Let's Enjoy Kayak Life !

愛知県の三河湾周辺をベースに気ままなカヤックライフと娘と過ごす日常を綴るパパのブログ。

ポリ艇かFRP艇か。

2015年05月11日 | マリンスポーツ カヤック

なんと!

はやくも台風襲来!




予報だと沖縄地方直撃

心配



こちら東海地方は…

このまま梅雨入り~
なんて…




ところで、
今回はポリ艇とFRP艇の違いをザックリと書いてみました。

今後カヤックを購入しようと考えている方に参考になる?

こんな見方もあるんだなぁ~程度にお付き合い下さい


皆さんが現在乗っているカヤックはポリ艇でしょうか、それともFRP艇でしょうか。

はたまた今後購入予定のカヤックはポリ艇?FRP艇?




自分は、
ツーリングタイプのポリ艇を所有しています。


艇体重量は23kgです。

巡航速度は約8~km/h。
※漕ぎ手のスキルに寄ります


この手のカヤックは、おもにツーリング(乗って遊ぶ)タイプ。

乗りこなせるようになるまでは、ちょっと練習が必要ですが、

風にも比較的強く、多少の波にもまったく動じない為、乗っていてスゴく面白いです。

もっとパドリングが上手くなりたい!

そう思うようになってきます♪

何と言っても水面スレスレを滑るように進む感覚が、堪らなく贅沢な気持ちになります



話は変わって、

ここからは、
FRP製品製作に携わる自分だからこそのお話です


昨年の事、

ポリ艇とFRP艇とでは実際どのくらい違うのか?

FRP製品製作の仕事をしている事もあって、ふとそんな疑問が浮かびました。


そして、ある事にトライしました。



ポリ艇からの型取りです。

まったく同じカタチのカヤックを型取りしてFRP化してみよう!

という事で、

下の画像は実際製作した型です。




そして出来上がったFRPカヤック。




部品を全部取り外したポリ艇カヤックの重量は約22kg。

そして出来上がったFRPカヤックの重量は約16kg。

単純比較は出来ないでしょうが、

充分乗れるように作ってみた結果、
FRPカヤックの方が約5kgほど軽くなりました。

板厚はポリ艇の約半分ですが、艇の剛性は はるかにFRPカヤックの方があります。

対してポリ艇カヤックは、全体的にウニャウニャ感があります。

これは、
パドリングしていて波に突っ込んだ時なんかに良くわかります。

ぼよ~~んブルブル~って感じです


でも、実際はFRP艇と乗り比べない限り分からないかもしれません。

で、
乗り比べた結果、

明らかに違いが分かります。

FRPカヤックは波に突っ込んでもビクともせず、比較的スピードを維持して進みます。

重量も軽い為、漕ぎ出しがとってもスムーズ。

この手の細長いカヤックがFRP製品が多く存在するのも納得です。

欠点を挙げるとすれば、キズが付きやすい所。

砂浜くらいなら、さほどでもないですが、
地面が硬い所ではキズが付きやすいので取り扱い注意です。

ただし、コレもちゃんと直せるのもFRP製品の良い所。

※FRP艇は比較的に穴が空きやすいと思われていますが、
一部のカヤックを除き余程の事がない限り大丈夫です。




かたや、ポリ艇はと言うと、

確かに重量がありますが、
製品板厚もしっかりあるので、割とラフに扱っても大丈夫。

この辺りは、
安心感に繋がる要因かもしれません。

また、
物によっては表面のキズも再処理して直せます。




ポリ艇もFRP艇も、
それぞれ長所と短所がありますが、


航行性能に関しては、やはりFRP艇に軍配が上がる事でしょう。



では実際に購入するとしたら。

ネックは製品価格。


FRP艇は全体的にポリ艇より高価です。


ポリ艇は機械で大量生産されるので、一艇当たりの生産コストが抑えられますが、FRP艇のほとんどは一艇一艇人の手によって作られます。

この違いが直接価格にも反映していると思います。

やはり購入するとしたら安いに越した事は無いと思いますが、

FRP艇は高い!と、

価格だけ見て判断するのはちょっと待って

先に述べた様に、
実際に乗ってみると、明らかに違いを実感出来ると思います。

購入する、しないに関わらず、
もしもFRP艇に試乗出来る機会があれば、是非乗ってみて頂きたい

また、
カヤックフィッシングをされている方は、ポリ艇ですか、それともFRP艇?

今のところ、
装備やラインナップ的に選択肢が多いポリ艇が多く使用されていると思います。


でも、ちょっと考えてみると…


釣りに行く時の装備…

釣竿、ルアーなどの道具、タモ、クーラーBOX、アンカーなど、必ず色々道具を持って行きます。

使い勝手のイイようにとロッドホルダーや魚探マウントなどを取付け~

浜をカートで引っ張り、カートもカヤックに乗せて~

さぁーいざ出撃~~!



ふと考えて、

フル装備の状態でカヤックの総重量は一体どれくらい?

想像するだけでも…



更に想像を膨らませて…


もしも途中で風が吹いてきたら!

万が一船体が浸水してしまったら!


その時に、

しまった~と後悔しない為にも…。


備えあれば憂いなし!


以上。




結局…


書いている内に
何を言いたいのか見失ってしまいました

何か参考になったでしょうか…。


さてと。

お仕事、お仕事…。