NHKでの「若さと美のヒミツ」を見て、また目からウロコが落ちた。ちょっとの間に研究は進んでいるのである。
一日に7000キロカロリーの食事を摂っても太らない人、太ってしまう人の差は何か、と言えば、ひとつに腸に「腸の痩せ菌=ビフィズス菌、バクテロドスなど」が多いと太らないらしい。そしてこのやせ菌を育てるのは水溶性の繊維質だということだ。食事で言えば、ひじき、ごぼう、納豆、らっきょ、オートミルなどをしっかりとることだという。そして腸の筋トレをすることだという。どうやって筋トレするかと言えば、消化の悪いものを食べるのだそうである。
腸は最も大事なところだと認識していた。セロトニンが90%あり、ビタミンが作られる。栄養の吸収と排泄を行う。腸内100兆にも及ぶ菌はセロトニンなどを運ぶ役目もする。アレルギーにおいても、腸内の環境はきれいすぎてもいかないし、悪玉だけでもいけない。そう認識していた。腸の筋トレとは消化の悪いものを食べることによって、腸の蠕動運動を活性化するということだった。すると縄文人らの食べ物は優秀だということになる。
「若さと美のヒミツ」のもうひとつは血管であった。特に毛細血管である。齢をとってくると血管から老いると言われる。その血管の老い方を顕微鏡写真で見ていたら、なんと血液が十分に巡って、酸素と栄養素を行き渡らせている毛細血管がやや齢をとると曲がってくる。そしてやがて歯が抜けるように消失してしまう。
これをストップするにはやはり軽い運動である。静脈・リンパマッサージもよい。
食べるものでは毛細血管にピタッと貼り付く壁細胞を減らさないことに貢献する沖縄の香辛料 ピーヤシ、それにシナモン、ルイボスティなどがあるらしい。
僕も足が冷えるようになったし、頭の毛が細くなっているので、毛細血管がずいぶん減っているのだろうと思う。なにせ、60歳になると毛細血管は4割ほど減ってくるのだそうである。間伐された山のようなものを思い浮かべればよい。
うん、まあ、厄介なことだ。