長崎での合同釣行を終え、
後ろ髪を引かれる思いと共に九州を南下。
一路、故郷の宮崎へと車を走らせました。
道中は当然ながら熊本も通過します。
今年の4月14日から立て続けに発生した巨大な地震により、甚大な被害を被った熊本。
この地震が実際にどれ程のものだったのか？
そして、
数ヶ月にも渡って今も地面が揺れ続けている日常とは一体どんな感じなのか…
愛知に住んでいる自分には、正直想像すら出来ない状況がそこにあります…
今回はコリン アスリートin 宮崎 ! の予定でしたが、
次回に回して、自分が見た熊本の今を綴りたいと思います。
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長崎自動車道から鳥栖JCTを経て、九州自動車道を南へ。
最初の地震が発生してから2ヶ月が経とうというのに今だ余震が続き、現に当日の午後も震度4クラスの余震が発生しました。
しばらく走ると電光掲示板にこんな表示が出てました。
「災害速度規制中」
「最高時速80km/h」
この表示を見て「震災はまだ現在進行形なんだ」と改めて思いました。
更に走ると、
ま新しく補修された側道が目立つようになり、
熊本市内を通過する頃には至る所で路面が大きく隆起し、
高速道路とは到底思えない程、不自然に右へ左へと道路が蛇行するようになりました。
走行している路面を注意して見ると、
橋脚(川の上などに架かった部分)は恐らく以前の高さで、その周りの路面が崩れたか、あるいは沈下したかで補修されてる様子でした。
80km/h制限とありましたが、
その速度で走行すると車体は跳ね上がりハンドルを取られてしまいます。
ふと周りの景色に目をやると、
青い四角いモノが やけに目に入ってきました。
屋根に被せらたブルーシートです。
ガレキを満載して走り抜けるトラックも数多くすれ違いました。
そんな中を、ルーフにカヤックを積んで走り抜ける自分…
なんだか申し訳ない気持ちで一杯になり、一気に走り抜けたい気持ちになりました。
右に左に。。。
そして、路面の隆起で頻繁に跳ね上がる車体。。。
鳥栖JCTからノンストップで走り続けて、そろそろ休憩しようと途中のサービスエリアに寄りました。
車を止めて、せっかくなので地場の料理を頂こうとレストランに向かったのですが、入り口は封鎖。
入り口に「震災により施設内設備が使用できない状況で、余震が続く中での復旧作業が困難」と張り紙がありました。
これを見て、ついに言葉にならない感情が込み上げてしまいました。
震災は今も現在進行形。
まだ全然終わっていないんだ。
次のサービスエリアまで走る事も出来ましたが、
レストランの隣で営業している軽食コーナーで夕食をとる事にしました。
決して腹ペコだったワケじゃなく、考え過ぎかもしれませんが、ここで消費する事に意味があるんじゃないかと。
そして、この日はそのまま朝まで駐車場の車内で一晩を過ごしました。
たった一晩ですが、震災に見舞われた方々の気持ちを少しでも理解したい。
カッコつけてるワケでもなく、心の底からそう思いました。
テレビで連日報道されていたのを見て、わかったつもりだったんだなぁ…
実際に自分の目で熊本の今を見て、その事を初めて思い知りました。
最近では熊本地震の今を伝える報道は、ほとんどありません。
少なくとも自分が住む愛知では。
けれど、今だに震災は続いています。
携帯でウェザーニュースの「地震ch.」を開いて見て下さい。
今日も熊本は揺れています。
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コリン アスリートの記事を期待して覗きにきていただいた方には誠に申し訳ありませんが、コレを書かずに自分の今回の九州滞在記は語れませんでした。
先に行われた平戸のイベントに参加頂いた方の中にも、被災された人も少なからず居られたハズです。
それでも悲痛な表情を浮かべるでなく、明るく元気な姿を見せてくれていた事に、自分も勇気をもらいました。
自分が今出来る事は何なのか？
それは自分が見た熊本の今を書く事と、
先ずは自分が日々一生懸命頑張る事からじゃないかと思いました。
また笑顔で再会できる日まで〜
自分も頑張ります！
皆さんも頑張って下さいネ ！
ではまた次回 ！
