現状を把握いただければと思います。http://www.janjan.jp/living/0706/0705316449/1.php)

アメリカは、日本の政治家を監視し続けてきているが、その範囲は日本国民にまで及び始めています。「どこにいて、どんな情報のやりとりをして、何をしようとしているのか」を監視し、支配を強めようとしています。

知らぬ間に様々な恐ろしい物語が進んでいますが、そのことをマスコミは一切取り上げないのもおかしい。(これらの情報を得るには、やはりネットしか可能性が無いのでしょうか。)

猛獣王S