25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

男がダメになっているのか

2016年09月29日 | 社会・経済・政治

  これまでの東京都知事は何をしていたのだろうか、と思うくらい、東京都の豊洲新市場の問題が「延期の鶴の一声」で、行政システムの問題、責任の問題、市場の安全性の問題から、談合、ひいてはオリンピックの建造物のことまで広がり、連日、小池主演のドラマが続いているようである。

 一体男というもの、何をチマチマとえらそうにしているのかと思えてくる。小池はストレートに問題の所在を話し、都政をこうしたいとはっきり言っている。都知事は外交や憲法などに関係なく、都の行政を推進していくだけでいいのだから、まい進できるというものだろう。

 それにしても野々村の詐欺事件は前舛添都知事にも飛び火し、富山市にも飛び火し、おそらく全国に飛び火するのだろう。われわれが払う税金である。それを政務調査費などという名目で政治家の懐に入っていくと思うと、憤怒である。なんと器量の小さい男たちばかりかと嘆かわしい。

 男がダメになっているのか、政治家になろうとする男にダメなものが多いのか、こんな政治家の下で戦争など起こしたらたまったものではない。オリンピックひとつで利権が群がる、それを政治家が仲介しているのではないかと想像させる。だったらオリンピックなどやめればよい。ギリシャはオリンピック後、破綻したではないか。

 科学技術が進展しているにも関わらず、人間の欲というのは変わることもない。

 どうやら秋も冬も、大晦日、正月を過ぎ、来年の都議会議員選までドラマは続くようである。一方、安倍政権は着々と憲法改正を伺っているように思える。北朝鮮や中国が逆に追い風を送ってくれているようである。