25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

客員教授に

2015年05月30日 | 日記

 ぼくはバリ島の人々にとっては貴種流離潭としての人間に違いない。ぼくは自分のことを卑種であるだろうと思うが貴種などとおもったことはない。
 しかしバリ島の人々からしてみれば、経済大国(本当は借金大国)の日本からきて、なにかとても役立ちそうなことを言うからなのだろうか。ぼくの素性な全く関係なく信用してくれる。
 そうそう尾鷲にやってくる貴種を馬鹿にはできない。人間はいつだって、そうなってしまうことがあるのだなあとおもう。
 日本語のテキストを開発した。それをもって、バリ州政府の役人の仲介を得て、バリ医科大学の学長とウダヤナ大学の学部長さん、そこの先生方にプレゼンした。
 翌日はキャンパスと設備の見学を依頼された。看護と介護の日本語コースについては、可能性があるものと思っていた。
余分話として、
日本人は、特に女性の健康寿命が短いこと、日本政府は増える医療費日本人苦しんでいること、美容健康と病気予防だいじにしなければならない、ということ。悪いと思うが、バリ島セラピストの技術、知識が低いことなどを言った。
 なんだかだと話をしているうちに、来週、講座のスケジュールをきめようではないか、という話になってきた。いやいや、僕は今晩帰るのでむりだから、今度にしようということになった。
 こういうわけで、バリ島で2つの講座をもつことになった。僕が生徒を教えるのではない。そんなエネルギーはないと思う。先生たちを教えるのである。
 なんとなく、やれやれというような、やったるかと思うものの、もっとかんがえないとな、とかなにか不思議な気持ちである。
 今、空港にいる。シンとしてかんがえたい。卑種であるだろうことはすぐにわかることだから。