25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

小池百合子

2016年07月04日 | 社会・経済・政治

  小池百合子が絶妙なタイミングで都知事に立候補した。小池を嫌う都議会や自民党議員はしてやられたと思っていることだろう。別の候補を立てれば、議会への不信感を背景と上からの指令で戦うざるを得ない。自分の党の推薦がなくとも「崖から飛び降りた気持ちで」といって、自民党を説得にもあたり、開き直りをしているところが、この議員の生き抜く力なのだろう。機を見るに敏な参謀がいるのかもしれない。

 僕らの住む参議院選挙はちっとも盛り上がらない。候補者の人柄などもわからない。18歳から選挙権が引きあげられたが、誰に投票すればよいのか、戸惑うばかりだろう。せいぜい岡田民進党党首が、「自分の地元で朋輩の候補者が負けたら、自分は今度の党首選はでない」などとインタビューに答えていたが、これもしらける。都知事戦では対抗馬もまだ出ていない。いわんや自民党と同じ増田元総務省大臣なども候補だ、ともう、これでは民進党もだめである。そんなことを漏らす、「松原」という議員はかねてから口が上すべりするな、と思っていたが、案の定であった。これで、四党連合の対立候補での戦いに水を差した。

 増田元大臣も情勢を見ているのだろう。舛添をおした人達がまた増田元大臣を押すと、都民はどんな反応を起こすのだろうか。これは楽しみである。選挙はよい結果を生む、というわけではないのだが。それにしても小池百合子。やるではないか。