巣立ったペンギンはまったり過ごす

ペンギンは1年をこの遠き地で過ごした。これから先、また目まぐるしい変化が待ち受けるのか。

Server lessなオフィス

2005年04月04日 09時07分01秒 | Others PC
・そもそもサーバが提供する機能
Webやメールのみならず、ファイルサーバやグループウェアなどがある。
いずれも今日のシステムではごく当たり前といっても良いだろう。

・Server lessにするために
自社Webサイトや、ビジネス用メールアカウントなどは最低限必要なものであり、
その会社やオフィスの信頼性のためには、
これらはホスティングサービスを利用するとよいのではないだろうか。

・では、Server lessにできる機能とは
まず、ファイルサーバ。
次にグループウェア。

・ファイルサーバをなくす
NAS、ネットワークストレージを使えば簡単。
導入コスト、運用コストともに、サーバマシンを用いるよりも格安。

・グループウェアをなくす
Winny的な構想だろうか。
各クライアントが1ユーザ、あるいはWindowsのマルチアカウントユーザが
ソフトを使い、ネットワーク上(サブネットマスクなど)で同ソフトが導入されている
他のクライアントに更新情報(スケジュールやメモ)等々を送信する。
1クライアントあたりのライセンス契約ができるので、
明確なコスト計算が可能。ただ専用のソフトが必要になる。
まあ、この点は既存のグループウェアとかわらない。

・Server lessにすることで
この記事上ではオフィスでのServer lessということ。
オフィスに24時間稼動させるサーバマシンや、UPS、
あるいは高速なインターネット回線、高価なネットワーク機器、
さらには電気代を浮かせることができる。

・具体的に
RAID構成のNAS、ネットワークプリンタ、
社内ネットワークの不正な外部アクセスを防ぐ意味で数MbpsクラスのADSL、
(クライアント台数により)スイッチングHUB。
1台あたりのコスト数千円台のグループウェアソフト。
そしてWeb/メールサーバ用のホスティングサービス。

では、Server lessでない場合に必要な環境は?
RAID構成のサーバ機、プリンタ(ネットワークプリンタでも)、
自社Webサイトの快適なアクセスのためにFTTHもしくは数十MbpsクラスのADSL。
同理由から高価なルータ機器。不正アクセス防止のためのHW/SWファイヤウォールなど。
サーバに導入するグループウェア。
サーバ機に採用するOSがWindowsであれば、Windows Serverのライセンスコストも発生。

一番の要は、サーバに関するコストでは?
ホスティングサービスであれば、業者にもよるが、
快適なOS、回線、そしてウィルス対策などが一括で、
それも割安な価格で得ることが可能。
オフィスが利用する容量などでさらにコストダウンが目指せる。
安定性が保証されている事も重要視。

おそらくこれから、こういったServer lessな環境が注視されるだろう。
Linuxが注目されたのは、コスト減が見込めるのではないか、という期待から。
実際のところ、それは難しいということがわかってきた。
では、次はどうすればコスト減できるのか…と。

以上、私なりの考察。
コメント
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