アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争

社会構造を分析しています。

アメリカ略奪ビジネスのフロー

2012年10月21日 | 記事
アメリカの略奪ビジネス(「破壊ビジネス」、若しくは「悪夢のサイクル」とも呼ばれる)が進められた1970年代以降の中南米、1980年代以降の日本、1990年代のロシア、東南アジア。
どこも驚くほど似たような経過を繰り返している。

★フローを共通化・整理すると
・資本の自由化・民営化・規制緩和

・アメリカ資本が群がり、バブル的な好景気をもたらす。

・通貨価値や株・土地の過度の上昇。

・ヘッジファンドなどの投機資金が集まり通貨の「空売り」等
 を仕掛け通貨を暴落させる。もしくはバブルのピークを見計らって、
 儲けの上澄みをはねたアメリカ資本が逃げ出す。(刈取り期)

・バブル崩壊、通貨暴落不況

・景気刺激のための財政出動

・通貨過剰によるハイパーインフレ、国家経済の破綻

・(IMFや世界銀行管理によるアメリカ介入→底値で国家資産売却   =2度目の刈取り期)

・インフレ沈静化のための財政引締め

・不況

・さらに景気刺激のためと称して属米政権による資本自由化政策。
 (2度目サイクルに突入、1990年代のアルゼンチン、現在の日本)

・バブル的好景気
(※参考図書:内橋克人氏『悪夢のサイクル』)

・バブル崩壊(アメリカによる3度目の刈取り期)

上記のフローを実行させるため、まず経済学者やマスコミを動員して自由化・民営化・規制緩和・グローバル化が望ましいことであると、属米派を使って宣伝していることもほぼ共通しているのではないだろうか。郵政民営化のように、最初に人々の頭を染め上げてしまうことがカギだ。

※IMFや世界銀行、経済学者など権威あると一般の人が思っている機関がことごとくアメリカの略奪ビジネスの手先であることも驚きだ。ただ彼らの手口を知っていて、IMFを追い出して、経済改革に成功した国もある。


南風小僧☆